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ファンキーに

暑い夏。

日本の夏。

暑い八月。

八月は暑い。

八月は祭りの季節。

暑い八月は夏休み。

暑さと祭りは一つの風物詩。

「ピ~ヒャララ~♪」 「ドンドコドン!」

太鼓と笛の音が。

祭りの催しで盆踊りを踊っている。

そう…

祭りと踊りは一つのセットでもある。

盆踊り
郡上踊り(8月13日~16日にかけては徹夜踊り!)
阿波踊り
西馬音内盆踊り
よさこい祭り
松山野球拳おどりフェスティバル
などなど…

夏祭りと踊りは一つのセットとも言えるのでしょうね。

良いですね~。

何か体を動かしたくなりますよね。

何故?

夏だから踊りたくなるのか。
祭りがあるから踊りたくなるのか…

分かりませんが、ある意味夏と踊りは一つのセットとも言えるかもですね。

暑いけど、気分的には一番開放的になるであろう季節ですもんね。

色々なフェスティバルがあったり、気分がアガる曲が流れたり、またそういうのが似合ってたりしますもんね。

不思議なもんですね。

開放的な気分がそうさせるのでしょうか?

いやいや、日本にはお盆というものがあるので、そういったことも関係があって…。

どうなんでしょうね。

8月は祭りの季節…。

それは日本だけでなく、世界各地でも色々な祭りが催されるんですね。

イギリスのミリタリータトゥー(軍隊などによる音楽祭りみたいなもの)
ドイツはバイロイト音楽祭
タイのウボンチャターニー・キャンドル・フェスティバル(正確には7月)
オーストリアのブレゲンツ音楽祭
スペインのトマティーナ
などなど…

ヨーロッパでは音楽をメインとしたお祭りが催されてますね。

やはり夏と音楽ってのも一つのセットなんでしょうね。

そしてスペインのトマティーナ。

8月の最終水曜日にブニョールってところで行われる収穫祭のこと。

まあよくニュースなどで取り上げられてるんで、御存知の方が多いとは思いますが…

中々パンチの効いた、ファンキーなまつりですよね。

人々が密集して、ひたすらトマトを投げ合うあの姿。

全員トマトまみれのもの凄い様子になる祭り。

人によって意見は様々だが、単純に楽しそうですよね。

映像とか見てると参加してる人楽しそうですもん。

そしてストレス発散になるでしょうね。

普段絶対できないでしょうから。

何もないのにトマト投げたら絶対ヤバいですよね。

「あいつ大丈夫か!?」

ってなりますよね。

絶対。

それはそれでファンキーな奴だと思われるかもしれませんが…。(思われない)

なのでトマティーナって凄い祭りですよね。

そして夏という季節がそのファンキーな感じを演出するんでしょうね。

暑い夏
開放的な季節。

そんな季節にはファンキーな曲でも聴こうじゃないか!

ってなりません?

何か合いそうですよね。

「ファンキー」…。

「個性的で魅力的な」

らしい。

ファンキーな人、ファンキーな衣装。

簡単に言うと個性的で自由な感じ…っというニュアンスなのかな。

「ファンキー」

ジャズやソウルなどの音楽で、強烈なリズムやグルーブ感を持つことを指すそうだ。

ありますよね。

ファンキーなリズム、ファンキーな歌い方。

何か夏に合いますね。

野性的で躍動感ある感じ。

ジャズやソウルにファンクの要素も含まれているそうで…。

それがファンキーな感じなんでしょうね。

「ファンクとは」…。



「ファンキーであること。つまり内なる本質をそのまま解き放つこと。」

「アフリカ的価値観と密接につながりを持っている」

「誰にも抑制できないもの」

「様々な要素が入り混じった音楽」

「一体となって演奏されてきたもの」―っといった具合に、ファンクがどのような音楽であるかを多くの言葉で費やして解説している。



ブルース&ソウル・レコーズ #174.
21ページより引用











  

「ファンク 人物、歴史そしてワンネス」の著者リッキー・ヴィンセントのファンクについての見解を記したものだ。

なるほど。

何となくではあるが、その音楽には生命の躍動的なものを想像すると良いかも。

そしてファンキーなものは「ファンク」にもあたるわけで…。

よく言われるファンクの礎となったと言われる一曲

「パパのニューバッグ」

ジェームズ・ブラウンの楽曲「Papa‘s got a brand new bag」のことだ。


ソウル、ファンクの帝王と言われるジェームズ・ブラウン。

華々しいホーンが鳴り響き、ジェームズがファンキーに唄い、カッティングの効いたギターがより楽曲にエッジを立てる。

繰り返されるリズム。

何かクセになりますよね。

躍動感ありますし。

身体を揺らしたくなりますね。

独自のビートに曲間の間合い。

カッコイイですね。

「パパの新しいバッグ」…

「カバン」や「バッグ」は端的な誤訳で、「何か、もしくは、何らかのライフスタイルのやり方」のことを指す。ミュージシャンの世界から出てきた語で、「次のこの曲はソウルのbagで演ろうぜ」などといったりしたのだという。ここでは、ダンスの歌なので、「パパが最新のスタイルで踊ってる」とちょっとだけ意訳した。

黒い蛇はどこへ 名曲の歌詞から入るブルースの世界 303ページより引用
中河伸俊著

バッグをカバンとするのではなく、新しいやり方とするわけなんですね。

パパが新しいスタイルで踊っているよ!

っ的な。

当時のことは分からないが、その音楽スタイルは革新的なもので、それをジェームズ・ブラウンが歌うとより「ファンキー」なものに聴こえたんでしょうね。

今聴いても独特のノリを生んで、強烈なグルーブを発してる気がしますね。

「パパが最新のスタイルで踊っている」…。

パパはジェームズ本人のことを指し、この時既に30歳を超えていたジェームズの強烈な自負とも感じれる一曲なのかもしれませんね。

「これがパパのやり方だよ」

っみたいな。

曲は1965年にリリース。

ビルボードHOT100の8位にランクインした。

どうやらJBにとって初のトップ10シングルだったそうで。

R&Bチャートでは首位を8週にも渡って独占。

さらにはグラミー賞まで獲得したという、まさしくJBの記念碑的作品なんですね。

よりファンキーに…。

こういった事実的側面が、ファンクの出発点と言われる一つの要素とも捉えれますね。

「Papa‘s got a brand new bag」がリリースされたのは1965年。

同年一人の新鋭ブルースマンが素晴らしいアルバムを発表した。

ブルース・ハーモニカ奏者ジュニア・ウェルズ。

盟友バディ・ガイと組んでよりファンキーなブルースを印象付けた作品「フードゥー・マン・ブルース」だ。

アルバムよりファンキーな一曲目、「Snatch it Back and Hold It」。


ジュニア・ウェルズ。

元々、マディ・ウォーターズのバンドのレギュラー・ハーピストを務めていた人。

1953年からソロ活動を続け、その世界感を知らしめた作品が1965年発表の「フードゥー・マン・ブルース」というわけだ。

バディ・ガイが煌びやかなギター・フレーズを炸裂させるわけでなく、バッキングに徹しており、ジュニア・ウェルズのハープや歌声を盛り立てているのが印象的ですね。

他にベース音や、ドラムと少数のバンド編成で挑んだ作品なわけなのだが…。

何かその生々しさが、独特の雰囲気を生んでますよね。

よく動くベースラインやら、小粒にまとめられたドラムのシンバル音など…。

その全てがジュニア・ウェルズを盛りたてているかのような感じで。

そしてジュニア自身がファンキーに歌っているわけなんですよね。

まあ、叫び声とかもなんでしょうけど、ジュニアの「フッフッ」っと入る叫び声のようないきみ声のようなものが、モロにファンキーなんですよ(笑)

「フッフッ…」

見事なまでのいきみ声がこのアルバムを特徴づけていると自分は感じている。

カッコイイよ。
ジュニア・ウェルズ。

ファンキーなブルース。

そんな特徴を印象付けた「フードゥー・マン・ブルース」は1965年に発表された。

同じ1965年に発表されたJBの「パパのニューバッグ」。

何か興味深いですよね。

いずれにせよ…

この夏ファンキーな曲で暑さを楽しむというのも良いかもしれませんね。

音楽に身を任せて…

いや、まあ聴くだけでも充分ですね(^^)/









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