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古本の街、神保町がクセの強い個性に溢れていました

東京にきてはや4ヶ月。
下町旅しかしていないわたしが、今回も下町を巡ってまいりました。

いつもアンティーク雑貨や古着を求めて吉祥寺や高円寺に行っていたが、今回は大好きな古本を買いに行くことにした。

ということで「古本の街」千代田区神保町に
降り立ってみた。

まず駅のホームの壁が色とりどり、幅もまちまちの長方形のタイルで覆われていた。おそらく本棚をイメージしているのだろう。

そして地上に降り立つと、さっそく目の前に古本屋が並んでいる。
大きな交差点に面した出口から出たので、大通りを挟んだ向いにも古本屋が軒を連ねている。

基本的には昔ながらの趣のある雰囲気のお店がほとんど。
まだできて数年しか経っていないようなお店はほとんどが雰囲気のいいブックカフェ。
そして古本屋だけではなくレコードショップにアンティーク雑貨屋。


なんて粋な街なんだ。
家を出るのが億劫すぎて17時という微妙な時間に神保町に降り立った自分を恨んだ。

90年代のファッション雑誌を中心に置いているお店に、昭和のマガジン専門店。アジア全般の古書を置く店なんかもあって面白い!



そしてお店のポップが面白い。

特に昔ながらのお店は見栄えや全体のバランスなんておかまいなしで、書きたいことをマジックで書いて、ここら辺に貼っときゃ見えるやろ!みたいなノリでぺちーんと貼ってしまう。その結果がこれだ。

いやもうお札やん!
最初見たときとんでもない気合いで除霊してもうてるやんこの店!って思った。


よく見るとセット売りしている本のタイトルと冊数を書いている。紛らわしすぎるやろ!
道の真ん中で思わず吹き出して激写してしまった。
そして本の壁で店内の様子がまったくわからない。ここまでくるとあえてかもしれないが。

写真には収められなかったが、文庫本の棚に
「1冊100円、2冊でも100円」
というポップが貼ってあるお店があった。

あからさますぎるほどの在庫処分。
どんだけ消費したいんや。
好きですよ、こういうの。

そして古本と同じくらい有名なのがカレー。
純喫茶にあるようなアットホームなものから本格派まで様々。
ついには本屋にカレーを置いている店まであった。

いや充実のしかた。
本の横にしれっと鎮座するカレーたち。
そしてそこいらのスーパーではなかなかお目にかかれないようなラインナップ。
ちなみに入ってすぐ目の前にあった。斬新すぎる。

そして店外に本を並べているお店が結構多かった。
中には目を引くように本棚を設置しているお店も。

面白い!なんだか新鮮でした!
古いお店が多いので、置いている本も古本というよりは古書に近いほど古いものが多かった。

昭和にタイムスリップしたかのような雰囲気があるのに、一本道を変えると途端に現代に戻る。意外と東京はこういう昔ながらのお店や雰囲気が至る所に残っている。


そしてこういう街の住人ってやっぱりどこか気が抜けて一見すると東京人って感じがしないのに、忙しない東京という街でどっしり構えてのんびりお店を営んでいるところが誰よりも東京人っぽい。


次はレコードプレーヤーを買ってレコードショップにも行ってみよう。
家の中がどんどん好きなもので溢れていく!

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