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先生の予定が終わった後、レポートの発表をすることになっていて、かなりしごかれるので、丁重に準備をする。
だが、予定の終了が読めず、準備も終わったような終わってないようなで、緊張と弛緩のバランスで気持ち悪くなる。次第にイライラしてくる。
だいたいこちらは頼んでもないのに寮に泊まって、それを労われたことがない。
急に連絡が来たと思ったら10分後に発表ということになって、いい加減にしてくれと思う。

発表が終わり、2時間かけて家に帰る。
炊飯器と米袋が入ったキャリーバックと
パソコンと洗濯物が入ったリュック
そのどちらにも入りきらなかった枕を持って、坂を登り、バスに乗って、電車に乗る。
網棚にスーツケースとリュックを置いて、ボックス席に座る。これで文句を言われたら、そいつが今まで聞いたことのないほど大きい声を出すことに決めていた。大きい声には自信があるからだ。

途中で、マダム2人が向かいの席に座って、ブランド物の紙袋をたくさん持っている。
「お兄さん、網棚の上にこれ乗っけて欲しいんだけど」
と言われ「いいですよ」とあげる。
「すごい荷物ね」
「寮からの帰りなんですよ」
「お母さん、大変ね、こんな洗濯物あって」
「あ、一人暮らしなんですよ」
「ああそう大変ね」
本当に大変だ。
「おうちどこ?」
「蒲田です」
ああ、納得、という顔をする。1人は三田で降りて、もう1人は逗子まで行くようだった。

家について荷解きして焼肉を食べに行く。
焼肉はうまいが、滋養にはならない。
1ヶ月分の疲れがすぐに来て、変な時間に眠る。
起きてまた、変な時間に眠る。

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