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中高時代の部活のハナシ

皆さんこんにちは。
プロ社交ダンサーの阿部巧太(アベコウタ)です。



私は中学・高校の時は吹奏楽部に在籍していました。
大学以降に出会った人達には結構意外だと言われますが、中高6年間はずっとそればかりやっていました。

ちなみに楽器はトロンボーンです。トロンボーンってご存じですかね?
こんな感じの楽器なのですが、、、👇



トロンボーン(手書き)


見たことありますかね?たまに知らない方に出会いますが、その時は悲しみに襲われます。ちなみに、画力についてはご覧の通りです、、、これでも上手く描けました、、、




とはいえ、今となっては「運動部っぽい」と言われることの方が多いです。一番たまげたのは「サッカー部っぽい」と言われた時ですね。サッカーが一番苦手だったのに。。。足でボールを扱うのがムリでした。


そもそも運動部っぽいとか文化部っぽいって何なのでしょう?

“吹奏楽部っぽさ”

とは一体……⁇「センスがありそう」なのか「根暗っぽい」なのか、、、
できれば前者であってほしいものです。



まあ要するに大学より前はダンスとは無縁だったわけです。当時は音楽と楽器漬けの生活で、ダンスの「ダ」の字もありませんでした。

人生分からないものです。25歳の自分がプロの社交ダンサーになっていることは、10代の私からしたら想像もつかないことです。面舵一杯といった感じですね。






今書きながら思いましたが、私はもう25歳なんですね、、、
四捨五入したら30歳。え、アラサーやん。。。ボーっとしてたらあっという間に三十路ですよ。ヤバ。

まだ気持ち的には高校生というか、何なら十の位を四捨五入して「0歳生まれたてイェイ!✌」くらいの感じでいたいところですけど。光陰矢のごとし、人生は有限です。






それはさておき、、、吹奏楽部時代の話をしましょう。


先述の通り、吹奏楽をやっていた時は音楽漬けの生活でした。特に夏は“吹奏楽コンクール”で良い成績を収めるべく、夏休みの間もほぼ毎日部活に行っていました。

コンクールに出場するにあたっては「課題曲」と「自由曲」の2曲を演奏する必要があり、それをひと夏かけてメンバーが一丸となって仕上げるということをやっていました。


「たかが2曲に何ヵ月もかけるの?」


と思われるかもしれませんが、コンクールに力を入れている学校の部活ほどそれが普通です。やればやるほど、こだわればこだわるほどにアラも見つかりやることも増えていきます。




まず第一に、1つの音を出すことがどれほど難しいことか。実際にやったことがある方は分かるかもしれません。

楽器の音は出し始めてから出すのをやめるまで均一であることが基本です。イメージ的には長方形の音を出す感じです。最初から最後まで音量が変化したり揺らいだりしないことが肝心なのです。

これが本当にできないです。ある程度楽器を吹きなれていても「パーン」と頭からハッキリ音を出すのは相当難しい。ちょっと油断するとすぐ「ゥワーン」と悪い意味でしゃくりが効いてしまいます。



それから、自分がやっているつもりの吹き方と相手からの聞こえ方との間にはものすごいギャップがあり、これが大変悩ましい。

ある時の合奏で私のいたトロンボーンパートが捕まった時に、指揮者の先生に「音を途切れさせるな」という指示を受けました。その曲のその部分は持続的な音が求められていたのです。

それを聞いてトロンボーンパート一同、音を切らないように息も絶え絶えで吹くのですが、いくらやっても先生は「まだ音がブツブツ切れとる(怒)」と言うのです。本当に絶望しますよ。


ちなみに合奏の時は、指揮者の先生の気になることがあると特定のパート(楽器)だけピックアップされてその部分を吹かされます。場合によっては1人ずつ吹かされます。全体の場で。

できないともちろん怒られます。「もう1回吹け」と檄を飛ばされます。怒られて怖いので萎縮して更に吹けなくなります。負のループに突入です。

酷い時は「練習してこい!」と合奏をしている部屋から追い出されます。
いやー地獄。





、、、とまあそんな感じの吹奏楽部時代でしたが、今思うと楽しい思い出です。大変なこともたくさんあったのに不思議なものです。思い出は美しい。

それに、吹奏楽の経験が今やっているダンスに活かされていることは多々あります。私からすると、楽器の音を出す難しさは、ダンスで言うとウォーク一歩の難しさに非常によく似ています。

表現することの難しさ、そしてその楽しみ、音楽は私にそういうものを教えてくれました。それは他のダンサーにはない私の財産だと思っています。ぜひこれからのダンサー人生の糧にしていきたいですね。




では、今回はこのへんで。
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次回もお楽しみに!


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