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Lessons no.41「次の社会におけるabout Youの役割」

こんにちは、「だんすまん」です。

既にある原稿から、note用に編集した書籍の一部を載せます。
タイトルに番号を振って、小見出し毎に載せています。
予定投稿数を数えてはいませんが、おそらく
80回くらい切り分けて投稿することになりそうです。

no.39までは、筆者が抱く課題意識を中心にガイドしました。
no.40からは「あなたを社会に届けるプロセス」の創造のガイドです。

「あなたが社会に届く」少し長いツアーへようこそ

評価し合う社会に欠けているもの

「評価し合う社会」では、一人ひとりの手と力が
創造の行為の矛先とソサイエティに届きません。

その理由は、様々な仕組みが抱えている効能と限界というジレンマが複雑に絡む「変わらない」という仕組みに私たちが置かれているからです。

「個性を届け合う社会」には、評価し合う社会に「ないもの」を配置する必要があると考えます。それは、

「一人ひとりを社会に届けるプロセス」です。

様々なSNSが、そのプロセスを実現しているではないかと感じている方も居ると思います。しかし、そのSNSは、あなたの自己実現に関心があるわけではないので、連絡の道具の一つであり、情報を垂れ流すに留まっています。

たとえばFacebookでは、タイムラインに友だちの投稿が表示されます。その投稿に友だちに備わる自己実現が表れているかというと、特にそこまで現れているわけではありません。そして、友だちの数により手元に届く情報自体の数が違い、今は友だちでも後で友だちでなくなることもあることから柔軟であることも確かですが、不安定であることも事実です。

投稿の内容についても、中には非常に有用な情報が含まれている一方、それぞれの載せたい一言や一日の報告やある出来事についての感想も多いので、分かるのは友だちの「今の状況」や「関心」です。友だちの関心とあなたが抱く関心が同じであれば良いですが、所属や人生が違うことから、あなたの関心と同じであるとは限りません

SNSは情報を乗せますが、一人ひとりを社会に届けるプロセスはなく、「個性を届け合うやり方」の造り手または担い手ではありません。

それどころか、私たちを取り巻く情勢の一つであるモデル無き社会にある不安と不満のひとつ「あふれる情報」を垂れ流すことに加担している協力者の一人となっています。道具には本来罪はありませんが、

そこに百年あっても
「評価し合う社会」が変わることはありません。

about Youがこれから担う役割

about Youは、あなたを社会に届けるプロセスとして設計を試みるメディアとしてお伝えしていますが、構想をはじめた2017年から2020年の今に至るまで、未だに手作りで行う場づくりと働きかけに留まっています。しかし、

SNSとは設計思想が異なるシステムを設計し
建築することを目指しています。

「次の一手を編み出せる」力のあるヒトを輩出するには、単なる教科に留まるものではなく、「あなたは何によって憶えられたいか」という生き甲斐に辿り着くような個人とビジネスとソサイエティを結びつける出会いと学びの体系を通過することを提起します。

その体系を、私は「Lessons」と名付けています。

about Youが「個性を届け合う社会」と名付けた次の社会において、これから担おうとする役割を個人とビジネスと社会に切り分けて3つ掲げます。この3つの役割をどのように担うのかについては、about Youの各メニューを通して実験的に進めようとしていることから、後述となります。

1.一人ひとりについては、
 一人ひとりに備わる「価値を解放する」役割を、
2.ビジネスについては、
 「従事者の活性化」と「未来の顧客の獲得」に貢献する役割を、
3.社会については、
 多くの領域に横たわる「変革すべきテーマ」に共に挑む役割を担います。

変革すべきテーマ

ここで、このシリーズに何度も登場してきた

「変革すべきテーマ」

というフレーズに初めて触れます。no.39まで私は、本書をまとめるにあたってインスパイアされた記述や事実を載せてまいりました。その理由は、これまで私が掴んだ学びを「点と点」を結ぶように「線」にしようと試みていることからです。

ここでも、線になる前の「点」としての記述を使いますが、「線」として結びつけた私のオリジナルのフレーズともなっています。

私は、本書を手に取っているあなたにもオリジナルの「フレーズ」がきっとあると見立てています。言葉にして表現することができるかは、点の数がまだ足りていないか、線としてまだ短いか、です。

突然かもしれませんが、私はabout Youが産み出す事業規模を

「3000億円クラス」まで

練り上げたいと思っています。その理由は、社会的課題を取り込み、それを解決する形での業界を超えた構想を描き、その実現に向けた仲間づくりをして連携をすることに挑むからであり、about Youはその構想そのものだからです。その構想を、単騎で徒手空拳の段階から手掛けて実現までした後、あなたにこう伝えたいのです。

「あなたもそれができる」と。

私自身も、過去と現在と将来が一致しないアンマッチというジレンマを抱え、過去によって評価される社会において今まで培った実力を発揮する場に恵まれていません。このことから、自分のいや一人ひとりに備わる価値に興味がない組織の都合によって産み出された犠牲者の一人として創造に挑むことにしているのがabout Youです。

構想として描くabout Youは、一人ひとりとビジネスと社会を結びつけようと、点と点を線にしようと試みたものです。次に個人とビジネスと社会を結びつけて線にした図を下に載せました。

PBSトライアングル

ここに居る登場人物は、「個人」と「ビジネス」と「社会」です。それぞれ、個人が抱く「自己実現」と、あらゆるビジネスにある「マネジメント」と「マーケティング」と、社会に横たわる「テーマ」を結びつけようと試みることを表しています。

ビジネスだけ、「マネジメント」と「マーケティング」と2つの場面がありますが、マネジメントの場面は主に従事者が対象となり、マーケティングの場面においては顧客が対象となります。場面によって切り分けますが、不可分であることも念頭におきます。

ここにある「社会」の中にある「テーマ」ですが、自己実現と対応させようと考えた時、自己実現は挑戦と成長を通して自らが抱く価値を解放したい気持ちのことを指すので、とある社会課題よりも広くつかむことができるよう「テーマ」という言葉を選んでいます。

本書では、自らの手と力が社会に届かない遠さに抱く気持ちを「歯がゆさ」と呼んでいますが、私たちが歯がゆさを抱く理由のひとつに「変わらないこと」があります。

どう変わると良いかはその時々で中身が違うことから変化の中身はここでは問いませんが、移り行く情勢の中で、このままでは犠牲者が生まれ量産されていくばかりだという場面においても、なおそのままであり続ける仕組みややり方に変化を付けたいとあなたが思うとき、

「変革すべきテーマ」がそこにあるのです。

筆者から補足

ここまで、ご覧いただきありがとうございます。
次は、no.42「3000億円の事業を生み出すビジネスプロデュース」から
という小見出しを掲載します。

全文について

no.07から毎回貼り付けることにしました。
目次を見て興味あるところからご覧ください。
よろしくお願いいたします。


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