見出し画像

KASABIAN

ド直球なタイトルで。

12年ぶりに単独来日公演を行う、UKを代表するバンド…

「KASABIAN」

KASABIAN
サージ・ピッツォーノ(Vo)、クリス・エドワーズ(Ba)、
イアン・マシューズ(Dr)、ティム・カーター(ギター)
画像引用元:www.sonymusic.co.jpより

カサビアンの過去記事

10月に東京と大阪で。

計三公演。

貴重なライブとなる。

まぁ興味のない方には、どうでも良い話題なのでしょうが…。

だが

この自分の熱量を文章に認め、放出させずにどうすんのと。

いつすんのと。(どうでも良いですが)

それ位燃えています。

楽しみにしています。

なのでカサビアンのことを記事にしてみようと。

カサビアン…。

その魅力を語る際に、必ずと言って良いほど出る突出した魅力…。

「ライブバンド」

であるということ。

スタジオ作品は当然のこと素晴らしいのだが…

やはりバンドとしての真骨頂は、「ライブ」にあると思う。

色々な映像。

色々なライブ音源。

そして自らの体験。

その全てを掛け合わせて考えてみると…

ライブの破壊力はハンパない。

それが結論だ。

まあ、自分が好きなバンドだから…

音楽性がそうだし…

確かにそれはあるかもしれない。

しれないが…

例えばカサビアンのことが好きな人が、全く知らない知人、家族、恋人を連れて行ったとしよう。

全くのあてずっぽで書くが

そういった全く知らない人が行ったとしても、何となく口ずさめて、凄くノリノリになれるのではないかと思っている。

知らない人達がです。

雰囲気でノれたり

口ずさめたり

それはあると思われる。

ライブの雰囲気は特殊ですもんね。

でも自分が思うに…

カサビアンは自らのファンでもない人達の層、そういった人々も取り込むパワーを持っていると、自分は思う。

くれぐれも…

自分が勝手に思っているだけなので悪しからずww

一聴してクセになる乗りやすいリズム。

身体の芯まで突き動かされるようなグルーブ。

煽情的な歌いかたや歌詞。

キャッチ―なメロディー。

全て該当していると思う。

「原始的な衝動」

これを兼ね備えているんじゃなかろうかと。

凄く根本を突き詰めているような気がするんですよね。

それは人としての初期衝動というか。

この音を聴くと体を揺すりたくなる。

この音を聴くと叫びたくなる。

この音によって気分が開放的になる。

その全てが、極めて根本から生まれているような気がして。

身体を揺らしながら、2拍子目の部分でクラッピング、手を叩きながら体を左右に揺らし、その音に身を委ねたくなる。

そこにカサビアン特有の「魔法」、掛け声や叫び声のような「歌詞」がのっかってくるんですよ。

例えば、1stアルバム「KASABIAN」に収録されていて、ライブのハイライトになる「L.S.F(ロスト・ソウルズ・フォーエヴァ―)」

ミドル・テンポながら、2拍子目をスネアと手拍子のような音で強調し、その効果で体を揺すりたくなる。

そんなリズムとグルーブが刻まれ、歌詞のコーラスの部分ではトム・ミーガン(ヴォーカル、現在は脱退している)の覚えやすい歌い方と歌詞の後ろにのる、最高の合いの手。

「ア~アアア~ア・ア・ア・アア~」

これが一つの肝と思っていたりする。

カサビアンのことを何も知らず、知り合いに連れられて来た人。

歌とか知らんしな~。

そこに「L.S.F」の件の掛け声だ。

会場はその掛け声のみで盛り上がっている。

バンドもそれを望んでいる。

「ア~ア~」の大合唱。

凄い雰囲気だ。

楽曲を知らない人もつられて、思わず口ずさむ。

そして楽しくなる。

バンドはそんなことなど百も承知。

あえてその部分をライブでは強調する。

全てがそうではないですが。

まさしく「カサビアン・マジック」

自分はそう思っていたり。

不穏なエレクトロ。

歪んだノイズで、腹の底から響き渡るような太いノイズを刻むギター音。

ビートを刻み、グルーブを生みながら他の楽器の音と重なり、独特のリズムを生む、ベースやドラムスのリズム隊。

何よりもヴォーカル、トム・ミーガン、現在はサージ・ピッツォーノが見せる、アジテーションたっぷりの歌いまわしや、ステージ上でのパフォーマンス。

一貫して言えるのは、「対人々、対リアル空間(ライブ)」であるということ。

映像や音源を聴いていると、自分にはそうとしか感じられない。

意見は人それぞれだが。

なので自分の中では現代において、特筆すべきUKのライブ・バンドだったりと思っていたりする。

研究熱心。

オールディーズの楽曲をカヴァーしていたりするカサビアン。

それはリズムや、グルーブを形成する上でプリミティブな衝動をバンド・サウンドに落とし込むのに一つの、カサビアンとしての「修行」となったのではなかろうか。

カサビアンの色々なアルバムを聴いているとそんなことを思う。

ライブは10月。

少しばかり実際のライブで盛り上がりそうな楽曲を取り上げてみよう。

誰のためではなく、自分のためですがww

カサビアンの歴史はここから始まった…。

1stアルバム1曲目の「クラブ・フット」

この曲にこそカサビアンの全てのエッセンスが詰まっていると思ったり。

不穏なノイズや、衝動性。

クセになるリフやリズム。

エレクトロニカを味方につけた、現代ならではのノイジーなグルーブはカサビアンにしか生み出せないものと思ったり。

そんなことはないですけどね。

サビの「ア~ア、ア~~ア・ア」は大合唱になるんですよ。

端的にバンドの全ての良さが詰まったピカ一な楽曲ですね。

2stアルバム「エンパイア」からの楽曲。

重低音炸裂のバックビートに、ひたすら表題の「シュート・ザ・ランナー!!」を歌う。

凄い中毒性を生む楽曲だ。

リズムが
ドラム・ワークが
ギターのリフが
「シュート・ザ・ランナー!」の歌詞が

リズムに身体を揺らしたくなる、強烈な楽曲だ。

3stアルバム「ルナティック・アサイラム」からのヒット・ナンバー。

そしてライブアンセムとなる「ファイア」

今年グラストンべリーで、シークレット・アクトとして出演したカサビアン。

その様子を映像でとらえた、出来立てほやほやの動画だ。

ヴォーカルはサージがとる。

謎の服装のサージ。

サージが動く、動く。
盛り上げる、盛り上げる。
煽る、煽る。
ノせる、ノせる。

それに応えるかのように、観客も…
ノリにノル。
歌って歌い
揺れて、揺れて
合唱がこだまする。

これぞカサビアン!!

っという楽曲の「ファイア」。

ライブのハイライトとなる人気のナンバーだ。

「フー、フフ、フーフー…」

そう、カサビアンならではの仕掛けも装填された最高な楽曲だ。

っにしてもトムの抜けたカサビアン。

この今年のグラストンべリーの様子を収録した動画を見て、妙に安心というか…

ちょいと感動した。

サージ、スゲエよ!っと。

サージがヴォーカルになってからのカサビアンは見たことがない。

見れますように。

凄い動画だと思っています。



4stアルバム「ヴェロキラプトル」からのナンバー。

「デイズ・ア・フォーガットゥン」。

オールディーズなヒップホップのサンプリングを思わせるような機械音。

太古の昔の人々の生活を連想させる掛け声や、加工されたギター音。

「ア~、アッアッア~~!」

バックビートがどしどしと利いていて、これぞ本当に原子の初期衝動!!

っみたいな楽曲ですね。

覚えやすいサビに、トムの歌うちょいと韻を踏んだ歌詞。

最後の方で鳴るバグ・パイプオルガンの音色がより一層、キリキリとした雰囲気を演出してますよね。

好きな楽曲です。

5stアルバム「48:13」からのナンバー。

「ヘイ!ヘイ!ヘイ!!」

充分これで盛り上がれるんですよww

序盤は割りと静かに…

徐々に徐々に…

一瞬の静寂を築きつつも

トムの「エクスタシー」が呼び水となり

バンドが一丸となって、サビの盛り上がりを築いていく。

凄くキーボードが良いんですよね。

あとトムの叫び声と合わせて、ムッチャ激しくなるドラミング。

強烈な楽曲と思います。

6stアルバム「フォー・クライング・アウト・ラウド」からのナンバー。

謎の世界感。

ザクザクと刻むギターのパワー・コードが特徴づける。

ドラムスの小粒にまとめたハイハットのリズム。

カサビアンが、オールディーズをしっかりと勉強しているのが、何となく伺える気がする曲だ。

何かご機嫌なナンバーですよねww

踊ってるサージの顔とか、完全にトリップしてますよね(笑)

サイケ感に満ちた?何とも不思議な楽曲だ。

だけど凄くダンサンブルですよね。

ついでにアコースティック・バージョンもつけてみました。

以上、他にもたくさんライブで聴きたい楽曲はあるのだが、まあこのへんで。

ザっと振り返ってみても  

やっぱりその高い中毒性は凄いものがあると思う。

全てがライブに通ずる音作りというか…

全ての楽曲がそういうわけではないが

「ア~ア・ア~」など、盛り上がりやすい仕掛けを組み込んでいるカサビアン・サウンド。

全てがそうではないですが。

あまり馴染みがないバンドかもしれないが…

12年ぶりに単独で来日公演を行うことに対して、自分はファンとして敬意をはらいたい。

ありがとう!

そして

記事を最後まで読んで頂き誠にありがとうございます!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?