【瀬戸芸2022 秋9/29-】女木島名店街(女木島)
今週末からの瀬戸芸秋の部への、参加の準備をしている。現地で無料配布されている島別のガイド的な紙媒体を出してみた。これらの中の「地図」が、島歩きには重宝する。書き込みを含め、旅の宝物だ。
それらを観ていたら、ふと、noteに書き忘れていたことを思い出した。上の写真の向かって右端のパンフ「女木島名店街」についてだ。
下記では、レアンドロ・エルリッヒの「ランドリー」に触れたところでかなりのボリュームになったのでいったん切ったのだった。その続きを。
■寿荘
作品の大部分は、海辺の寿荘で鑑賞(体験)できる。
建物内には、宿泊施設だったときの面影も残る。
ちょっとしたお土産も買えるショップ併設。現金以外の決済にも対応していて便利だった。
■≪女木島名店街≫ ピンポン・シー 原倫太郎+原游
エントランスでまず出逢うのが、このカラフルな卓球台たち。
■≪女木島名店街≫ ランドリー レアンドロ・エルリッヒ
1階の奥まった場所に、まったく違和感なくある「ランドリールーム」。
実はアート、でも実機もあって、そっちでは洗濯も乾燥もできます、という、いたずらっ子的な?仕掛けに笑う。詳しくは、レアンドロのほかの作品とともに、前回の記事で。
■≪女木島名店街≫ ガラス漁具店 柳建太郎
照明を落とした空間。まず、美しい作品たちに、ただ見入ってしまう。
夏に訪れたときは、このスペースでワークショップが開催されていた。
美しいガラスの釣り針は、1つ3000円。
きれいな魚が釣れそうな? 繊細なルアー、1万8000円。
■≪女木島名店街≫ ティンカー・ベルズ ファクトリー 中里繪魯洲
妖精の仕事場、がコンセプト。このテイストが好きな人は離れられなくなりそうな世界が広がっている。
■≪女木島名店街≫ 鬼ヶ島ピカピカセンター 岩沢兄弟
個人的に≪女木島名店街≫で最も印象に残って・・・、というか「耳に残って離れない」のが、ここで何度も繰り返し流れる、「鬼ヶ島、ピカピカセンタ~!」という、ふしぎなアナウンスだ(女木島は、かの「桃太郎伝説」で、鬼がいたとされる島)。
なんだろうか、この、ちょっとレトロで不気味で、しかし目が離せない美しさ、な感じは・・・ということが気になって、長居してしまうのだった。
■≪女木島名店街≫ リサイクルショップ複製遺跡 五所純子
なるほど面白いなあと、つい参加してしまったのがこの作品だ。
床に手書きされた、下記の文章に「もっていかれて」しまった。なんて簡潔にそしてうまく、作品のコンセプトを言葉にしているのだろう。
人が置いていったものを「遺跡」に見立て、「発掘」して「購入」できる。ふむふむ・・・と、前のめりになったところで、まんまと作家の作品世界に入ったな、と感じた。
ぜひ「外来種」を置いていこうと思ったのだけど、ホテルに荷物を置いて非常に身軽になって来ているので、適切なものがない。それもまたアートなのだろうと思い、使っていたオレンジ色のポーチの中身を出して、置いてきた(写真奥)。物品提供カードにも言葉を記して。
この、「人のストーリーを読む」も、とても気になった。次回はちゃんと読んで帰ろう。
■≪女木島名店街≫ MEGI Fab(メギファブ) 三田村光土里
寿荘を離れた、一軒家にそのギャラリー&ショップはある。風が吹き抜ける、島の工房といった趣だ。
■≪女木島名店街≫ 結ぶ家 大川友希
同じく、島の一軒家。残念ながら、道に迷っているうちに閉店時間となってしまい、外観のみ。
■16:30クローズド。時間には余裕を持って
女木島から高松への最後のフェリーは17:20。ただ、有人の施設は、それに合わせて16:30に閉まってしまう。
女木島は男木島とセットで観光しようとしている人も多いはずなので、時間が限られている場合は、観たい場所から回る、に限ると思う。港のパブリックアート鑑賞は最後に回す、など。
ちなみに、主なアート作品を観るだけであれば、徒歩でも十分だが、ぐるっと島を回り、中心部にも行ってみたいのであれば、急な上り坂も多くなるので、レンタサイクル等を利用するのが現実的だ。
では、よい旅を!
↓ ※瀬戸芸2022関連記事については、下記にまとめています。
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