あっという間に夏は過ぎ秋は来る

先日木曜にわたしが我慢できず彼に話したことは、彼に対する「選ぶ相手が違うのでは」という問題提起である。

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予定を合わそうにも、このご時世スケジュール共有等いろんな方法があるのに、彼は「時間が合えば会いましょう」というスタンスを崩さない。

夫婦間で揉めることの一つに急な予定変更やお互いのスケジュールを把握していないことがたまに挙げられる。でも、お互い大切に思っていればそのすれ違いが起きないようにするための努力をする。

彼はそれを面倒だと思っている節がある。だから無理やり予定を合わせず「合えば会う」なのだ。ひっくり返すと、「一緒に何かしたい」という想いが格段に低い、もしくはない、ということになる。それか、常にフリーな相手がいて、自分の自由時間に必ず側にいてくれる人なら大丈夫だろう。つまり、家庭に入る妻だ。

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そもそも、基本わたしからしかLINEしない。向こうから来ることはほとんどない。この前試してみたら丸3日近くLINEしなかった。やっと向こうから来たと思ったら「無事についてますか？」だけだ。水曜に帰ると言ったのに、木曜の夜にこのメッセージ。

なので、プツンと切れてしまった。

もともと連休に会おうと至極ざっくりと決めていたので、わたしは必要最低限の予定だけいれて全部開けておいた。その時聞くと結局土曜日も仕事で夜しか無理、日曜日も家の予定があって、月曜日も仕事だという。そんなこと、もっと早くにわかってるだろう。相手のことを考えれば伝えられるはずだ。

土曜日の夜に食事に行くことだけ決めた。
あとは予定を入れてもいいかと聞くと「はい」という。腑に落ちてない感じだったので突っ込んだ。

そうすると、予定が合わない時にわたしが仕事でない予定を入れてあちこち出かけることについて、彼は嫉妬するらしい！

は？

予定が合わなくても家に閉じこもっていて欲しいようなのだ。でも、忙しいからかまってあげられない、と。だから、彼とわたしで恋愛に注ぐ熱量が違いすぎるという。

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「熱量」で話をするならば、彼の熱量は物理的なことを指し、わたしの熱量は心理的なことを指す。

心理的な熱量はただ心の片隅にでもその存在があるかないかだけのことで、それを実感できればすぐに満たされるものだ。わたしは彼の心の片隅にわたしがいないことを実感していると言いたいだけなのに、物理的な熱量の方に話をすり替えられている。

ご覧のとおり、わたしはかまってちゃんではないし、かまってくれなど一言も彼には言ってない。「仕事お疲れさま」以外に「今何してる」「今度のお休みは会いたいな」くらいしかLINEを送れないからだ。向こうからLINEが来るわけではないから。
忙しいのはわかっているから、それもほぼ送らない。すると普段は全く会話がない。宇宙人ではないので無言でわかれと言われても無理がある。

彼の望みはどうやら一人で出かけず、休みの日も連休だろうがただ家にこもってじっと帰りを待ってほしいということらしい。そして、とても少量の食事を用意してくれる人。加えて重要なのは彼の家でそれができる人、だ。

だとするならば、最初わたしのことを気に入った理由で容姿端麗、活発なところということ自体、好きになるポイントが間違ってないか。活発な人は休みの日ただ家にこもるタイプではないと思う。

これが恋愛と結婚の違いだ。

彼は正直恋愛タイプではないと思う。そもそもすぐにでも再婚したいらしい。わたしは付き合う前に何度もそこが引っかかっていて、何回も伝えた。再婚するメリットを感じない限り再婚はしないし、仕事も辞めない、と。彼はわかったと言ったけど、せっかく出来そうな彼女という存在を手放したくない一心でそう言ったんじゃないかとも思う。

彼の場合は恋愛の段階を踏まずに、結婚相談所にでもさっさと行って、家事手伝いのいいところのお嬢様をもらう方がよっぽど彼の望みにかなう相手が見つかりHappyになれると思う。まぁ、元嫁と数年暮らした家に入っても良いと言ってくれる相手がいるかどうかもあるが。

活発な相手を選んでいるのにその相手の行動を縛るというのは、最もやってはいけないこと。縛りたいなら別の相手を選ばないと常に喧嘩になりいずれ破局だ。

詳しくは聞いていないが、彼の元嫁も開業医らしい。そりゃ、建てた家もいらんっていって出て行くよね。合点が行く。ごめんやけど、元嫁の肩持つわ。同じ類の人間だと思うから。

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そんなわけで夏の期間なんてほとんどなくてあっという間に秋が来て冬になるな〜と予感している秋分の日。