見出し画像

資格よりも大切なこと。

本業にしても副業にしても「スキルUPのためには資格をとった方がいい」と勘違いする人が多い印象ですが、個人的にはあまりオススメできません。

もちろん何もやらないよりは何か行動を起こした方が良いと思いますし、資格はある程度のスキルの目安にはなりますが、資格を取りたがる人は往々にして「資格を取ること」自体が目的になってしまっています。

資格を取ることは達成感があります。なので、せっかく取った資格を活かすことよりも、別の資格を取ることに意識が向いてしまう。その結果、そもそも「何をしたかったのか?」を見失ってしまう。

世の中には”資格マニア”とはいかないまでも、いまだに「資格があればよい仕事が見つかる!」と考えている人が多くいますが、それは幻想です

たしかに医者や弁護士、税理士などといった資格は、持っていなければ、そもそも仕事をすることができません。もし、こうした職業に就きたいと考えるのであれば、たしかに資格取得は必須です。

一方で、それ以外の英検とか秘書検定、中小企業診断士、GoogleやAmazonが実施している検定などの資格は基本的になくても仕事はできます。一時期人気だったファイナンシャルプランナー(FP)ですら、最近は金融機関への就職の際に求められるケースがあるものの、必須ではないです。

たしかに転職などの際、資格は自分を売り込む武器の一つにはなりますが、人事の目線からすると、その資格が魅力的で採用したいと思うことはないです。取得して終わりではなくて、それを活かさないと意味がないです。自分がしている仕事と全く関係のない資格を取ったり、保持者の多い資格を取ったところで、あまりプラスにはなりません。

それよりも「自分は何をしてきたのか?」という”事例”が大事だと思います。しっかり結果を出してきた事実を積み重ねることです。

こちらで触れていますが、具体例の蓄積=経験値です。

どんなプロジェクトを経験したのかも重要ですが、その経験を通じて何を得たのか、他にどう活かせるのかが大事だと思います。

毎日必死に働いていながらも、自分のキャリアと将来には漠然とした不安を抱くものです。「何かしなければならない」という思いに駆られて、将来の糧として資格取得に走る人もいるでしょう。

自己満足ではないですか?

現実逃避していないですか?

色んな資格で自分自身を武装するよりも、もっと内側や中身で勝負する時代です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?