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卵アレルギーっ子の半日検査入院

日曜日を週のラストの日とするならば、今週は怒涛の1週間でした。

火曜日に、うちの子の卵アレルギーを「どのくらい食べたら反応が出るのか検査してみる」ことになりました。
正式名称「食物アレルギー経口負荷試験」です。

どんな流れで行ったかの備忘録です。

【2週間前】紹介状をもらう

うちの子は保育園に通っているので、1年に1回年度替わりの時、保育園にアレルギー検査の結果を提出する必要があります。

で、いきつけの小児科で毎年採血して検査していますが、今年で年長さん&来年は小学校入学になるため「いちど経口負荷試験してみる?」という話がありました。

まだ調べてませんが、小学校の給食が卵アレルギー配慮のものになるかはわからないし、友達の家に遊びにいって卵入りのクッキー食べることもあるかも…と思いました。

なので、やってみることにして、紹介状を書いてもらいました。

【1週間前】申込と問診

予約は不要でしたが、担当の先生が外来の日時にいちど受診が必要でした。
当日、過去2年分の血液検査表のコピーを念のため持っていきましたが、それは不要でした。

ちなみに採血もなし。自分の入院経験から、入院といえば採血というイメージだったので、ちょっと安心。
うちの子は採血で暴れた過去があるので…。

これまでの経緯のヒアリングとどんな試験かの説明。
半日とはいえ入院になるので、入院日を決めて、入院の手続きの説明を受けました。

「とにかく時間を潰せるもの、持ってきてくださいね!」と言われたので、塗り絵・スケッチブック・折り紙・パズルなどをダイソーで買っておきました。

【当日】入院して検査

当日はなかなか慌ただしいスケジュールでした。

まず、少し早起きして薄焼き卵を作りました。刻んでタッパーにつめる。
検査に使う卵料理は自分で用意するのでした。
ちなみに1個売りの卵が無かったため、6個パックをスーパーで買いました。のちに事件を引き起こす原因でした…。

コロナ禍の入院となるため、最初にコロナの抗原検査が必要です。
入院時間の1時間前に病院に行って、鼻に綿棒入れる検体採取。
暴れなくて良かった…。よく我慢した。

結果が出るまで1時間とのことで、一度帰宅。電話でOKが出てから再度病院へ。

いよいよ入院。
事前に記入した用紙を3枚程度受付に渡して、看護師さんの後についていきました。

ほんの少しずつ食べてみて、湿疹その他の症状が出ないか様子を見ながら量を増やしていきます。

「自分で食べる?ママがあーんする?」と聞くと、食べるの大好きなうちの子は自分でパクっと刻み薄焼き卵のかけらを食べました。

「どう?美味しい?」
「うん。甘い。」
お砂糖を少し入れておきました。甘けりゃどうにか食べてくれるだろうと思って。

「じゃあ、30分くらい時間おきましょうかね。で、この後は…」
と、看護師さんから各種説明を受けてると…

子どもが無言でわたしの袖をひっぱり、のどを指さし、しかめっつらをしています。
ティッシュを渡すと、舌をティッシュでふき、ちょっとせき込み始めました。

看護師さんが「あ、反応出たっぽいですね。」と。

一応時間をおいて様子を見ることに。違和感が残ったまま30分くらい。少し折り紙などはしましたが、やっぱり元気はなく。

「次の食べてみる?」と聞かれて、即拒否。

で、ここでストップすることに。お昼ご飯が出ましたが、食べる気がしないけどお腹はすいたらしく、ごはんと野菜をほんの少し口にしました。

そのあと…戻してしまいました。

看護師さんが3~4人駆け寄ってきて片付けてくれました。
子どもはわたしに泣きながらしがみついてきました。

なだめて、着替えさせて、落ち着いたところで少し寝ました。

その間に、医師から説明を受けました。のどの痒みや吐き戻しはあったけど、特に薬は必要なし。
少しずつ卵いりのものを食べさせて慣れさせる療法もあるので、もし自宅でやるなら週1~2で病院が開いている平日の午前中に。量は今回より少な目で…。などなど。

相互フォローさんのnote見ていたので、この療法は知っていたけど、さすがにちょっと時間おいてからじゃないとやる気しないな…と思いながら聞いていました。

子どもはお昼寝後はすっきりしたらしく、帰宅して「おなかすいた」というのでパンケーキを作るとモリモリ食べてました。

【翌々日】卵に興味津々事件

検査当日の夜~検査翌日は何ともない様子だったので、保育園へ。
先生の連絡帳にも「お昼も完食。体操も元気にしてました!」と。

で、翌々日も保育園へ。
「朝ごはん何にする?」と聞くと、冷蔵庫を開けに行きました。

卵をひとつ手にした、うちの子。

「え?それどうするの?」
「たまご巻き巻き作るの!」
「でも、食べれないでしょ?」
「ママにあげるの!」

うちの子は最近、料理を手伝いたがります。
卵焼きや目玉焼き、本では見ていたのでやってみたかったのでしょう。
工作も大好き。とにかく手仕事の好きな職人系で、たぶん理系です。

なので、まぁいいか…。料理後手を洗わせれば…。

と、やらせてみることに。

たまごにヒビが入るまでコツコツするのは子ども。
ヒビが入ったらわたしが割って器へぽちゃん。
たまごを割りばしで混ぜ混ぜするのは子ども。
フライパンに入れるのも子ども。
割りばしでまきまき(ぼそぼそになった…)を子ども。

さぁ手を洗わせるか。
で、子どもの顔を見ると… 湿疹が!!

口の横に少しですが、明らかに湿疹。
慌てて手を洗わせ湿疹の周りを石鹸をつけて洗い、拭いて様子を見ます。

ちょっとずつ赤みは引くけど、保育園登園時間までに消えるか…。

保育園に電話で相談。
引いたら登園して大丈夫ですよ、と言ってもらったのですが、子どもが「今日休む」と。

で、休みました。 ひとつZOOMが入っていたのですが、吹っ飛びました(泣)。

1時間もすると湿疹が消え、子どもも元気に暴れ出したので、ヤケになってハスカップ狩りに行きました。

車で30分弱。気軽に行けるハスカップ狩り☆

【まとめ】感想とこれから

感想。とにかく一度やっておいて良かったと思います。

8~9か月の時に卵で湿疹が出てから今まで卵食べてなく、実際に食べたらどうなるか分からなかったので「こうなるのか…」とわかりました。

そして本人も、つらかったとは思いますが、自分がどうして卵食べたらダメなのか、食べたらどうなるのか体験してわかったのは良かったと思います。

わたしも、もし外出先などで食べてしまったとき、子どもがノドを痒がったり戻したりした時、どう対処すればよいかわかりました。

卵を少量ずつ食べて慣れさせる方法については、もう少し他の病院で相談してからにしようかと思います。

なんせ、千歳は札幌ほどそのような方法に対応している病院が少ないもので…。いきなり自分だけでやってみるのも怖いし。


全国の食物アレルギーっ子のママパパさん達、お疲れさまです!





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