「THE KEBABS 熱熱」の記録
2023年7月下旬に開催されたTHE KEBABSの熱熱(熱々)ツアー(仙台、名古屋、東京)に参加しました。その記録。
全体の雑感
今回からマスクの有無は委ねられました。やったー、ケバブスのライブは熱々だからマスク苦しいのよ。
それからライブとは関係ないけど、開演前BGMが1990~2000年代に流行った洋楽ヒット曲オンパレード(Oasis,Blur,weezer,U2,Green Day,Franz Ferdinand,Kula Shaker,Red Hot Chili Peppers等々)でめちゃ楽しくてウキウキでした。スタッフさんありがとう。
仙台は初日だからか、皆ちょっとだけ固い感じがあったような気がします。特に新井さんは、1人の世界に引きこもって曲を思い出すことに専念していたイメージ。メンバーが絡みに来ても、目を閉じて集中して弾いていることが多かったように思います。
最後に「割と間違えた、でもナイスプレーいっぱいあったと思ってまーす(笑)」ってお茶目に笑ってて可愛かった。ナイスプレーいっぱいあったよ!
うって変わって名古屋(3ヵ所目)は、だいぶ勘を取り戻してやりやすそうに見えたし、セミファイナルの渋谷にいたってはめちゃくちゃ元気にはしゃいでいて笑ってしまった。頭から飛ばしていた、「そこのフレーズいつもそんなに音符細かくなくないですか?」っていうところまで速弾きの出血大サービス。
いつも田淵から新井さんにちょっかい出しに行く頻度が高い気がするけど、新井さんから田淵に絡みに行ったり、真ん中や下手で単独でお客さんの顔覗き込んで弾くこと多々。もっとずっと前の新井さんはそこまで客席は意識していなかったと思うので、意識が開けてるなーと。
WurtSくんやPUFFY、渋谷すばるなどのサポート業務で超多忙で、最近14日のうち12日ギター弾いていたそうでびっくり。確かに「新井さん毎日ライブだなぁ、しかも全国股にかけて」とは思っていたが、そこまでとは。それも相まってのバッキバキの仕上がりだったのかな。
腕死んだでしょうな(笑)
新井さんが楽しくて良かったと思います。ケバブスの活動は、新井さんのスケジュールとやる気がキモなのでw
名古屋公演の日、田淵は超多忙スケジュール(前日にケバブスで大阪、当日の朝はユニゾンで福岡を終えてからの名古屋入り、翌日はユニゾンで大阪)だったせいか、アドレナリンとアルコール(この日はビール)でいつも以上に元気に動き回って踊りまくって飛ばしていて、私はこういうテンション高くて楽しいことにストレートに貪欲な田淵が好きだなーと改めて思って幸せな気持ちになりました。「ゴールデンキウイ」では、緑(キウイカラー)のリスバンをしきりにアムアムするパフォーマンスをしていて、「キウイ美味しい?良かったね!」って思っちゃうぐらいに、ピュアな生き物の行動が胸に刺さる感じ。
最後にピック1枚投げて、もう1枚はがっつり咥えていたので、これはあげないあげない!とイヤイヤしてたのが子供みたいだったなー。確かにあれだけヨダレついてそうなピック投げられても…マニアは喜ぶのかもしれんがw
ケバブスのツアーは貴重だから何やってくれても嬉しいけれど、そんな中でも今回のセットリストはすごく好きでお腹いっぱい大満足。好きな曲がたくさん入っているのと、一応レコ発だから新曲もいっぱい入っていてバランスが好み。曲が良い感じに増えて来たので、似たパターンにならないのが意外性があって新鮮に感じるのかもしれません。流れが良いと、めくるめく展開にワクワクが止まらず、たっぷりなので物足りなさもない、ぎゅっと濃い約1時間50分。
渋谷は私が見た中で会場が一番大きいのと、ツアーを重ねてきたということもあってか最も迫力があり、バンドの良さが出ていたのではと感じました。1000人以上のキャパのハコだから照明設備が整っていて光が映えていたのと、メンバーがワチャワチャはしゃげるスペースが適度であったせいもあるのかも。
曲ごとの感想
・「熱々(熱熱)」というツアータイトルにふさわしく、1曲目は「サマバケ」。SEが鳴って、登場したのは浩之さんのみ。定位置につくと、おもむろに歌詞を読み上げ出したので会場から笑いが。淡々と朗読する中、新井さんが静々と登場、手には「ザザーン」という波の効果音を演出するザルを持ち、涼し気な波の音を。これが思った以上に本当に良い波の音で余計に笑えました。しかもこの時の顔が、なんと言うか苦虫をかみつぶしたような表情で、それが新井さんらしくておかしくておかしくてwww (ご本人真面目にやってたのだとは思いますけども)
次に田淵が登場して美しい音色の口笛を吹き始めます。口笛がどんどん上達する田淵。渋谷で周囲の客も「うまーい!」って皆絶賛してた。最後に満を持して佐々木が合流して曲が始まるという工夫のある演出。
浩之さんが朗読する中、歓声や笑い声が上がりましたが、声出しNG公演だったら朗読する方はキツイかも(笑)でもこういう演出を一生懸命考えてくれたんだと思うとありがたいですね。
・3曲目の「Cocktail Party Anthem」、久しぶり過ぎて全然タイトルが思い出せなかったです。いつぶりかしら?タイトルと歌詞の内容が自分の中で結びついてなくて、YouTubeを見直していて思い出しました。ケバブスにはこういう眠れる曲があるから、たまに出てくると嬉しい。
・「チェンソーだ!」も久しぶりな感じがしてラッキー。音源だとふよんふよんした効果音が入っているけど、ライブだと新井さんが短いフレーズでそれっぽいギターを弾いていて、そのパターンがいつも違うのが面白いなと思って聞いています。
仙台で新井さんがナマケモノTシャツを着ていたのですが、佐々木が「変な動物いる♪」と替え歌をしていた。新井さんがナマケモノTシャツ着ていると、佐々木はたいてい何かしら曲中にナマケモノをいじってくる(類似パターン「なんの生き物かなー?」)。
・夏だし「てんとうむしの夏」が余計に映えます。間奏が聞きどころのひとつですが、新井さんのギターが初日はいつもと違ってなんとなくサンバ色が濃いめのアレンジかな?という印象で聞き入りました。名古屋ではそんなことなかったので、仙台は思い出しながらやっていたからかも。渋谷ではまたちょっとだけ開けたラテンっぽいノリだった気がする。全部私の感覚ですが。
音源通りではなくとも、新井さんが弾けばケバブスの音なので、その辺りの自由度が面白いしいつも注目しちゃう。
あと渋谷では、頭に差してたサングラスをかけて演奏していたのはこの曲だった気がするんだけど、夏らしさの演出かな?サングラスの新井さんもかっこ良かったな。
浩之さんも自分の世界に集中して入り込んで叩いてるなーと感じました。サビのソロからの、田淵ベースとの掛け合い、さらに新井さんのギターが終盤入って来るのがかっこいい。渋谷の時、ギタートラブルっぽくてギターが入るタイミングが遅かったけど、それはそれでベースとドラムの掛け合いが長くてフリーセッションっぽくてテンション上がりました。
佐々木が浩之さんの脇に立って茶々入れたりしてるの平和。♪らららららーで、客席に対してコンダクターのように指揮を取るのも楽しい。
相変わらず浩之さんは、メンバーがやんちゃしている時に素で笑っているのが可愛い。ちょっとふざけて満面の笑みでスティックを低い位置で放り投げて、新しいスティックで叩いたりするシーンもあったなぁ(仙台にて)。あまり見たことないから新鮮でした。
ケバブスって夏の曲が似合うな。小学生の夏休みのようなワクワクがある。昨年8月に「THE KEBABSの日」を配信したのもすごく心に残っているし、ロッキンのステージ(私の初野外ケバブス)のことも一緒に思い出します。今年の「夏友」も思い出になりそう。先行で取れなかったけど一般で取れてほっとしました。
・「かわかわ」が大好きなのですが、曲が始まると「私、かわかわが好きだー!」っていう気持ちがぐんと瞬時に高まるマジック。問答無用なワクワクが高まるイントロ。そういう意味では「サマバケ」も私の中では同じカテゴリー。
仙台で、佐々木が最後の「ずっきゅん!」をフライングするという初日らしいプチハプニングが。最後だけ「かわ、かわ」が2回しになるからね。(「ずっ」でストップしたけど。)
名古屋では、田淵の「Ah~Uh~」のコーラスが、「あー!!!うー!!!」っていう子供みたいな真っすぐな発声になっていたのがテンションの高さを物語っていた気がします。
・「かわかわ」からの「メリージェーン知らない」って流れがすごくいい。とても好き。「おでこを冷やしてる」でスパっと終わった後に、続けて「ダンダンダン」の3連打があると、まるでニコイチ。この「ダンダンダン」でお客さんの歓声が上がるのも楽しい。みんな大好きメリージェーン。イントロで田淵が前に出て客席にオラオラするのが好き。新井さんの「I'm not メリージェーン」が好き。
渋谷では佐々木が「フルカワさんメリージェーン?」って2階見ながら言ってたから、ロックスターことフルカワユタカさんが来ていたのかな。
・割と早めに「ラビュラ」が来るのも面白いと思いました。なんとなく終盤のイメージ。ラストの「山にも行こうぜー!」の台詞調のところ、仙台では「泉ヶ岳に行こうぜー!」って佐々木が言ったから、仙台の小学校時代に遠足で泉ヶ岳へ行ったことが思い出されてノスタルジー。遠足のしおりの表紙(泉ヶ岳のイラスト)まで思い出してしまった。
佐々木は「本籍が仙台」だと言っていたので詳しいのかな、と思って調べたら佐々木のエッセイを見つけました。「もともと父方の家が仙台にあった。だから自分自身で住んだことはないのに俺の本籍地は今なお仙台のままだったりするんだけど。」だそうなので詳しいはずですね。私が小学校の時に住んでいた場所と近いかも、と思って親近感。
「ラビュラ」を聞くと、ケバブスのバンドとしてのでっかさをしみじみと感じます。こういう壮大なバラードがかっこいいのはケバブスらしい。ケバブスだからこその必殺技だなと説得力があります。
「ともだちのうた」もね。仙台ではなんだか田淵がやたらと嬉しそうに歌っていたなぁ。
・10曲目が「THE KEBABSのテーマ」で、この曲も最後でやることが多いから妙な位置でやるんだなぁと不思議に思いました。でも毎回似たような位置でやるより新鮮味があって好き。
ラストで佐々木がバズーカを持ち出して金色のテープを発射という珍しい演出。ドンキで買ったらしい。こういうやつ。
aikoなどがよくライブでやっている両脇から銀テ発射のシステムは15万円するそう。(各会場で「えーっ!」という声が上がりましたが、いやそれぐらいするだろう、逆にもっと安いと思っているのだろうか。)
渋谷で、田淵が「aikoは払えても俺たちは払えない」っておどけていたら、佐々木の「ソニーってそんな給料悪いんですか?(笑)」って予想外の突っ込みに笑いました。
小道具などなくても楽しいけれど、やったらやったで面白いし思い出になるね。名古屋では金テープが1枚天井に引っかかっていて、ライブ中ずっとひらひらしてたのが目に入る度にエモでした。
・新曲が2曲披露されました。「ときめき肉まんパーティー」と「あつあつ肉まんパーティー」という曲。
まず1曲目の新曲のタイトルコールで、「今ツアーのグッズが肉まんだからか、ツアータイトルも熱々だしね」と納得したのですが、2曲目も肉まんって歌詞が入っていて、2曲とも肉まん寄り過ぎないかwと思って笑えました。
「ときめき肉まんパーティー」はポップな曲調で、サビで「肉まんパーティー conversation 肉まんパーティー destination 肉まんパーティー destroyer」といった韻を踏んだ英単語が使われていました。単語は空耳です(適当)。
後日、公式に歌詞がアップされました。聞き取れなかった単語、「テンプテーション」か。渋いチョイスだな!
「あつあつ肉まんパーティー」の方は、かなりオルタナティブな雰囲気で、重たくヘドバンしたくなる感じ。最初「パリはもえているか」だっけ?と思いました。スパルタローカルズっぽいというかすなわちGang of Fourっぽい鋭さやカオスがあって、真っ赤な照明が似合う。ケバブスの曲にしては珍しいタイプに感じました。かっこいい。その曲調に乗る「肉まん」というファンシーな単語のギャップが好き(笑)
名古屋は肉まんグッズのイラストレーターみぞぐちさんが見に来ていたせいか、客席に向かって田淵が着用Tシャツの肉まんを撫で回して「アチチ!(耳たぶ触る昭和のリアクション)」をリピート&リピートしていたのが田淵らしくてほっこりだよ。
肉まんはみぞぐちさん案だったんですね。夏に肉まんという発想が好きです。まさか2曲も聞けるとは思わなかったけど(笑)
・「ジャンケンはグー」のドラムが始まると、とてもテンションが上がる。ケバブスの中で変わったタイプの曲なので、セットリストに入っているとアクセントになると感じます。新井さん曲、貴重。
渋谷では、下手の上方に設置されたミラーボールがキラキラ周りだした瞬間、めちゃくちゃ綺麗でロマンチックで声が出たよ。ライブハウスからダンスフロアに大変身。青とピンクなど2色使いから、サビでは黄色に煌めいていて見とれてしまいました。
仙台で新井さんが、「いつもアウトロのキーがわかんなくなっちゃうんだよ」って困り顔でしたが(自分で作った曲なのにw)、確かに立ち上がりがちょっと迷い気味っぽかったけど、新井さんのギターがフリーダムなことはいつものことだし、特に違和感はなかったように私は感じました。佐々木のさじ加減で、ギターソロ延長させられる場合があるけど、頑張って神妙な顔して弾いている新井さんが好き(笑)
・「ゴールデンキウイ」は、音源に比べて「ゴールデン!」「キーウイ!」の最後のギター音が、なんと言うかチョーキングっぽい揺れがあって痺れます。ライブだと自ら凝ってハードル高くしていく新井さんが好き(笑) と思ったけど仙台でしかやってなかった、初日だからサービス過多だったのか、プレイに迷いがあったのかw
「デ・ニーロ」も、いつの頃からかイントロやアウトロのギターリフの♪の数が多めになった。自らの首を絞めに行っている新井さんが好き(笑)
・「常勝アミーゴ」では、名古屋で佐々木が「be together」を連呼していたのでニヤリとしてしまう。「抱きしめて」でも、また「セーラー服を♪」って歌って欲しい。昭和ネタ。
・「恐竜あらわる」が始まると、嬉しい反面「ああ、新井さん大変w」と思っちゃいます。でもやっぱりなんだかんだ恐竜はたぎりまくるから好きー!
・本編最後に「抱きしめて」、佐々木も田淵もお願いポーズしていてキュート。キュートをアピールするケバブス。名古屋では田淵がだいぶお酒が入っていたのか、ステップも柔らかですごい楽しそうでした。
・アンコール1曲目「猿でもできる」。仙台では「スターウォーズ」の話が出たので、佐々木が「チューバッカつながりで次に行こうとしてる?」ってふざけていました。それ聞いても何の曲かわからなかったです。チューバッカって猿だっけ?と思って後で調べたら違ったよ、ウーキーっていう種族だよ。まあ似たようなものかw
そのせいか、新井さんの唸るギターが、なんだかチューバッカの鳴き声に思えて愉快だったな(笑)
佐々木が、叩いている浩之さんに無理やり♪踊れるやーついーるかーと歌わせて、浩之さんが困って笑いながらも歌うシーンもあって楽しかった。たまに浩之さんにもマイクを向けるお茶目な佐々木。
・「THE KEBABSがやってくる」で、仙台では「やってくる~」って新井さん追っかけコーラスしてたけど、名古屋と渋谷では完全にコーラス放棄していた。コーラス放棄、新井さんあるある(笑)
本編最後の方、またはアンコールで佐々木が客席に降りるのがパターン化していました。ロックバンドっぽいなー(笑)
セットリスト
「サマバケ」大好きだから、季節関係なくいつでもセトリ入りすると嬉しいなぁ。「メリージェーン」とセットで。
「うれしいきもち」が入らなかったな。そう言えばビバラでも入っていなかった。春めいた曲だし、最後の方にやるイメージ(1曲目にやることもあったと思うけど)だからワンパターンになりがちだからかな。
MCで、テーマは2回やってたけど最近はもういいかな、と言っていました。2回やってたのはまだ曲が少なかった頃の名残でしょうか。もう今はやらなくていいよね。テーマ好きだけど他の曲も聞きたいし1回聞けば十分。
「ベガスでカジノ」が好きなのですが、新井さんのお手手が大変だし、田淵が多忙な新井さんのことを配慮して大変そうな曲は入れなかったのかな?となどと妄想は広がる。
新曲がどんどん増えるのも嬉しいけど、一方で「新井さん大丈夫かな」「ケバブスのことプレッシャーにならないかな」(ライブするとケバブスの楽しさを思い出してくれる新井さんですが)と言う余計な心配がw
MCほか
2023.07.18 仙台darwin
・田淵が「セットリストにおける感情の機微を研究している」と発言したのが印象的でした。持論として、終わった感があると気持ち的に終わりで、その後はだれてしまうそう。どういうライブが良いライブなのか、「ちょうど良かった・長かった・短かった」とアンケートを取ってみたいと話していました。
田淵的には「もう終わりかな」と思ってからも続くと、「まだあるのかー」っていう感覚があるらしい。ボーカリストが最後の曲を宣言するのはわかりやすいしそれも好きだけど、女王蜂やSyrup16gみたいに言わなくて最後だった時の感動がでかい、と。(田淵が憧れとするライブ像はわかる)
佐々木が「俺すぐラストって言っちゃう、あと4曲あっても言っちゃう」「かっこいいの無理」って言ってて可愛かったです。佐々木はそれでかっこいいから問題ないよね。
あと、「●●(他バンド名) 泣いた」でSNS検索する習慣があるらしい田淵。サンボマスターやBLUE ENCOUNTで泣いた、というのは誉め言葉。なぜ泣いたか知りたい、勉強になる、と。完全にプロデューサー目線というかライブオタクというか、面白いことを考えているなぁと思いました。
・「泣いた」繋がりで、「全米が泣いたのはアルマゲドンじゃない?」っていう会話から、アルマゲドンもアバターもスターウォーズもタイミング逃して見ていない、と田淵。スターウォーズを見る順番(456123)のトーク。昔「たっちレディオ」でも新井さんとそんな話をしていた気がします。田淵がレンタル屋で1巻を借りようとして、店員さんに「本当に1巻でいいのか」と聞かれて、「何が悪いんだ」って言ってたエピソードが可愛くて好き(笑) 私もSW最後まで見ていないなぁ、「フォースの覚醒」までしか見ていないかも。
だらだらSW話が続いて、新井さんが「もういいよスターウォーズの話」と。田淵が内輪ウケのバンドみたい、ごめんごめん早く曲やろうと反省していました。珍しい。楽しくて喋りたくなっちゃったのかなー。
・肉まんグッズのデザイナーのお名前が「ともやさん」という話から、長瀬智也に声が似ていると言われたことがあると田淵(前に配信でも話していたと思う)。
新井さんいわく仮歌の声が似ているそう。佐々木がオンリーユーやろう、と言って笑いが起こっていました。そして台詞を真似すると「似てない」と言われる田淵。私はけっこう似ていると思ったよ。
智也三銃士!(笑) ゲストにこういうリップサービスできるのさすが。
・次の対バンが「ロックのほそ道@仙台」でスピッツというお話。
佐々木「スピッツが狂っている(笑)」(そんなことないw)
田淵が「対バンにgo!go!vanillasもいたよね?ビバラの時に、『田淵さん今日別バンドですよね』って認識してくれていたけど、多分見に来ないだろうなぁ」とちょっと寂しそう。ケバブスとバニラズ合うと思う、と田淵が言っていたけど、私もビバラでバニラズを見ている時に、「対バンしたらいいのに」と思ったことを思い出しました。あとキュウソもね。
「ロックのほそ道」のチケットが手元にあるのですが(スピッツファンに協力を頼まれた、余分に取れた)、平日だから行けるかわからず、でもメンツが魅力的なので迷っています。下半期は遠征する機会が他になさそうだし、行っちゃおうかなぁ。スピッツも多分20年ぐらいライブ見てないし、新しいアルバム好きだし見たいなぁ。(嘘です、調べたら2015年にビバラで見てた。)
仙台は初日だったせいかトークが長めでした。
座席メモ。整理番号40番、新井さん側1.5列目ぐらい。超近かった。田淵が上手に来てしゃがんだ時、手を伸ばさなくても手を上げたら普通にベースのネックに触れそうだなぁと。触れたら嫌だよねーと思って触れなかったけど。
・darwin初めてでした、藤崎百貨店の近くだったのか。コンパクトでステージが高くて見やすくて好き。JUNK BOXはステージが低いから苦手、darwinで良かったと思いました。調べたらステージの高さが約40cmも違う。darwin90cm、JUNK53cm。初めてのライブハウスへ行く時はステージの高さをとても気にします。今回は結果的に前に行けたからあまり関係なかったけど。連休明けの平日だし、東名阪に比べるとまだ知名度が低いと思われるので、darwinのキャパでも完売はしていませんでした。次はRensaで見れたらいいな。
2023.07.22 名古屋CLUB QUATTRO
・福岡のNUMBER SHOT(朝10:30にユニゾンで出演)から駆けつけた田淵。新井さんは楽屋で明日のパフィーの練習、浩之さんは車の見積もり電話(笑) 田淵は明日ジャイガ@大阪、佐々木は「俺なんか川崎で飲みぐらいだよ」と話していましたが、後から調べたら佐々木もafocで川崎でライブでした。浩之さんを気遣っての発言なのかな、「飲みぐらいだよ」ってさらっと流す佐々木、かっこいいね。
・肉まんTシャツは黒が余っているとのことで、アンコールはみんな黒着用。黒可愛いけどね、私が買うなら黒にするけれど、夏だから白系が売れるのかな。
田淵は、アー写に季節感を出す(冬はコート着るなど)意味がよくわからないそうで、「肉まんは冬のイメージだから、夏は肉まんのTシャツは着たくないとかあるの?」と不思議そうでした。挙手したお客さんに、「冬なら着る?」とヒアリングするなど。(「半袖だから…」というお客さんに) 「じゃあ長袖作ります!」といったやり取りが。
仙台に引き続き、顧客満足度調査に余念がない勉強熱心な田淵。
そう言えばセトリを組む時に、田淵は季節感気にせず冬にあえて夏の曲持って来たりするね。意外性を狙ってのことかと思ってたけど、無意識の選択なのだろうか。
グッズの話から、佐々木がPeople in the boxの波多野さんに先日グッズで「棒作ってます」と言われて、棒?聞き違いではないか…というトークへ。
客席にPeopleのファンがいて「いや……棒です」って答えたから場内大爆笑で、私も今日イチ笑いました、腹がよじれた、棒(笑)
気になって調べたら今までに棒は何パターンか出しているようですが、ドラマーのスティックを利用して製作したグッズであれば納得。ネーミングが攻めすぎていて最高ですね。
くさださんのカワウソキーホルダーを、田淵が一生懸命ベースのネックにぶらさげようとしていたことを思い出しました。遠目で見えなかったけど、こんな感じのカワウソだったのね。かわかわ。
肉まんTシャツのアピールも含め、ライブ見に来てくれたイラストレーターさん達をちゃんとおもてなししようという気持ちに溢れているのが田淵らしい。
座席メモ。整理番号143番、下手の段差一番前で見渡せて視界超良好。ケバブスは遠目からステージ全体見渡すのがやっぱり好きだと思いました。
2023.07.27 渋谷Spotify O-EAST
・チューニング中の佐々木が、どこぞのスタジオの機材を借りっぱなしだったことに気づいて、延滞料金がいにしえのTSUTAYA方式だった場合は恐ろしいよね、このシステム考えた人天才だよね、最初にロックバンド考えた人ぐらいすごいよねというトークをしていました。
全然関係ないけど、佐々木の紫のグレッチ、いつの間にかステッカーいっぱい貼られてもはや紫色なのかどうかすらわかりづらくなっていた。
・ツアーが楽しくて地方で喋り過ぎて反省している、仙台でスターウォーズの話をし過ぎた、と佐々木。確かに(笑)
渋谷は、仙台や名古屋に比べるとさらっとしたMCだった印象です。
・アンコールで佐々木がなかなか出て来なくて、田淵が「ドリンクバーにいるかも?」「お客様の中に佐々木亮介はいますか?」って気を利かせていたのですが、佐々木はメリージェーンかなwって思ってちょっと面白かったです。
・次のツアーのタイトルについて、漢字2文字でないともはやダメなのかという話から、田淵が「素数」と言い出す。ツアーを「X」で宣伝して欲しい、でもサービスの名前は「X」だけどツイートすることは「エックスィーズ」なんだよ、とやたらと「X」を語りたがる田淵。なんだかんだSNSが好きというか気になるのでしょうか。
素数だなんだと頭の良さそうな会話から、次の曲が「猿でもできる」だと佐々木が発言したので会場が爆笑でした。
座席メモ。整理番号112番。下手の段差最前、私がO-Eastで好きな位置から見れてほくほく。4人ともよく見えたし照明も美しくて最高の眺め。
勘違いしてうっかりアルバム2枚注文してしまったので、先行シリアル2つ使って応募したから全体的に整理番号良かったな。一般で買うよりCD先行で買った方が倍率低いし、CD先行ありがたい。
ものすごい個人的なことですが、3公演ともに自分の体調が今ひとつで、名古屋は行くのすらちょっとだけ迷ったぐらいだったので無事に参加できてほっとしました。ライブが終わると体調が復活してる気すらした(笑)
「ゴールデンキウイ」の緑と黄色の照明もめちゃくちゃ綺麗でした🥝
「終わった」と感じたらあとはだらける?
仙台のMCで出たセットリストの話が面白かったので、自分なりに考えてみました。「ライブの最後を予感させる曲が来て、終わりだなと1回感じたら、もう気持ち的に終わりだ、後はだらける、まだあるのかーと思う」といった意味合いのことを田淵が言っていたけど(私なりの解釈)、人それぞれのような気がします。たいていのファンは「まだやってくれる、嬉しい!」と予想外のラッキーを歓迎しないだろうか。
私のイメージでは「ラビュラ」「テーマ」「恐竜」「デ・ニーロ」は最後の方の曲なので、ツアー初日は確かに「デ・ニーロ」でもう終わりかなとは思った気がします。たから「抱きしめて」のキュートなイントロが始まってバンザイでした、「まだあったラッキー!」と思ったので。
そして10曲目でテーマが来たからと言ってそこで終わるとも思いません、そんな早く終わるわけないw 「ここでテーマ来るんだ、面白い!」と感じました。だいたい「この曲は頭、おしり」って言うイメージが固まっていると、意外性があった方が揺さぶられます。
そもそもTHE KEBABSのライブが初めてだったり、たくさん見たことがない人はテーマの役割(終盤を担う)を知らないので、そんなことには考えが及ばなさそうです。ただ夢中でライブを楽しんでいるのではないか。
ボーカルが「ラスト!」って言った後に、3曲ぐらい続いた時は「ラストじゃないじゃんwww」って突っ込むことはあるけど、正直言って嬉しい、得した気分だから。落とされて持ち上げられるような。
佐々木みたいに、数曲前に「ラスト!」ってフライングしがちな人に対しては、「どうせラストじゃないよねw」って心の中で突っ込んだりするのもまたひとつの楽しいルーティン。
斎藤宏介みたいにストレートに「ラスト!」って言うのも気持ち良い、「よし、ラスト1曲楽しむぞー!」って気持ちが引き締まる。会場の集中力も高まる感じがします。「あと3曲で終わる」という曲で残りを示すユニークな告知方法も好きです。
ただ、「あと何曲」と宣言されると名残惜しさを感じる時間が長いから、言うならラストぐらいがちょうど良いかもしれない。「最後のタームです!」ぐらいざっくりしているなら気にならないけど。(でも「あと3曲で終わる」は曲が好きだから、もっとライブでやってくれていいよ!ふざけて1曲目にやったらウケるかもしれないし。)
女王蜂やSyrup 16gが無言なのは確かにめちゃくちゃかっこいい。問答無用の余韻が残ると思います。でも他のバンドが皆真似をしてもどうかなと思います、持ち味や個性はそれぞれなので。
「このまま朝までお前らとライブやりたいぜ!」「わー!」ってなやり取りを昔よくライブハウスで聞いたけど、若かりし頃は本気でやって欲しいと思いました。それだけたくさん聞けたらラッキーって思う気持ちが強い、終わっちゃうのが寂しいと言うこと。楽しいとよく「秒で終わる」と表現します。体感あっという間です、好きなバンドのライブと言うのは。
だから、たとえ最後の曲っぽいと感じたとして、その後も続いたら嬉しい。「曲いっぱい聞きたい」「おまけ何曲もやってくれてラッキー」という単純な欲望を持っている客も多い気がします。だって、好きなバンドのライブで「まだやるの?」なんて思ったこと、ある?私はライブ人生(20年ぐらい)で一度もない。
ケバブスのツアーが終わってほどなく、山下達郎のライブをNHKホールに見に行ったのですが、最後にバンドメンバー全員が横一列に並んでおじきをして、終わりだなぁと思ったらそこからメンバーが走って元の位置に戻り、新たに曲が始まるというお茶目な演出がありました。めっちゃ嬉しかった、しかも大好きな曲だったので。まあ山下達郎だしね、っていうこともあるかもしれませんけど。
渋谷では、田淵がテーマの後に「もう終わりなんですよ」って冗談を言ったら、客席からマジ声の「えー!!!」が上がりました。客はきっとバンドマンが思う以上に強欲w
ただ、常識的にもう終わりだろうと自分が感じたのに、ダブルやトリプルを求めて拍手し続けている客席を目にして、ある種の嫌悪感を感じることはたまにあります。どう考えても終わりでしょう、欲深だなーと思って。せっかく完璧なライブを見せてもらったのに、まだ求めるの?それは違うのでは?という気持ち。
そう言えば渋谷もアンコールの後にも拍手が続いて、「もうやらないだろうに。無駄なことを」と冷静に思ってしまった。やっぱり「曲たくさん聞けてラッキー」って思う客も少なくないように思います。
田淵の今までの発言を聞いていると、他所のライブに対して「MCが長い」「ライブ時間が長い」など人一倍強く思っている節があるようなので、そういうことに敏感なのかもしれないと感じました。そしてそれは、田淵の好きなバンドに対してそうなのか、そこまで好きでもないバンドに対して強く感じる傾向なのか、気になるところ。好きではないバンド(お付き合いで見るライブ)なら、そう思うことがあるのもわかるかも。
でも、「まだあるのかー」と好きなバンドのライブ中に感じるとしたら、私からすると変わった感性。だからこそ、自身のライブは無駄のない構築美にこだわりたいのかな。ロマンだね。
こういう風に人間のライブにおける感情の機微を研究して、どういうライブをやったら気持ち的に満足なのか追及しているのが"セトリおじさん"の田淵っぽくて面白いなと思うので、機会があればもっと持論や研究結果を聞きたいなと思いました。
ヤンキー感あってかわかわ。あれ、佐々木、髪の毛いつの間に青に???
新井さん、決して無駄ではないですwww
新井さんがケバブスの楽しさを忘れないうちに次のツアー決めやがれ下さい(土下座)
夏ですが無性に肉まんが食べたくなったので、一人でときめき肉まんパーティーしました。お気に入りの肉まん屋さんのホイコーロー肉まん、きのこ肉まん、チーズ麻婆。夏に肉まんもいいねぇ。
バイタミンカラーのタオル、可愛くてお気に入り~~~~~
追記:オリコンのライブレポ
オリコン×ケバブスで恒例となっている機材情報多めのレポ、好きです。
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