カッコいいダンサーになるには

皆さんこんにちは。


今回は私の願望が強く表れたタイトルになりました。

ダンスをやる目的は人それぞれです。健康でいたい、音楽に合わせて身体を動かしたい、競技に出て成績を出したい、どれも素晴らしい考えです。

私はプロダンサーの端くれですが、やはりダンサーとしてカッコよくありたいものです。


実際、そのために気を付けていることがあります。
今日はその一部を書いてみることにします。




ダンスにおける“カッコいい”の作り方

これは1つの考え方ですが、ダンスには“技術”と“表現”という2つの領域があります。それぞれ詳しく見ていくと、、、


技術:知識、テクニック、身体の使い方、システムetc…

表現:感情、感性、音楽的な感覚、美的センス、プレゼンテーションetc…


だいたいこういったものが当てはまるでしょう。

どちらも大切ではあるのですが、「カッコいい」ことに関してより重要度が高いのは後者です。

ダンスを長く続けているとついつい技術の方に意識が取られがちです。特にプロなど、ダンスを真剣にやる人ほどこの状態にハマりやすいです。

かくいう私も、プロになってからは技術を上げることに囚われすぎてしまった時期もありました。技を磨いて踊りそのものを上げていくことももちろん必要です。

しかし、それだけでは魅力的なダンスは創り上げられないのです。ダンス自体の完成度を上げたうえで、今度はそれをどう見せるかを考えなくてはなりません。




このような発想を持った瞬間から、踊りが第三者からよりカッコよく見えることを意識するようになります。

より具体的には次のようなことを考えるのです。


・目線はどう付けたらカッコいいか?
・表現したい感情に一番最適な手の使い方
・見せたい音のために持っている技術を使おう
・この動きはない方が全体として良く見える気がする
etc…


要するに、「表現」が目的であり「技術」はそのための手段であるというマインドになった方が、見ている人を魅了する踊りが出来上がるということです。


「レッスンで習ったことをできるようにしよう!」

というより、

「レッスンで習ったこの身体の使い方で何ができるだろう?」

という考え方をした方が良いです。これができたらあなたはもう一人前のダンサーです!





では、今日はこのへんで。
次回もお楽しみに!




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