緊縮派、MMT否定派が大体意味不明な理由〜自動車に例えると良く分かる〜
タイトルで自動車にしていますが、別にそれ以外でも何でも構いません。何が言いたいかということですが、MMT否定派や緊縮派の言い分が…
理論と政策論をごっちゃにして話してる!
と言う事を分かりやすく説明するのに車が思い浮かんだということです。
例えば車の構造や仕組みを解説した技術書があります。それと同時に運転方法や操作のテクニックを解説した技術書もあります。どちらも技術書ですが、普通は両者を別物として扱います。ところが経済に関して特にMMTに関して言えば…
なぜか?ごっちゃにして批判します!
先ほどの車に例に例えるならこうなります。
公道で最速で走れる技術論を解説している本なり論説があったとします。その内容では運転操作を主軸に起きつつ車の仕組みも説明しつつ、だからこういう操作が出来る!と解説していたとします。それに対して「公道はそもそも安全に走るところであってサーキットでは無いから最速を目指す事そのものが間違っている」と批判したとします。ここまでは何らおかしくありません。もしここからさらに…
「ゆえに車の仕組みの説明も間違っている!」
と言い出したらどうでしょうか?途端に話がおかしくなるのが分かると思います。これは車じゃなくても同じですが、こと経済の話になると…
上記のような論説が頻繁に出て来ます!
例えば良くある批判として…
インフレになったからMMTは終わりだ!
です。インフレの内容はひとまず置いておいてそのインフレが悪いインフレだとすれば、それは…
MMTが終わりなのでは無く、インフレを導いた経済政策を断行した施政者が終わり!
になるわけでMMTが終わるわけではありません。
他にもこのような話があります。MMTは現代貨幣理論です。つもり現代の話をしています。なのに古代ローマはどうだったとか?過去の話をして来る人がいます。なので、現代の話ですよ。と言うとこういう言い返すのです…
MMTはメソポタミアの時代に信用貨幣があったとMMTerは言うじゃないかと…
この言説のおかしいところは、車で例えるより寿司で例えると分かりやすいと思います。
現代の寿司文化の枠組みは江戸時代の江戸前寿司にあるのですが、寿司自体の起源は古代のなれ寿司にある!
と言った時に、先ほどのメソポタミアの言説を寿司で当てはめると…
現代の寿司文化は江戸前寿司にあると言うが、古代にも寿司があったと言う。だから寿司文化の枠組みが古代にも適用出来なければおかしい!
と言ってるのと同じになります。どうでしょうか?寿司に例えたら…
だいぶ、頭のおかしい事を言っていると思いませんか?
このようにMMT批判者や緊縮派は論理の中のある部分的な内容を見て全体を批判するか?全くの別ベクトルの話をごっちゃにして話すか?ほとんどこの2択だと考えます。
もちろん我々も主流派に対してある一部分を批判して全体を批判している節はあります。しかしです。我々が批判している一部分というのは…
主流派の論理の根幹を成している商品貨幣論についての指摘になります!
現在の主流であるミクロ経済学や新古典派では商品貨幣論がベースになっており、貨幣は取引をやりやすくするための潤滑剤でしかなく、結局は全ての取引は…
物々交換である!
という…
定義
を元に理論体系を組んでいます。しかし、この定義が間違っていれば…
理論全体が崩れるわけです!
だからそこを指摘するのです。もちろん完全に何もかも間違っていると言いたいわけではありません部分的には使える物もあるでしょう。
ただ、ここまで書いておいてなんですが、政治経済において大事な事は…
臨機応変に対応すること!
にあると思います。理論がどうの予測がどうのでは無く現実や状況を見て…
正しいと思われる政策を実行すべきです!
今の日本の政策を例えるなら、道路の真ん中に人が倒れている。安全な場所に動かさないと二次災害何起きるかもしれない…けれど、基本は負傷者を動かすのは良くないと言うし…と言って二次災害が起こっている状態です。こんなんでは…
ダメですよね?
以上になります。最後まで読んで頂きありがとうございます😊
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