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デキる女風に見えて乙女

タイトルは日曜日に彼に言われてしみじみ実感した一言です。

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わたし自身、デキる女だとは思ってません。どちらかというとジタバタしてる方だし、失敗も多々あるし、凹むことも結構あります。だけど、周りにそれを見せてないというか見えないようにしているからなのか、そんな風に言われることが多いです。

最初、そうではないっ!っていうのが言いたくてこのnoteを始めたくらい、完璧主義でもないし、どちらかというと自分に甘くて他人に厳しいだけだったりもします。

彼も最初の印象はそうだったみたいです。会社員という世界でバリバリ仕事をしているからだそうで。わたしも仕事は続けると言い切るし、話してるとサバサバしてて男前だし、って感じなんだと思います。

わたし自身、もがいてるところを人に見られたくない、つまりは「えぇカッコしぃ」なんですよね。それは自覚してます。だって自分に甘いから。このnoteを書くようになって、ここでは「えぇカッコしぃ」ではないですが。

たぶん彼がそこまでわかってるかどうかはわかりません。でも「デキる女に」ではなく「デキる女に」と言ったところが、個人的にちょっと気に入ってます。

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そして、付き合い始めてから何度も言われるのが「乙女やな」です。
わたしがペアで持つ御守りを買ったり、縁結びの御神籤が大吉だったり、そんなことを一つ一つキャッキャとLINEで報告したら、そう言われました。

あとは、「逢えなくて寂しい」とわたしが言うのも、彼としては意外だったようです。そんなことを言うタイプに見えなかったみたいで、「意外と乙女やな」と最初に言われました。

彼はものすごく客観的にわたしのことを観察していて、その印象を時々ストレートに話してくれます。彼曰く、普通に話をしているときは同性の友だちのように思えるときがあって全然恋人っぽくないのに、突然ころっと表情が変わって女の子になるときがある、らしいです。その都度「乙女やな」と思っているそうで。

集大成のように言った言葉がタイトルの「デキる女風に見えて乙女」でした。

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あまり意識したことはないのですが、乙女の面は女友だちの前だと結構見せているほうなんじゃないかと思います。恋愛の話もするし、同性だから話せばわかることが多いからかもしれません。

でも男性の前では、心を開いている男性以外には乙女な一面は見せていない気がしています。乙女な一面というのは「自分の弱いところ」なわけです。むかしから、弱い一面を見せられる女性はモテるとか巷では言われていて、それに対して「そんなの相手のこと信頼できへんかったら見せられんわ」と思っていた口です。

ちなみに、元夫にはこの弱い一面を見せていたかというと、見せていなかった気がしています、今思えば。付き合い始めてから離婚にいたるまでの約12年間、積極的に見せた記憶がないのです。元夫に対しても「えぇカッコしぃ」だったんでしょうね。それが失敗の理由のひとつでもあると思います。

なので、彼からこの言葉を聞いたとき、「あ、わたしはこの人に対してちゃんと自分の弱いところも見せられているんだな」となんだか自分のことなのに自分でわかっていなくて、これを聞いて安心したのです。

別に誰に対してもモテたいわけじゃないんだから、自分の足で自分のことを支えられるという基盤があれば、甘えられる人には甘えられる、それ以外は鉄仮面を被っておくっていうのでも、ちゃんと恋愛はできますよね、うん。

細々とつぶやいているだけですが、読んでウンウンうなづいたりしてくれる人がひとりでもいればいいなと思って綴っています。もし何度もうなづくことがあったらサポートいただけると感動します!サポート代金はプレミアム代及び他のクリエイターの方のサポートに回します!