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濃ゆいプロジェクト進行の実現は難しい
コロナ禍が一年以上経ち、業務が急場しのぎではなく、新しい事業のあり方といったテーマでの本格的なプロジェクトで走り出している会社、社員の方も多いのではないでしょうか?
プロジェクトが成功するか、失敗するか?それは様々な理由がありますし、現在進行形で進んでいるプロジェクトであれば、その結果はもう少し先でわかる事かもしれません。
プロジェクトの成否の要因は、まさにケースバイケースでしょう。
一方で、この「現在進行形で進んでいる内容」が充実した濃いものになっているかどうか?今、まさにプロジェクトを進めているプロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャーが気になるのはこういった点ではないでしょうか?
もちろん中身の良し悪しも気になりますが、何よりもメンバーが熱狂してやれているかどうかは孤高のマネージャーにとって尽きない心配事かもしれません。
こちらから何か言わないと発言が出てこない議論、チグハグなメンバー感のアクション、それじゃない感のアウトプット、反発ばかりする人などなど、なぜプロジェクトは盛り上がらないのか?を今日は考えてみます。
(そんな、プロジェクトならやめちまえ、解散してしまえ、は言わないでね!サラリーマンだから、プロジェクトをなんとか形にして完遂させることが必要。)
任命、抜擢、或いはみなぎる自信・・・
ここでの話はプロジェクトのオーナーの立場ではなく、プロジェクトを実際に行う、リーダーやメンバーの視点で考えます。ほとんどのプロジェクトの発端は経営者(プロジェクトオーナー)の意思から始まります。一部の現場のメンバーから提言することも勿論あるでしょうが、そうであっても、経営者の「よしやってみろ」という決裁があってからプロジェクトは始まります。
早速ですが、もう、この始まり方が険しさを感じさせます。
いくらトップダウンで拒否権なくメンバーを集めることができるとはいえ、「急に始まるプロジェクト」にはうんざりしている人がたくさんいます。
「前にもやったことがある感」のあるタイトルだと余計にうんざりさせてしまいます。「またやるの?どうせうまくいかないのに」、「経営者が理想論を撫でるだけのプロジェクト」という感じで嫌悪感を持つ人もいます。
プロジェクトをやりたい→始まるという当たり前の順番
プロジェクトは、プロジェクトが始まる前からプロジェクトしたくてウズウズしている集団で形成されているのが理想だと思います。以前から問題意識があり、以前からそれが共有されていて、以前からそれをこんなふうに解決しよう、こんなふうに変えてみたい、という議論まで行われている状態。
「でも、予算無いよね」、「でも、その仕事をしていいという許可も降りてないよね」となって、初めてプロジェクトしていいかを経営者に打診するのが、望ましい姿でしょう。
あなたが、経営者から任命されたという形になってる段階で、メンバーの熱狂は生まれにくいかもしれません。抜擢される形は、抜擢されていない人が存在することを証明しています。そのみなぎる自信、「何を偉そうに!」と、周りはウザく思っているかもしれません。
プロジェクトが盛り上がらない理由の一つはシンプルです。
順番が違うのです。
メンバーが熱狂してからプロジェクトは始動させるものだと思います。あるいはメンバーが熱狂しているテーマをプロジェクトにする、とでも言いましょうか。
ひとまず今日は、なぜプロジェクトメンバーが熱狂しないのか?の理由を一つ書きました。また少しずつ他の理由も追加で書いていきたいと思いますが、今日はここまでとします。
ということでまた。
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