ニューノーマルでのお買い物
「ファッションの域をはるかに超えたレクチャーをしていただけたと感じました。とても充実した時間でした。オンライン相談においても、西畑さんにはいつものようにぐいぐい(?)引っ張っていただけてありがたかったです^^(お仕事でのオンライン会議では、ご提案の装いで)緊張しましたが自信をもって臨めました^_^」
「ファッションのことを考えるのは好きですが、やはりプロの方からの言葉は、とても参考になります。「その先の未来へ」つながる思考って、大事ですね。そこから、今読みなおしている本に連想が繋がりました。『シン・ニホン』という本です。「デザインの新しい定義」「目に見えない価値を想像し作り出せるか」という記述や、「未来をつくる人をどう育てるか」は、これまでやってきたこととも重なり、わたしには印象的です。日経の西畑さんの記事(後述)と通じるものがあるような気もしました。」
これらはZOOMを使ったファッションカウンセリングを経て、通販で新たなアイテムを買い足したショッピングご提案後に顧客様から頂いたメッセージです。コロナと共に生活があるようになって数ヶ月、これまで私の主な現場であったショッピングでの店頭は オンライン上にも広げつつあります。
通販ではその場で体感を共有できない。お買い物が単に便利であるとか、予定調和の中でスムーズである、ということを越えていかに価値を発揮できるか?選ぶまでのプロセスを楽しんだり、新たなアイテムを通じた新たな自分との出会いを導けるか?プロとして8年、ブランドや店舗を超えてショッピングの現場に立ちながら今感じた買い物をするという体験について、アンバサダーを務めている日経クロスウーマンのブログに寄稿しました。▶️予定調和を超えた出会い:ただ便利なだけでないファッションの醍醐味に迫る
連日誰もが知るようなアパレルブランドにまつわる厳しいニュースが流れています。洋服の買い物をすることの意味や価値、これからをどう考えていくかといった 【アパレル・洋服だけに閉じない根底の考え方に共感したり、目に見えない思考に勇気付けられたり】があってやっと服という形に繋がって行くんだという思いを強くしています。特に今だからこそ。
服を選ぶ上では 個性と社会性のバランスが大事で、境界線の見極めには目的が明確であることが肝だと先日のnote にまとめました。社会性というのは 客観的な視点であったり、周囲との関係を指します。
これまでの価値観が大きく変わって、新たな日常を作ろうとしている中で。
今私たち一人一人は どこにいるか? 周りを取り巻く環境は何か?と考えた時に
「社会」 から 「地球」と表現した方がしっくりくる気配を感じています。
コロナ以前からアパレルで言われていたサスティナブル、エシカル。パッと思い浮かぶのはアジアの工場での労働搾取のニュースや、アフリカとのフェアトレードで作られたアクセサリー・素材など日本以外での風景。全世界的に対ウイルスとの闘いを共に過ごす中で、社会といった人工的な側面だけでなく、地球スケールの自然やどうにもならないものの上でビジネスも社会もアートも遊びも、「今」があると。
そこに立つ人間として
できること。伝えたいこと。表現したいこと。
未来に残したいこと。過去から学ぶこと。
私だからこそ。
目的や、個性、社会性というと抽象的で堅すぎるし、上記のように書くとポエティックすぎるようにも思いますが。服の形や表面的なやりとりだけでなく、服やファッションとは本来そういうものが(ってなんだ?それがわからないからこそ服として)形になったものですよね!ファッションは 中国語で 時尚 と書きます。時代の流れ、時代の中にあるものというニュアンスが中国語の方がより伝わるように思いますね漢字だと。
まずは 似合うものを知って自信を持って行動する(着るも行動のうち)、自己肯定するのはとっても大事!そしてLife goes on… だからそこで終わらずに、地球の中にいる自分としての視点まで私もいつか辿り着けるまで。服を間にして対話をしていきたい。
次の西畑課題図書は『シン・ニホン』だ!って読んでないんかい、、と白状して勉強します💪
▼日経クロスウーマン・アンバサダーブログ
TWITTER: https://twitter.com/atsukonishihata
INSTAGRAM: https://www.instagram.com/a.nishihata
よろしければぜひサポートをお願いいたします。読者の方ともう一歩深いコミュニケーションを深めたり、濃くご覧くださっている方に向けて何をお伝えできるかより考えていくきっかけとして役立たせて頂きます。