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あなたを癒すことができるのは、あなただけ。

先日、ある人のインナーチャイルドが癒される瞬間を、目の当たりにしました。
すぐ記事に書きたかったのですが、感情の整理をするのに時間がかかってしまいました。


少し長い記事になってしまうと思うので、はじめにこれだけ書かせてください。


あなたがどんな経験をしていても、
どんな傷を抱えていても、
かならずあなたのインナーチャイルドを癒すことはできる。

あなたは、自分で自分を幸せにできる。


私は奇跡を目にし、それを確信しました。


生きづらさを抱えているわたし自身が学び気付いたことを、記事の最後に書きました。
よろしければお付き合いください。




こちらの記事で触れている、「小さい頃から仲良くしてもらっていた」お姉さん的存在な彼女。


生きづらさを感じて苦しんでいる彼女と、
間が空くこともありつつ、定期的にやり取りを続けていました。


ある夜、彼女から"りこっとがおすすめしてくれたインナーチャイルドの動画を見たよ~"と返事が。


どのように感じたか聞いてみると、どうやら
”頭では理解できるけど、自分にはきっとできない”
と思っているようでした。



私は、彼女の生きづらさは幼少期の経験に深く関係していると確信していました。
なにしろ幼少期のことを何ひとつ記憶していないのですから。
どれほど怖く、心細く、悲しい思いをしたかはかり知れません。


彼女にとっては、その記憶を思いだす作業自体がものすごい苦痛になることは目に見えています。

そこまでして、自分と向き合わなくてはいけないの…?

でも、こんなに生きづらいままは辛すぎる…。

どうしたらいい?

だれを信用したらいい?


そんな葛藤が彼女の言葉の端々から伝わってきました。


彼女が幼いころに身に着けたであろう
「自分は取るに足らない存在だから」
「誰も信じられない」
「私の感情は受け入れてもらえない」

などの思考パターンが、彼女に大きな大きなメンタルブロックをかけているのを感じました。

私は繰り返し、私が学んでいる「思考の書き換え」や、「インナーチャイルドを癒す方法」、
色々な価値観や知識のインプットしたり自分からアウトプットすることの大切さを伝えましたが、
彼女の反応は頑なでした。



今度は、角度を変えて彼女にこう語りかけました。

「私たちは、小さい頃親にされて嫌だったことを、今自分にしているんだよね。

子どもの頃に感じた、(そして今も感じている)ありのままの感情のことを'インナーチャイルド'と呼ぶんだ。

〇〇ちゃんは、お父さんお母さんにどうしてほしかった、っていう気持ちはある?



しばらくの沈黙の後、彼女はぽつりぽつり話し始めました。


”私のこと、いい悪いと評価しないでほしかったな。

 けんかをしてほしくなかったな。

 さみしかったのかも、しれないな。”


うん、うん。
私は時々相槌を打ち、彼女が話し終えたあとこう問いかけました。

「〇〇ちゃんは自分のこと、
ほんとうはどう思えるようになりたい?」




”……………………。”



何分も沈黙が続き、ついに彼女は言いました。



”どんな私でも、それでいいよって思いたい。”





彼女が泣いているのが分かりました。



何十年もの間、
心の奥底に、
何重にもカギをかけ、
絶対に開かないようにしてきた本当の気持ちが、
解き放たれた瞬間でした。



そこからは、ズルズルっと引き出されるように本音が溢れ出しました。


ありのままの自分を認めてほしかったこと。

親にされたことを責めたくないと思っていたこと。

本当はとてもとても寂しかったこと。


大好きな彼女が癒しの第一歩を歩みだすのを目にして、
私も涙が止まりませんでした。 





これで一足飛びに、彼女がありのままの自分を受け入れ大好きになれるわけではないと思います。

何十年も積み重ねてきた思い込み、思考パターンです。
あらゆる学びとアウトプットが必要ですし、時間がかかるかもしれません。


でも、大きな大きな一歩だと、確信しています。

これから彼女は、
心から自分を慈しみ、安心して存在していいんだと感じられるようになります


私はずっと彼女の心に寄り添って、ともに癒しの旅路を進んでいこうと思っています。 




今、生きづらさを感じているあなたへ。



なんだか生きづらい。
でももう大人なんだから、親のせいにするなんて情けないことしたくないし。
過去を振り返るなんて辛すぎる。

そうやってグルグル自己完結させようとしてる方が、
もしいらっしゃるとしたら。



幼少期に感じていた本当の気持ちを思い出す作業は、
決して親を責めるためにするのではありません。



過剰なプレッシャー、
冷たい視線や無関心な態度、
いつ見捨てられるか分からないという恐怖など
親にされて嫌だったこと、辛かったことを
未だに握りしめている自分自身を認識すること。

今、自分で自分にしてしまっているのだと自覚すること。


静かで安心な場所で、自分自身に問いかけてみてください。

「私、お母さんお父さんに、本当はどんなふうに接して欲しかった?」

「本当は、どんな言葉をかけてもらいたかった?」


時間をかけて、湧き上がってくる感情と向き合ってあげてください。


感情が湧いてきたら、そのままじっと
ただただ感じてあげてください。



そして少しずつ、両親にしてもらいたかったことを
自分で自分に、してあげましょう。


これは根気のいる作業ですが、粘り強く続けていくことで、かならずあなたにも癒しの始まりが訪れると、私は信じています。

あなたが、
この宇宙でたったひとりの
かけがえのない存在であること。

それは、誰にも覆すことのできない事実です。


わたしも、まだまだ癒しの旅は始まったばかり。

ぜひ、一緒に一歩踏み出してみませんか?


最後までお読みくださったみなさま、ありがとうございました🌸

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