見出し画像

日常と非日常のお話。

047

ぎんぎん、こんにちは、ノウト!

例えばの、話を
前回お話させていただきました。

例えば、今日が最後の晩餐だったら何を食べる?明日でも明後日でもひと月後でもなく今日。好物を食べるのか。今、食べたいモノを食べるのか。はたまた、そんな選り好みはせずいつも通りのモノを食べるのか。なんて話はしておりませんが、前回のお話もお読みいただければ幸いです。

幸い今のところ、「最後の晩餐」なんて思わずにその最後の晩餐を食べられる幸せな国でボクたちは暮らしています。もちろん、これが最後の晩餐だ。と思って食べる人もいるだろうと、いるに違いないことは存じています。でも、多くの人はそれを最後だとは思わず口にし命を全うします。

思えば、「最後の晩餐」の話は、
好物を食べるのか。
いつもの通りのモノを食べるのか。
今まで食べたことのないモノを食べるのか。
思い出のモノを食べるのか。
大きくざっくり分ければ4つくらいになると思います。

もっと大きく大きく分ければ、
日常か。
非日常か。
に分けられると思います。

もう最後の晩餐と言っている時点で非日常なんだから、それはもう変えようがない特別な食事になってしまいます。
けれど、それに抗って非特別な日々にしたいという心情も理解できますよね。
特別と表記すれば、なんだかハッピーで幸せなスペシャルなイメージだけれど、この特別な日はハッピーで幸せなスペシャルで特別な日ではないのですから、抗いたいですよね。

しかし、事前に生前にこんな話をできる日は、
特別で通常で日常で非日常でウルトラスペシャルでハッピーで幸せな日だということは確かです。

だから、幸せでハッピーな想像をします。
そうです、非日常を想像した人々も最後と言うことに抗っているのだと思うんです。
結局はどちらも抗っているのだということになります。

そりゃ誰しも抗いますよね。

どう抗うかです。
より効果的に抗うにはどうすればいいのか。なんて話ではなく、まず抗っている姿勢を見せているんです。

無人島に何かひとつ持って行くとしたらあなたは何を持って行きますか?という話でも、どう生き抜くか。つまりはどうあなたは抗いますか?と言う話だと思います。

ある人は、ライター。
ある人は、ナイフ。
ある人は、スマホ。
ボクは、私を。

「いきなり、話を私にフラないでくれるかい。なかなか変わった分析をしているななんて感心してしたところに突然のフリに準備ができていないよ。私は私から疑問に思った時に入っていきたいんだから」意外と私は攻めには弱いことがわかった。そんなことは分からなくてもいいのだけれどもね。

この無人島というあいまいなシチュエーションで、スマートフォーンという無敵すぎる武器は無人島を生き抜くにはあまりある存在だと思う。
日本には約6500くらいの島があり、約400~500島くらいに人が暮らしているらしい。なので6000島くらいは無人島となる。このすべての島で電波が届かないことなんて決してない。きっと電波は届く島のほうが多い、バリ3状態なんてざらにあるのだと想像にできる。

「この5Gの時代にバリ3だなんて。若い人には分からないコトバだよね」と私は私が疑問に思ったところで、自分自身のタイミングで機嫌よく話に入ってきた。
「そんな、バリ3が死語だなんてボクは認めないよ。あの頃、ボクたちはバリ3を求めてさまよっていたんだから」
「伝わらないモノは伝わらないよ。仕方がない。携帯電話のアンテナ表示が3本立って、電波状態が非常に良い。ことだね」と私が丁寧に説明をしてくれたおかげでボクは死語からの生還を見事にとげた。

でも、日本の無人島に行くわけではないのだからそれはそれで甘い想定なんじゃないか。と言われるかもしれないけれど、

それだったら、無人島に持っていくモノはみんな同じだ。
パスポートだよ。

見知らぬ海外にパスポートも持っていかずに出国するなんてとんでもない。
まずそんな方法はボクは知らないし、無人島にたどり着くかで右往左往しなければならない。
帰る心配よりも、向かう心配だ。

無人島からパスポートひとつ持ってどう帰ってくるか。と言う問いに変わってしまった。
幸い、パスポートを見ればどこの国に入国したのかは分かると思う。入国手続きをしたのだから、すでに分かっていると言う話もあるけれど。

それならば、パスポートと後ひとつ何をもっていくかい?と、ちょっとピントのずれた話になってしまう。
「無人島のパスポートをもっていくなんて、それはもうバカンスだ。それはもバケーションだ」
私でなくてもそう思うよ。とばかりに答えてくれた。

とくだらない話をできるくらいボクたちは幸せな国で暮らしています。

もしかしたら明日にはこれが最後の晩餐かと、覚悟を決めなければならないかもしれないで世界ではあり、覚悟している人々もいるのも確かな世界です。

ボクは最後の晩餐を最後の晩餐だと知らずに分からずに世界中の人々が食べられる世界が世の中が素敵だと思います。

みな様のごコメント、ご意見、ご感想、ご批評などなど
お待ちしております。

今回もありがとうございました。
グットボタン、チャンネル登録をしてくれると嬉しいです。

この記事が参加している募集

私は私のここがすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?