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個性と社会性のバランス:スタイリングの肝

 個性と社会性のバランス。服装を考える上で一番重視してるこの境界線。私はリアルクローズで、顧客様の目標を達成することが仕事のパーソナルスタイリスト です。今日は小学校の保護者面談で次男のテスト解答と作品に触れ、個性と社会性と、その判断軸としての目標設定について考えたのでまとめて見ました。(楽しい夏休みがテーマのイラストちなみに彼はスイカが嫌いです。)特にWITHコロナでは個性と社会性の考え方も変わってきています。


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 いわゆる「似合う」、「垢抜け」、「若く見える」や「スタイルアップ」を導く診断は外見的な個性をわかりやすくグルーピングする方法であるし、社会属性・行動範囲が同じ中で成立するもの。

 「昨日の自分よりも」更に前進するのはそれが服であっても何であっても(英会話とか?)とても大事なステップで軽視はできません。ただ服装は目に見えて生活の中にあるものだから自分がそう思ったから良いという次元でない場合もある。例えば英会話ではビジネスで交渉したいのかレストランで注文したいのか、どうすれば自信を持って目標の場に立てるのか?ゴールに向けてのステップがあるように。服装でも同じく、向かう目標に応じて自分が満足することと客観的な評価のレベルやバランスが変わってきます。
  
      
自分らしさ と わがままと
周囲の目を気にして と 客観的な視点を持つのと
 


 その境目は長い目で見れば到達したいところはどこかによって違うし、今この一瞬ではどういう場なのかにもよる。ただ、クローゼットには物理的な限界があることを考えると、長期的な視点でアイテムが揃ってる中でたまには「この時」に合わせて遊べる余裕があると面白いし、本当は長期的に見ていた世界がどうなのか?に気が付くきっかけとなり視点をUPDATEできるかもしれません。
例:働く女性のキャリアファッション5Days + OFFで弾ける趣味アイテム
  

 個性と社会性のバランスは、特にWITHコロナでより境目が曖昧で一律のルールではなく「場合による」という答えが増えてきました。これまで 社会で見せる顔は家の中とは別でもよかったが、仕事ひとつオンラインで在宅になればプライベートスペースにカメラが入り込んで仕事関係者の視線が届く場所になりました。

 外でしっかりとある程度見せかけられても、家の中で見せかけを作る違和感は自分も相手も感じてしまう。かといって、自分のまんまでは自分が許さないだけでなく流石に仕事ではね、という状況。
 そもそも自分の活かせる部分は何で、目指すのはどこか定まれば。部屋でネクタイを締めていたって違和感は気合いとして良い意味で伝わるし、Tシャツも清潔感と信頼ある装いに見せたければTシャツへのアイロンがけや合わせたボトムのパンツのクリースライン(パンツのセンターに入ってる折り目)だったりする。 

 服を考える時、真っ先に個性としての自分の似合うを探しがちですが、社会とのバランスの中で相対比較する視点もあると自分の中の優先順位も明確になりやすいです。そしてこの全体の中での自分の立ち位置は無意識に当たり前となっていることが多いので、明確化することで個性が際立つ結果も産んでくれること多々。個性と社会性のバランス。私が服装という形にする時、最も大事に探っている境界線です。


 小学校の保護者面談DONE。息子の回答(=個性)への見解も目指すところが何かによって異なる。こういうところを面白がって伸び伸び活かしたいという話に共感してくれる担任の先生に💕 。  白Tにアイロンかけて、クリースライン入ったリネンパンツを合わせて、保護者会行ってきました!白マスクにも合わせて暑苦しくないように(ついつい話は熱くなる、、、)

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