見出し画像

言語

9月に入った。

まだ暑さは厳しいものの、盛夏の頃の暑さに比べれば暑さの度合いが愁いを帯びた暑さに変わってきている。

今年の暑さも名残の時を迎え、別れ際に地上に一言申し送りを残そうとしているのか。

健気な暑さなことよ。

やがて迎える収穫の季節。

そう、秋。

夏と冬の間の季節である秋は1年の中でも過ごしやすく、そして人間にとっても何かを始めるのに適した季節でもあるんじゃなかろうか。

涼しく過ごしやすく疲れの質も変わる秋。

昔から〇〇の秋なんて言葉が色々と言われてきた。

スポーツの秋
食欲の秋
芸術の秋
読書の秋
……

いやはや色々とあるもんだ。

皆様はどういった秋がお好きでしょうか。

私は……

分かりません。

それは良いとして、この過ごしやすくなっていく秋の頃に合わせて、今年は「勉強の秋」と意気込んでみようか。

昔から気になっていた英語という言語。

洋楽が大好きで聴いているが、自らの英語力というものはほぼ皆無だ。

その英語の響きが好きで、コツコツと勉強していこうと意気込むものの、その歩みは前に進むことなく、その場を踏みしめるばかり。

そんな私にも将来の夢みたいなのがある。

生まれてこの方海外旅行に行ったことがない。

そう

実現するかは分からないが、海外旅行に行きたいなと思っている。

その舞台はアメリカ。

まずメジャーリーグを現地で肌で感じてみたい。

テレビの中継ではよくメジャーリーグを見たりしている。

日本とはまた違った野球の雰囲気。

それは一体どんな感じなんだろう。

肌で味わってみたいものだ。

もう一つ目的がある。

音楽好きな私。

とりわけ最近よくブルースを聴いている。

ブルースの本場はアメリカ。

ぜひ現地で生の音を感じてみたい。

更に言うならばローリング・ストーンズのライブ映画「シャイン・ア・ライト」でストーンズ本人達を食ってしまうような客演を見せたブルースマン、バディ・ガイ。

その時の印象が強烈に残っており、その影響もあってバディ・ガイがお気に入りのブルースマンの一人になった。

動画は、ローリング・ストーンズとバディ・ガイが競演した「シャイン・ア・ライト」より、ブルースナンバー「シャンペン&リーファー」をカバーした一コマ。

「シャイン・ア・ライト」の時には御年70歳位?だったっけ。

なので現在80代中盤から後半を迎えようとしている、リヴィング・レジェンドなブルースマン。

去年にはアルバムを出して現役で活動をしているっていうんだから、それだけで凄いと思う。

頭が下がります。

実はあまり詳しくないが、バディ・ガイが経営しているブルース・クラブみたいなものがあるらしい。

シカゴだったかな。

当節現地の事など詳しくないので、うかつな事は言えないが、行ってみたい場所の一つでもある。

生きている間に何となくではあるが、1度は立ち寄れたらラッキーかな。

そんなこともあり、英語を勉強しようかと思っている今日この頃。

まぁ、実現しなくても良いか程度の願望なので重大には考えてはいない。

変に意気込むとダメージがデカいし(*´д`*)

そんなこんなで中学生の復習英語的な本を最近少しずつ読んでいる。

ハイ。

そのレベルです(*´д`*)

そうするとかならず出てくる前置詞の数々。

今こうやって改めて学び直してみると、その言葉達にはそんな意味というか、含み・ニュアンスと言った方が合っているか。

ニュアンスによって前置詞の受け止め方が広がる的なもんだと妙に関心しながら、学び直しの本を最近読み進めていた事がある。

学生時代もっとマジメに勉強してたらな~

たまに最近思ったりする。

まぁ

後悔先に立たず!

ですわね。

学び直しはやったりやらなかったりの様相である。

千里の道も一歩から
ローマは1日にしてならず

っと言うけど、そもそも千里の道も歩んでなかったし、ローマ自体を目指してなかった歩みだから……

ちょっとずつこの秋に歩んでみようか。

何て事を書き連ねていると、英語の前置詞で思い出す出来事が一つあった。

そうそう……

こうも短いフレーズが心に残るもんかと。

その短いフレーズがある意味その場の空気を形作り、良い意味で支配していたなと。

「For FUJI!!」

忘れられない良い瞬間だった…。

……

…………

2023年 7月29日

私は音楽好きな仲間達と新潟県は苗場に旅行に行っていた。

憧れだった「FUJI ROCK FESTIVAL」を見るために。

ちなみに前回でもフジロックの事を記事で書いている。

・DAY1のハイライト


そして7月29日、土曜日に行われたフジロックがイベント全体を通して最も来場者数が多かった日でもある。

ちなみに各日の訪れた来場者数はというと…
7月27日 18,000人 (前夜祭)
7月28日 29,000人
7月29日 38,000人
7月30日 29,000人
合計で114,000人
となっている。

期間を通して来場者数が一番多かったのが二日目。

確かにそんな気がする…。

多くの人で賑わっていた、そんな印象が強かった。

前日は少し雨が降ったりしてグッと涼しくなったりした記憶があるが、この日は最多来場者数の1日に相応しいような夏晴れであった。

前日に食事をしようと会場内の飲食店に並ぶも、中々の行列で待ちの時間もちょいと長かった事を踏まえて、少しばかりの買い出しをしてゆっくりと会場入りした。


良い天気に溶け込んだ木々の風景


山林道はとても心地よかった

二日目に一番初めに見た出演者はホワイトステージで、14時20分出演のアイルランド出身のシンガーソングライター、「DARMOT KENENEDY」。

自分は全くの予備知識無く、知り合いが聴いてみたいというので初めてその歌声とパフォーマンスを聴いてみた。

心に響くメロディラインに、その圧倒的に力強い歌声が何よりも印象に残った。

声量がハンパない!!

何より何かを伝えようという熱意がビシビシと感じられ、二日目も最高のスタートが切れそうだと確信したものだ。

それだけダーモット・ケネディのライブは印象に残った。

凄い印象に残る声だったな~。

ライブが終ったのち、メインのグリーンステージに…。

それにしても昼間は暑かった。

日差しがまあまあきつく、紫外線対策ってやつは中々重要であると思われる。

あと、こまめな水分補給。

会場内にはポカリスエット販売所など多数設置されており、水分補給ができるようになっている。

暑いし、気が付いたら持ってたポカリやお茶などすぐになくなってたりするんで、ホンマに水分補給は大切だ。

帽子も必須アイテムかな。

夏の日差しは中々侮れません。


夏の雲と空とフジロック


メインステージ 準備の最中

二日目は基本ずっとメインステージにいた。

っというのも17時出演のアラニス・モリセット。

そしてヘッドライナーのフーファイターズを見たかったからである。

15時出演の羊文学の出番の後、しばらくの転寝をメインステージでした後に17時のアラニス・モリセットのステージが始まった。

カナダ出身の90年代を代表する女性シンガーソングライタ―。

1995年に発表されたデビュー・アルバム「ジャグド・リトル・ピル」がグラミー賞を獲得し、全世界で大ヒットした。

そしてこのアルバムからのシングル、元カレに向けての辛辣なメッセージにした「ユー・オウタ・ノウ」の印象も鮮烈である。

っと書き連ねてますが、そんなに詳しくなく初めて見るのであまり偉そうには語れませんが…💦

オープニングはアラニスの過去を振り返ったような映像などをまとめたものが流れた。

これは凄くライブに向けての盛り上がりを演出するな~。

そしてライブがスタート。

前述した代表曲もプレイし、ステージをよく動かれ爽やかな印象と余韻が心に残った。

キャリアも十分で実績も抜群だけど、ステージングには初々しさのようなライブに対する熱意を感じられ、ダーモット・ケネディを見た時のような感慨をアラニスでも感じた。

貫禄十分でありながら、初心を忘れないような見事なパフォーマンス…

アラニス・モリセットを観れて良かった!

やがて辺りは夕暮れ時を迎える…。

このあたりから涼しさ度合いが段々と増してくる。

気付けば一番好きな時間帯かも。

メインステージは19時出演の「ELLEGARDEN」の出番がきた。

あまり聴いたことがなく、何となくでしか知らなかったけど…

凄く気合の入ったステージだった!

会場もこの頃には人が増え、ボルテージも最高潮に達していた。

っにしてもELLEGARDENのステージ凄かったな~。

まさしく次のヘッドライナーにバトンタッチをするのに気合の入ったステージだった。

途中のMCでボーカルの細美武士も「アラニス・モリセットとフーファイターズの間で歌えるなんて夢のようだ」みたいな事を言われてたっけ。

その時間を楽しむような全力のステージング。

素晴らしかった!!

やがて辺りは暗闇を迎える…。


いよいよフーファイターズ…(電子掲示板)

本日のヘッドライナー、フーファイターズの出番が近づいてくる。

フーファイターズのフロントマン、デイブ・グロールは伝説的なバンド「ニルヴァーナ」の元ドラマー。

映像はニルヴァーナの代表曲、「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」


ニルヴァーナのフロントマン、カート・コバーンの突然の死によってニルヴァーナが解散した後に、自らのバンド「フーファイターズ」を結成する。


フーファイターズ


幾度かのメンバーチェンジを経てバンドメンバーが固定される。

そして去年の3月、フーファイターズのドラマーであるテイラー・ホーキンスが急逝するというショッキングなニュースが舞い込んできた。

ちなみにアラニス・モリセットのステージでも、テイラー・ホーキンスの事に触れていた。(確か)

フーファイサウンドの屋台骨を支えていたテイラーの死により、果たしてどうなるんだろうと思っていたが、バンドは新たにジョシュ・フリーズを迎え入れ、今年6月にはニューアルバム「バット・ヒア・ウィ・アー」をリリース。

そしてフジロックに君臨する…。

予定より少し早くメンバーが登場する。

この時点で場内のテンションは一気に上がる。

一曲目から代表曲の「オール・マイ・ライフ」へ。

イントロが流れてきた瞬間のその興奮たるや…(笑)

会場内も一緒に歌う人(私も)もいて、一曲目にして既にボルテージはマックスに!

「オール・マイ・ライフ」の次は、これまた代表曲の「ザ・プリテンダー」に。


この2曲の連打に既に自分は興奮のあまり息は切れ切れ(笑)

サビの部分で若干デイブは苦しそうだったが、場内のシンガロングでより強固になった気がする。

フロントマンのデイブは人辺りが良く、人望が厚いことで知られる。

そしてサービス精神に溢れている。

途中でメタリカの「エンター・サンドマン」のイントロのリフや、ブラックサバスの「パラノイド」のイントロのリフを演奏したりしていた。

メタリカ好きの自分は「エンター・サンドマン」のイントロのリフが流れてきた時は本当に興奮した…。

そして演奏していたどの曲も、確かアレンジしたりジャムったりして聴き応えのあるバンドサウンドをを披露されていた。

当たり前のことを書くとは思うが、その様子を目の当たりにしているとメンバー個々のスキルの高さが凄いと仰天したもんだ。

貴重なものを観させて頂きました。

ライブ全般的に本当に演奏を楽しんでいる様子が伺え、観ている自分達も楽しい気分になった。

ライブの途中では何と先程ステージングを終えたアラニス・モリセットがゲストとして現れ、先日亡くなられたシネイド・オコナ―の「マンディカ」をカバーするサプライズも。

デイブの人望あってのサプライズなのだろうか。

滅多に観れないであろうサプライズ。

しっかりと目に焼き付けておいた。

演奏の合間合間にMCをよく挟んでいたデイブ。

英語がよく分からない自分でもその伝えようとする姿勢と、簡単な単語位は理解できた。

そして盛り上がる。

んでよく挟んでいたデイブの「For Fuji!!」(フジのために)←訳が違ってたらごめんなさい。

これが本当に盛り上がったんだよな~。

この短いフレーズがライブのアクセントになり、多分デイブ本人もこのフレーズを気に入ってたんじゃなかろうかと思われる(推測)

途中観客のスマホのライトのみで場内全体を照らしたり、バンドと共に良い感じに会場がライブと一体化していくのが感じられた。

そして次の日に出演するウィーザーのドラマー、パトリック・ウイルソンもサプライズで出演するなど何とも心憎いステージングだったと感じた。

やがてバンドの代表曲「ベスト・オブ・ユー」に「エヴァ―ロング」でそのライブの熱い余韻を締めくくった。



テイラーの死を乗り越え、新たなフーファイターズのサウンドを目の当たりにしたのだが…

その全てを包み込むようにスケールの大きなサウンドと、喪失を乗り越えた力強さは圧巻の一言であった。

何よりデイブとバンドメンバーのショーマンシップはさすがにプロだと思わせられるものであった。

特にデイブ兄貴の力強さたることよ…!!

バンドメンバーのカーテンコールを見終わり、一路会場を後にそそくさと帰宅の途につく自分達。

しばらく「For Fuji!」が口癖になってました(笑)

日中の暑さから夜は少し肌寒いほどに感じる苗場。

何と心地の良いことよ。

ライブ後の熱気を程良くクールダウンさせてくれる外気の心地よさを感じながら帰るこの瞬間。

きっとこの気温だからこそ感じられるのだろう。

だとすれば、これもフジロックの魅力の一つなのかもしれない。

そんな事を考えながら、二日目の余韻を楽しんで帰っていったわけでした。

楽しかった!!

記事を最後まで読んで頂き誠にありがとうございます!

この記事が参加している募集

思い出の曲

フェス記録

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?