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愛しき言葉たち

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座右の銘や好きな言葉。 どこかで聴いたり読んだりしたお話の断片。 備忘録だと僕の目にしか触れないので、ここに記録しようと思った。
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#言葉

退屈を生むのは…

退屈を生むのは…

NHKの「世界ふれあい街歩き」という番組が好きです。
よそ者からすれば、場末の片隅にも、観光資源があるって感じさせてくれます。
ディスプレイ越しに、その土地の歴史や価値観が香る気がします。
景色だけではなく、素敵な人や言葉に出会うライブ感も、この番組が好きな理由です。
冒頭の言葉は2016年頃にバーゼルという土地の回に出会った言葉です。
バーゼルは"スイス第3の都市にして中世から学芸と文化の中心地

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若い頃の苦労は…

若い頃の苦労は…

僕の祖父が生前に、僕に伝えてくれた言葉です。

"若い頃の苦労は、買ってでもしろ"
一般的に言われるのはこっちですよね。
祖父が苦労をしない人生をのんびり過ごした人だったかと言うと、真逆の人生を過ごした人のようです。
自分自身が苦労した経験から、そこまでの苦労を自分の孫がするのはいかがなものかなぁ、と考えての僕にかけてくれた言葉だったのかもしれません。
祖父はとても温厚で、愛情深く、人間的に豊かな

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言葉の世界

言葉の世界

割と良く聴く言葉と思います。
では「無関心」の反対は?
「関心がある」「興味がある」「興味深い」…ってところでしょうか。
僕は外国語は苦手ですが、例えば英語を上達しようとしたら、
 日本語の文章→英語訳した文章
 英語訳した文章→日本語訳
を繰り返す、という勉強法があるとか。
元の日本語、あるいは英語に戻らないことも多そうです。
対義語の対義語は?も、それに近いかもしれませんね。
敵の敵も、やっぱ

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会いたい人に会いに行く

会いたい人に会いに行く

僕の座右の銘です。
以前、何かの機会にどなたかに聞いた言葉です。
有名人の方の言葉だった気がするのですが、検索してもヒットしないので、僕の言葉にしてしまっています。
会いたい人は自分という人とご縁があった人で、普通は人間的な部分について自分と相性の良い人のはずです。
あるいは、自分を成長させてくれる人、自分を慕ってくれる人、憧れの対象である著名人のケースもあるかもしれません。
自分という人間の中に

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最悪 について

最悪 について

「最悪」と言葉に発することが出来る時点で、
それは最悪の事態ではない。

確か、福井晴敏さんの小説のどこかで書かれていた一節だったと思います。
「最悪」という言葉って、毎日のように、どこかで聞く言葉です。
本当に最悪な事態を想像すると、その十分に手前の事態でも気軽に発している言葉のように思います。
自然に「最悪」という言葉を発してしまった時、僕は「まだ最悪でもないな」と思うことにしています。

ゲーテの言葉

ゲーテの言葉

自分ひとりで石を持ち上げる気がなかったら
 二人がかりでも石は持ち上がらない

ゲーテの言葉だそうです。
石を持ち上げるには意志の力が必要なのでしょう。
さて、同じゲーテの言葉で僕の記憶に残っているのが次です。

世の中は次の2つでできている。
 ①やりたいけど出来ない
 ②出来るけどやりたくない

ゲーテの視点はユニークだと思います。
でも人の持つ本質の断片をスパッと示していると思います。
そん

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