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日記

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2023年4月の記事一覧

4/24

この辺りには基本的に店が少ない。
だから歩くときにはグーグルマップを開いて、近辺の店を調べることで、少しでも選択肢を増やそうとしている。

今日はスーパーに行く必要があり、いつも降りない方の坂道で行けるところにする。
こちらは舗装されてはいるものの、ほとんど森の中を歩いて下っていくような道で、畑とそれを所有している家が、時々広々と現れる。
マップを調べると、店マークが一軒だけあり、そこは蕎麦屋みた

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4/23

スラムダンクを観るために川崎に行く。
朝から晴れていて洗濯物はパリッとしていて、だけどもっと殺菌されてほしいから、そのまま干しておく。

日曜の夜に移動時間をだいぶ割く必要があるのは、不当だと思う。
日曜の速さに焦る。じりじりとした陽が短い。
人生のことについてよく分かっていない人が作った仕組みだと思う。

疲れ、ぼーっとする時間がない。味わえないと感じる。

川崎の一つ前の、六郷土手というご機嫌

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4/26

色々あって、先生にコンビニでご飯を奢ってもらう。
なんでもいいよ、と言われて、こういう時はいつも買っているものを買ってもらうのがいいと思う。焼き鮭と、きんぴらごぼうをカゴに入れると
「めちゃくちゃ、ちゃんとしてんじゃん」と言われる。
「炊飯器を持ってきてるんで」
「すげぇな」
デザートも買っていいと言われる。他の班員にも渡してあげて、とシュークリームを2個買ってもらう。
LINEで「○○先生にシュ

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4/25

木の隙間から白い線が見えて、
暴力的な線だ、と思ったらそれは、
キャッチボールの、ボールの線だった。
兄と、弟が、家の前の坂で、キャッチボールをしている。
それの奥に、しゃがんで、母親が見ている。

自分の腹から生まれた生き物、2人が
ボールを投げ合っているのを見るのは、
どういう気持ちなのだろうか。

僕の母親が、
僕と弟は東京で会って遊んだりしないのか?
と、よく聞く。
そのとき、どんな気持ち

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4/22

厄介に曇り、寒い。
自然からのメッセージを素直に受け取るなら「死ね」って言われてるよね、と彼女と話す。
自然に耳を澄ませると、「死ね、死ね」と言っている。
笑えるイメージ。

歩いて蕎麦屋に向かうのだけど、意外と遠いし、薄明るい曇り空は歩くだけで疲れる。蕎麦屋は臨時休業で、別の蕎麦屋に向かうと、蕎麦屋の前の道路の往来で、選挙演説とその応援と聴衆が人だかりを作っていて、蕎麦屋はもう閉店していた。

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4/21

局所的に見たら僕の怠慢というふうに見えるかもしれないが、大局的に見たら僕は全く悪くなくむしろ善だったのだ、ということを、どうやって、あなたにわかって貰えばいいのか。
怒られた。

全く反省していないので、返事はしなかった。
いくら僕が悪くなくても、怒られるとゲンナリする。
こんなゲンナリするのは、ナイーブすぎるから、やめたい。
暑い。
動揺していないと自分に言い聞かせるため、景色をじっくり眺めたり

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4/20

4/20

今日も米を炊いている。この寮は部屋に独立した水道とトイレがなく、共用で、それが一番のストレスだ。共用の水道で米を毎日研いでいるのはおそらく僕だけだ。味噌汁を「料亭の味」に変えたら、うますぎて驚いた。出汁の味はほとんど自宅で作るものと変わらない。代用生活もあと一週間で終わる。

昨日も話したビックボーイとココスがある国道に、カフェがあるのにはだいぶ前に気づいていた。

今日は午前で実習が終わって、暑

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4/19

夏日。雲は薄く引き延ばされてあって、それだけ4月っぽかった。
この日差しがだんだん手に負えなくなると、夏なんだなと思った。

先生の諮問に耐えて、ブコウスキーの『郵便局』を読みながら坂を下る。
ページが白くて、日光の反射で網膜に焼き付くほどだった。
白いつつじが、重なって咲いていた。
200円くらいで読めたらいいのに、という内容。
でも、光文社古典新訳文庫なので1100円する。
内容の理念と、合っ

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4/18

4/18

曇りで、外来見学は何もしない。
午後は待機で、ピッチが鳴るのを待つ必要があった。
何も手につかないので、ピッチを横に置いて寝る。

起きて、彼女と電話をする。
彼女が街を歩いている。
街の音がする。
『街とその不確かな壁』を読みながら話していたが、もうその文体に飽きている。

夕方になってやっと雲が切れてきて、夕日がぼうっと見える。
もう待機しなくていいので、散歩に出る。
なんだか、あきたりない。

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4/17

4/17

昨日の夜、駅から寮に帰る途中、遠くで何度か、稲妻が走った。
音は聞こえなかった。
千葉のここは、山が見えない。夜に稲妻で空全体が光ると、その平野の広がりが一瞬見渡せる。すぐに暗闇に戻り、その広さが怖かった。

朝、病院に向かうために外に出ると、つつじが咲いていた。
地面も車もつつじも濡れていて、深夜にあれから雨が降ったことがわかる。
寮の周りには土が多いので、濡れた土の匂い、蒸れた土からの照り返し

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4/16

昨日見た時は、雨の予報だったのに
文字通り、嘘のように晴れた。
騙された、ので、信じられない。
この天気が。
洗濯物をとりあえず午前中にしてしまおう。
信じられないまま、干す。とにかくこの晴れの日を無駄にしたっていいと思った。

昨日見た芝居、自分の書いた脚本の、
今ならば絶対に書かないナイーブな言葉の一群を思い出しながら、僕は高校のときの自分の劇の映像を見た。東北大会の映像で、これを観るのは多分

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4/15

雨の中、町田へ行く。

横浜線は、急に拓けた、田圃が見える。
奥の方まで雨が降っている。
町田駅、バスターミナルが入り組んだコンコースの下にあって、雨垂れ。
バス停を探して、階段を上り降りして、雨に濡れずにバス停を探すのは難しい構造。全てコンコースの屋根の下で完結してくれればいいのに。
バス停が見つかる、長蛇の列。
時間になってもやってこない。
痺れを切らして反対側でタクシーを待つけれど、
タクシ

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4/29

厭らしい風が強い。
GWの、前半と後半に分けた天気予報が嫌いで、
これを言われると、GWで晴れの日が少ないと損する気持ちが強くなる。
みんな一斉に同じ時期に休むので、この休みの貴重さを世間全体で共有している気分になり、それが悪天候で塗りつぶされる惨さを、強く感じてしまう。

昨日デタラメに寝たので、少ない睡眠時間でも二度寝せずに本などを読む。ブコウスキーの『郵便局』を読み終える。こんなに真面目な小

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4/28

先生の予定が終わった後、レポートの発表をすることになっていて、かなりしごかれるので、丁重に準備をする。
だが、予定の終了が読めず、準備も終わったような終わってないようなで、緊張と弛緩のバランスで気持ち悪くなる。次第にイライラしてくる。
だいたいこちらは頼んでもないのに寮に泊まって、それを労われたことがない。
急に連絡が来たと思ったら10分後に発表ということになって、いい加減にしてくれと思う。

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