見出し画像

結論のないのお話。

058

ぎんぎん、こんにちは、ノウト!

最初に結論ありき、という話を
前回させていただきました。

結論のない話を長々と聞かされるほど、長い時間はありません。それならばと、最初からこの話には結論がないです。とキッパリと宣言してくれた方がまだ聞きやすいのかもしれません、短い時間だと錯覚するかもしれません。なんて話はしておりませんが、前回のお話もお読みいただければ幸いです。

なので、今回は
結論のない話をしたいと思います。
と書き出してみたモノのさてはて、コレはどこへ向かって話していけばいいのだろうと・・・しばし、悩む。はなし始めるときには目的というか、目標と言うべきかコレを言おうというモノがある。山ならば頂上を目指す、上へ上へと歩みを進めていく。そこでたまには転ぶこともあるだろうし、歩みを止めることもある。でも、向かうべく頂上はあるだからそこへ向かえばいいだけだから向かう方向は分かる。これは迂回した方が頂上に近づくぞってことも経験を重ねていけば分かるようになる。上に登るばかりが山への頂上への近道じゃないことを、体験を積めば少しづつ分かるようになってくる。

結論から話す場合も、同じとまでは言わないまでも似たような感じだった。
どこへ向かって話をすればいいのだろうと、結論から話し始めて、結論へと帰ってくればいいのだろうか。「おうちに帰るまでが遠足」かのように、「おうちから出発するときから遠足」かのように。

でも、結論へと向かえばいいのだろうとぼんやりとは見える。おぼろげながら見えてくる。
と思うと考えると、まだ、結論から話すのは話しやすいのかもしれない。結論を話しているのだから、途中で相手からとめられる可能性も大いにあるけれど、それはこちらが言いたいことを相手には伝わっているからで、理由も結論もプロセスも十分に理解したと捉えることもできる。されたと捉えることができる。

しかし、結論の無い話はと言えば、話したいことはあるが結論がないのだ。いや、結論がまだないのかもしれない。と言うことは、コレは相談なのかもしれない。
悩みに結論はない。しかし、この場合の結論は、悩んでいるというのが結論なんかじゃないかな。と思ったり思わなかったりしてしまいます。となると、聞いている方は、「なんの話やねん?」となってしまう。
「つまり、こう言う話でしょ?」なんて助け船を出しても、
「いえいえ、そんな話ではなくて」と自分の話したい内容を話したいように話されてしまう。黙々と話されてしまう。

「黙々とって、黙っているのはコチラと言う意味合いだね」と私がツッコミではなく結論を口に登場した。
「そうなんだけれど、そこは「粛々と」ってツッコミを入れてほしかったよ」とボクは嘆願してみせた。
「私としてはどちらでもいいんだけれど、次からもキミの願いが叶うのかは分からないよ」と嘆願は伝わったみたいだけど、次からも状況はさほど変わりそうにはないみたいです。

仲間内や友だち、夫婦や恋人なんかと話をしている場合は、結論のない話を永遠としている時があったりなかったりしますね。これは、「話をする」と言うのが目的だったりしますから、永遠と繰り広げられます。
何時間と話したとて、何かが決まったり何かが始まったりしないものです。しかし、唐突に何かが始まったり、そして決まってたりもします。

突然、目的が出来るのでしょうか。

友だちと話していたと思っていたら、「突然」の愛の告白なんてよくある話ですね。
完全に、結論を迫られる状況に一瞬で場面が変わってしまいます。
急に結論を迫られたとしても、困りますからね。結論のない話をしますと宣言して何もなかったように、話を元へと戻したいものですね。いや、戻してしまいましょう。なんてこともなく、結構、そういう場合は、結論のある話をするんでしょうね、と、恋だ愛だの話がそもそも結論がある話なのかと思ったり思わなかったりして、想ったり想われたりするのでしょうかね。

夫婦や恋人同士の人たちの話なんかが結論のない些細な会話っていうのが、「愛」そのものなのかもしれないですね。
親子とかでも、「ママ、聞いて聞いて。今日ね、・・・」と続く結論のない話なんてもう「愛の塊」ですね。

「もしかしてだけど、もしかしてだけれども、結論のない話は、愛ですなんて結論にしょうとしているんじゃないだろうね?」といち早く私が言ってきた。
「え、いや、その、えと、あ、違うよ」と分かりやすく、とても分かりやすく動揺してみせた。
「結論のない話に結論をつけてしまったら、結論のある話になっちゃうじゃないかい。そうなると、結論がないと言うのがただのフリになってしまうじゃないかい」と何とも重要なことを言っているかのように私が言った。
「うん、そうだよ。ただのフリだ。ただのフリオチだよ」とあっさりといともあっさりとボクもそう考えている旨を伝えた。
正直に最初に結論を伝えた。
「いや、もう最後だけどね」

と、最後のピースを私がハメてくれたので、このあたりで。


みな様のごコメント、ご意見、ご感想、ご批評などなど
お待ちしております。

今回もありがとうございました。
グットボタン、チャンネル登録をしてくれると嬉しいです。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?