【心のデトックス】禅を受けてきた

この2ヶ月休職をしてきて、これからも続く見込みである私。一度心をデトックスして自分と向き合いたいと思い、お坊さんから有難い禅を受けられる場所へと向かった。

休職の詳細については、良かったらこの記事を見て欲しい👇🏻👇🏻👇🏻

禅は起きている状態であるが、脳は睡眠時と同じ動きをすると聞いた。普段仕事をしたり、家事をしたり、こうしてnoteを書いている私でさえも、常に『何か』している状態に囚われている。何かしなければいけないと教わった訳でもないのに、何かをしないと生きていけない、そんな気持ちに苛まれている。そこで、『何もしない、考えない』を"する"ことを目的に、夫と禅を受けてきた。

畳の上に座って座禅を組んでへその下に手を置く。色々やり方はあるのだけれど、そこだけを考えすぎずリラックスして行って欲しいとお坊さんは言っていた。座禅は意外と難しくて、渋々あぐらをかいて行うこととした。それでも足は痺れた。

禅をやっている最中には、まず呼吸に集中する。呼吸に集中していることも雑念といえばそうだが、初心者はこれでいいと言う。なので、吸う、吐く、を数えていって自分自身に集中を向けた。へその下に力を入れて。

禅は睡眠時と同じ脳の状態と言ったが、当然寝てしまうとそれはまた別の次元に入ってしまうので眠らないように、少し暗い静かな空間で禅を行っていく。何人かで一緒に受けたのだけれど、誰かの呼吸音が聞こえてくる。不思議な世界に誘われていく。

そう思うとまた自分の呼吸に集中するのを忘れてしまうので再び意識を戻す。『何も考えない』というのは凄く難しくて、何も考えないことを考える、といった哲学的な地点にまでいってしまった。

3セット禅を行った。途中でお坊さんから肩に木の板で叩かれる『あれ』も挟んでもらいつつ、20分を3セット、禅を行った。やっぱり最後の回が慣れてきたのか『何も考えない』時というのを時々後から感じて、無の境地に達していた。『無の境地に達する』とかは没頭の比喩とかで使うけど、これに関しては本当に空っぽの『無』であった。

『何も考えない』時間はあっという間で、考えたが最後、振り返ると一体何だったか分からなくなってしまう。だけど凄く心が満たされたような、いや、老廃物が排出された様な、充実した気持ちになる。まさに心のデトックスである。

今回は初めての禅で雑念だらけで終わってしまったけれど、またしばらくしたら行ってみたいなと思った。頭と心の容量がパンパンだ、と思ったら行ってみるといい。ガス抜き出来る。

次はもっと、雑念を取り払えるといい。