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夢筆の抽象画

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気が向いた時、たまに描いている抽象画群です。
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2023年12月の記事一覧

曼荼羅アート的な夢筆の抽象画『天上天下 唯我独尊』

曼荼羅アート的な夢筆の抽象画『天上天下 唯我独尊』

今日のイラストは、仏教用語の中でも特に勘違いされやすいと思われる「天上天下 唯我独尊」という言葉からイメージして描いたものです。

これは釈尊(ブッダ)が産まれてすぐに発した(と尾ひれ付きまくりで語られる)言葉で、それは産まれてすぐに七歩歩いて天と地を指差しながらの事だったのだとか。

もちろんこの辺りの逸話は現実そのままのものではないと思いますが、「天上天下 唯我独尊」という言葉にはかなり深い意

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曼荼羅アート的な夢筆の抽象画『縁起』

曼荼羅アート的な夢筆の抽象画『縁起』

年末も間近となったこれからの時期、おみくじを引いたりして「縁起が良い」「縁起が悪い」という言葉を使う事があるかもしれません。

現在、一般的には「これから先に起こる良い事や悪い事の前兆」といった意味で用いられる事が多い「縁起」という言葉ですが、これも元々は仏教用語で「因縁生起」を略した言葉です。

「因縁生起」は、あらゆる存在は原因と条件(因縁)によって生ずるものであり、その原因と条件によって滅す

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曼荼羅アート的な夢筆の抽象画『浮世』

曼荼羅アート的な夢筆の抽象画『浮世』

今回のイラストのテーマは『浮世』、日常的にたまに使われる事もある(?)ので知っている人も多いかと思いますが、この言葉も元は仏教用語です。

(日常生活云々よりも、古文や和歌などの文学作品に用いられる事が多いと書いた方が良いかもですね。)

一般的にはこの世を忌み嫌い厭うような表現として使用されますが、元々は「定まらない世の中」や「常に変化し続ける世界」の事を指します。

この言葉は時代によって大き

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