見出し画像

考え方のクセ

 最近気分が落ち込むようことはありましたか?と聞かれると小さなことであれば毎日だと答える人も少なくないのではないでしょうか。変化の激しい現在は刺激的でもあり、ストレスフルでもあると言えるのかもしれません。
   
 嫌な出来事があるから気分が落ち込むのであり私たちを落ち込ませたのは「この出来事」が問題だと多くの人は理解しています。
しかし、同じ出来事でも毎日を楽しく過ごしている人とそうでない人は何が違うのでしょうか。実は、出来事をどのように認識するかという「認知」の違いが私たちの気分を左右させていると認知行動療法では考えます。そして、この物事をどのように受け止めるかの認知は、誰もが多少なりともクセがあるのですが、このクセが大きく偏っていると、「認知のゆがみ」として客観的に物事をみられなくなり、気分を害することが増えてしまいます。

 今日は認知行動療法の中の「認知のゆがみ」はどんなものがあるのかについて記載しますね。

■認知のゆがみ

1、全か無か思考
物事を極端に捉え中庸を認めないこと。

2、心のフィルター
悲観的で、世の中や他者、自分の良いところが見えなくなること。

3、マイナス化思考
全ての物事を悪い出来事と解釈してしまうこと。

4、恣意的推論
根拠なく人の心を読み過ぎたり、先のことを深読みし過ぎたりして飛躍した結論を出してしまうこと。

5、拡大解釈・過小評価
自分の失敗や短所は過大に解釈する一方、長所や成功には過小評価をすること。

6、感情的決めつけ
ものごとを理性的に考えず、自分の感情を根拠にして決めつけ判断すること。

7、すべき思考
自分や他者の行動に対し「〇〇すべき」と考えルールを課すことで自分を追い込んでしまうこと。

8、レッテル貼り
自分や他者に対し、「〇〇人間」などネガティブなイメージを作り上げレッテルを貼ること。

9、個人化
関係のないことまで、理由なく自分のせいだと考えて、自己嫌悪に陥ること。

事実をありのままに受け止める。練習していきたいですね。

では、また。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?