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色々あって、先生にコンビニでご飯を奢ってもらう。
なんでもいいよ、と言われて、こういう時はいつも買っているものを買ってもらうのがいいと思う。焼き鮭と、きんぴらごぼうをカゴに入れると
「めちゃくちゃ、ちゃんとしてんじゃん」と言われる。
「炊飯器を持ってきてるんで」
「すげぇな」
デザートも買っていいと言われる。他の班員にも渡してあげて、とシュークリームを2個買ってもらう。
LINEで「○○先生にシュークリームもらったので、欲しい人言ってください」と伝える。
「階段のとこ行きます」
今日は雨で、白衣のまま、傘を持って小走りで寮にかえる。
そのまま部屋に帰る動線上に2人がいて、苦笑いみたいな顔でシュークリームを渡す。

夜になって、夕飯を買いに行く必要がある。
雨は止んでいて、湿気った花火みたいな匂いがする。
街灯は、道の反対側にしかなく、少なすぎる光源の下、コンビニに向かう。
車が次々と後ろからやってきて、ヘッドライトが自分の影を伸ばし、伸び切ったら消えてしまう。これが繰り返される。
漆色の少し明るい領域は、水たまりなので避けて歩く。
漆色の巨大な広がりは田圃。
先週まで乾ききった土塊だった田圃が、水を張られて苗を植えられている。

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