エイスリー入社2年目でリーダーを経験。苦戦した結果、今までの自分の概念を捨ててメンタルケア資格取得に挑戦する話。
プロフィール
名前:中村 仁音(なかむら ひとね)
経歴:制作会社でグラフィックデザイナー→エイスリーに入社(2017年8月)、イベントユニットでキャスティングディレクター&リーダーを務め、現在営業サポートを担当。
所属ユニット:営業サポート
入社歴:3年9ヶ月
業務内容:キャスティングディレクターの案件進捗管理のサポートやその他会社の事務作業など
インタビュアーが感じる中村さんの才能:目的に対して最短距離を見出す、効率化の化身。
このまま20代を終わらせたくなかった。
ー前職はデザイナーでしたよね!どういう理由で、デザイナーを目指されたんですか?
手に職が欲しかったので、デザイナーを目指しました!学生時代に、イラレやフォトショを使う授業を受けていて、なんとなくデザインに興味があったんです。その後、テレビを観ていた時に専業主婦をしながらデザイナーとしてお金を稼ぐ方がいることを知って、デザインのスキルを得たいなと思いました。
ー女性としてライフステージは意識しますよね。なぜデザイナーをやめて、別の道に進もうと思われたんですか?
元々、デザインの業務を一通り学べればと思って入社したのですが、アシスタントからグラフィックデザイナーにキャリアアップしたことを機に満足してしまって、会社を辞めました。
ただ、次何をしたいかは決まっていませんでした。決めずに、仕事を辞めたんです。働きながら考える選択肢もあったんですけど、前職は、仕事終わりタクシーで朝方に家に帰ることも多く、次のキャリアを考える余裕もなかったんです。なので、じっくり考えるために、決めずに辞めましたね。
ーその後、何を求めて転職活動をしていたんですか?
特に何かをやりたいということは思いつかなかったのですが、どう働きたいかはありましたね。ある程度、仕事とプライベートに距離が保てる職場がいいなと思っていました。前職では、社員同士の仲はよかったのですが、仕事終わり毎日のように飲みにいくほどの飲みにケーションの文化が強かったんです。もちろん楽しいんですけど、睡眠時間や生活リズムがかなり乱れていたので、、お酒を飲むのは、大好きなんですけどね(笑)
ーエイスリーはどういう経緯で入社したんですか?
求人サイトで、「ミーハー大歓迎」と記載があって、その一言に惹かれて志望しました。まさに、私だなと思ったんです!テレビを観ることが趣味といえるほど好きで、特にバラエティ番組やお笑い芸人が好きなんです。よく友人からも「ミーハーだよね」と言われていました(笑)そういえば、一回目の面接の時に、自作のおすすめキャスティングリストを作って持っていって、代表の山本さんにタレント知識や、デザイン力をアピールしていました(笑)でも、その面接終わりに自分の靴を会社に置いて、スリッパで駅まで帰っちゃって…靴を会社に取りに戻った時は、大爆笑された恥ずかしい記憶が…(笑)
内定をいただいてからは、イベントユニットでキャスティングディレクターを務めました。当時のイベントユニットでは、主に自治体や、個人のお客さんを対象に、お祭りや結婚式、忘年会を扱っていて、お笑い芸人をキャスティングすることが多いと聞き、イベントユニットを志望しました!
ーイベントユニットでの仕事はいかがでしたか?
現場はすごく楽しかったですね。結婚式は特に印象的でした。一生に一度の思い出なので。結婚式で新郎新婦やゲストの方が感動している姿を見たら、関わってよかったなと感じます。また、実際に芸人さんとお仕事できる機会もたくさんあって、楽しかったですね。
分かり合えないことがもったいない。自分の概念を全部捨てて、メンタルケアを勉強。
ーその後はメンタルケア領域に挑戦したくて、異動されたんですよね。
そうです。今は営業サポートとして、キャスティングディレクターの案件進捗管理のサポートやその他会社の事務作業などを行っています。営業サポートに異動したのは、産業カウンセラーの資格をとるためなんです。ちょうどコロナ禍で芸能人の自殺などが取り沙汰されることも多く、自粛期間で少し時間もあったので通信講座で「メンタルケアカウンセラー®」の資格を取ったのですが、そこからさらにメンタルケア領域に興味が湧いて、今は産業カウンセラーという資格取得のために勉強しています。
実は、資格をとるためにエイスリーを辞めようと思っていました。資格をとるための講座が土日開催なものの、イベントのキャスティングディレクターの仕事は土日に稼働することが多く、両立できないと思ったからなんです。辞めたかったのではなく、資格をとるために辞めるしかないと思ったんですよ。「勉強したいので異動させてください」と相談するのはおこがましいと思ったので、山本さんに「辞めたいです」とお話ししました。そしたら予想外なことに、山本さんが営業サポートに異動する手を考えてくださったんです。営業サポートの場合、土日に稼働することがないためです。本当にありがたかったです。
ーそもそもなぜメンタルケアに興味が沸いたんですか?
社員同士で分かり合えずに、コミュニケーションが上手くいっていないことがもったいなと思って、メンタルケアを勉強しています。
そう思ったきっかけは、イベントユニットでリーダーをさせていただいた経験なんです。私は入社2年目で、後輩が4名のチームリーダーを務めさせていただきました。リーダーとしての経験は、私の人生の中で一番苦戦したことでしたね...。後輩に成長してもらうために指導しなきゃと思うものの、どれくらいの距離感で接したらいいかだとか、どう話せばいいのかとか、立ち回りが分からなかったんです。後輩は一つ下や二つ下で歳が近くて、仲良くしすぎるとリーダーとしての尊厳がなくなるのではないかと思っていたので、結構強めに指導していました。ただ、毎日家に帰って落ち込んでいましたね。あとで自分の言動を振り返って、「言いすぎたな」とか、「あれは言わなくてよかったな」とか思って、自己嫌悪を感じていました。
ただこの壁を乗り越えたかったので、悩むでのはなく、原因を考えようと意識を変えました。私自身が元々効率重視で、悩んでいる時間がもったいないと感じるタイプなんです。
考えた結果、うまく後輩に指導できていないのは、相手のことを理解していないからだと思いました。私が怒ってしまうのは、自分軸のみで物事を捉えているからだと思ったんです。相手のことを理解すれば、「なぜこう考えないのか」とか「こうすれば良いのに」など自分のやり方を強要せずに、冷静に原因を突き止めて、後輩を指導できると思ったんですよ。きっと当時の私は、自分とは全く別の他人と仕事をしているっていうことを意識できていなかったんですよね。だから「なんで自分みたいにできないの」「なんでこんなミスをするのか」と思ってしまっていたんです。本当に当たり前なんですけど、勉強している今、自分と他人が別の人間ということを理解することがとても重要だと再認識しました。
また私だけでなく、他のリーダーも同じように悩んでいることを知ったんです。知った時は共感しあえる一方で、分かり合えない時間はもったいないと改めて思ったんですよ。というのも、怒られている側も、怒っている側もお互いにとってその状況はプラスにならなくて、お互いが分かり合えれば、純粋に個人の成長だとか、良いサービスを提供できたりだとか、本来パワーを費やすべきことに専念できると思うんですよ。
自分自身の成長のためにも、また周りの社員同士の状況を解決するためにも、今は必死で勉強しています。ちなみに勉強は、今までの自分の概念を全部捨てろと言われてるんじゃないかと思うほど、難しいですね(笑)また勉強もしつつ、ゆくゆくはエンタメ業界のメンタルケアサービスを考えてみたいですね。
社員同士、関わり過ぎないくらいがちょうどいい。
ー中村さんが思う、エイスリーのいいところは何ですか?
関わりすぎないところですかね。
前職は、本当に家族みたいな感じだったんです。社員が10数名で少人数だったからかもしれないです。飲みに行って、プライベートのことも知っていて、なんでも知っているような関係でした。だからこそ良かったことも楽しかったこともたくさんあるのですが、自分のペースを保つことが当時の私には難しかったんです。
一方で、エイスリーは適度な距離感で、プライベートと仕事の境目がある印象です。仲いい人は仲いい人でご飯に行ったりしているものの、私情を挟んで仕事をしている感じはしないですね。例えば相手が好きか嫌いかで判断して、仕事をコントロールしているとか、そういうことがないです。仕事がしやすいので、私にとっては魅力ですね!
※写真撮影時のみマスクを外しています
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