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私の「月経」の経験を語ってみた

最近『フェミニスト現象学』という本を少しずつ読み進めている。

フェミニスト現象学入門―経験から「普通」を問い直す https://www.amazon.co.jp/dp/4779514266/ref=cm_sw_r_cp_api_i_47PoFbS3XKGFJ

この本の中で女性の「月経」について、論じられている。

「月経」は隠すべきものとして私たちの社会に認識されている。

堂々と生理だと言う人、ナプキンを貸し借りする人は私の周りでは見たことはないし、コンビニでナプキンを買う時には紙袋で梱包されている。

最近は助産師さんや女子高生、女子大生がYouTubeチャンネルを開設していたり、性教育が盛んになっており、月経について、ナプキンについて、おりものについてオープンに話す人々も出てきているが、やはり基本的にはそれらは隠すべきものである、という流れは変わっていない。


でも、本来ならば別に隠す必要はないものである。

私も少し自分の「月経」の経験について、語ってみようと思う。

初めて生理が来たのは、小5の夏だった。お風呂で身体を流していると、そこに少量の血液が混ざっていることに気がついた。私は急いで母を呼んだ。母は「あら、生理が始まったのね!!今夜はお赤飯にしよう。」と言っていた。私の中では「月経」=「大人の女性に仲間入り、おめでたいこと」である、という認識があった。つまり、隠すものではなかったのだ。むしろ、誰が早く生理が来るか、競っていたようなところもある。早く生理が来ると、その子は同年代の子よりも大人である、成熟が早い、と示すことができるため、女の子たちの間では生理が来ると、少し自慢げに報告をしていた。私は小学校5年生の頃には今と同じ身長で成長が早かったため、生理が来るのもかなり早かった方だ。同年代の子よりも一足先に大人になったような気持ちになっていた。

ただ、やはり通常は隠すものであり、男子がいるところでは自分が生理であることを隠していた。何となく恥ずかしかったのである。

私の場合は、生理痛がなかったが、周りには生理痛がひどくて、動けなくなるほどしんどい子もいた。生理、という一つの現象をとっても、個人によって全く感じ方が異なるのが不思議だった。

私は生理痛は全くないが、生理が始まる前は何となく体調が悪くなる。身体がいつもより重く感じて、何事も億劫になり、イライラしやすくなる。それ以外にも食欲が増して太りやすくなるという症状が現れる。また、排尿時に臭いがきつくなる。デリケートゾーンが痒くなることもある。こんな風にして自分の身体がいつもとは異なることに気がついていく。

だいたいこれらの症状が出ると、1週間以内に生理が始まるのだ。

人間のからだって不思議だなぁと思う。女性の身体は常に変化するのである。

その後、1-3日くらいは大量の血液が出て、4日目あたりから落ち着いていく。終わりかけには血液が大量に出ている時とは、また違う臭いがする。この臭いがとても不快で、自分が汚れ物になったように感じる。服の上からでもつーんとした臭いがする。

このように生理は血液が排出されるだけではなく、様々な不快な現象を伴って私たちに体験される。

それがこのような「月経」に対する、ネガティブな印象を形作っているのかもしれない。

私たちは自身の「月経」の体験を語ることで同じ悩みを持つ人々と悩みを分かち合うことができるかもしれないし、必要な支援を見つけたり、創出することができるかもしれない。また、これから「月経」を迎える子供たちに対する不安や悩みを軽減できるかもしれない。

私たちはそろそろ「月経」に対する社会のイメージを変革していく必要があるかもしれない。

あ、ちなみに最近デリケートゾーンの痒みに効くお薬を発見した。「デリケア」は私にはあまり効果がなかったが、「あせもクリーム」がとても効く。これを塗っている間は本当に痒みがなくなるのだ。デリケートゾーンの痒みに悩まされてる方は是非。合うお薬を探すのも一苦労だ😂

あまりにも酷いようだったら産婦人科に行くのもいいかも?もしかしたら何らかの病気の可能性も…私も今度病院行ってみよ…








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