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古着を主にしたファッション全般、その時感じた心の動きを中心にしたコラムやエッセイを書い…

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古着を主にしたファッション全般、その時感じた心の動きを中心にしたコラムやエッセイを書いていきます。 その時の心赴くままに執筆。

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文を書いてみようかと。

昔から本と絵が好きだった。 小学生の時はボールペンでコピー紙に毎日何枚も絵を描き殴っていた。 アニメのキャラクター、目にした風景、動物や女性の身体。ストーリー仕立ての紙芝居のような絵を描いた時もあった。 それと毎日学校の図書室で色んな本を借りて家で読む。歴史漫画からホラー小説、SF小説、絵本だってなんだって読んでいた(昔から得意教科は国語一択)。 料理本を借りれば、家に帰ってコピー紙を1枚取り出し、鉛筆で写真を模写して文章を全部書き写した。 そんなわたしのお気に入り料理

    • 「炎上する君」を買い直した話

      「炎上する君」をついに新しく買い直した。 詳しくはわたしの過去の記事に書いてある。 これは西加奈子さんの8つの話で構成された短編集なのだが、やはり何度読んでも好きだ。 暖かくてふわふわしている。なんだか不思議な世界観の作品たちだ。 分かりやすく言うと、「世にも奇妙な物語」のホラーストーリーを抜いたバージョンだ。 その8つの物語の中でも「舟の街」という作品はもう何回読んだだろう。 主人公は彼氏にありえない振られ方をして絶望の底にいる”あなた”だ。 失意のどん底にいるあなた

      • 大好きなファッションへの向き合い方〜ちょっと深夜テンション〜

        さて4月も後半、GWに片足をつっこんだ今日この頃。気温がグッと上がって日中はもう長袖でも暑く感じる日もあるくらいになってきた。 開放感に満たされる季節です。最高だ。 特に洋服。もうあと2ヶ月もすればわたしはフレディマーキュリースタイルで街を練り歩くようになってくるでしょう。 もちろんオシャレは大好きだ。洋服も幅広くなんでも着る。でもわたしはアパレルの仕事をしているので日々の仕事の中で頭の中はファッションのことばかり。洋服や店頭ディスプレイなどコーディネートのことで頭がいっ

        • 食というものは食べなくても幸せを運んでくる

          最近YouTubeでよく見るコンテンツの一つが"食"だ。 食べているところをASMRとして発信している人たち、お菓子作りをする人たち、お弁当を作っている工程に工場やお店で商品を作っている工程を撮影するひとたち。 スタイルは様々だが、とにかく"食"に関するものが好きだ。 だが、べつに「これ食べたい!」「作ってみたい!」という感情はあまり起こらない。無心で見ているに近い。 そして見た目にかなりこだわってオシャンに仕上げた料理よりかはどこか家庭的な雰囲気があるものや味に全振

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        文を書いてみようかと。

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        • 食というものは食べなくても幸せを運んでくる

          誕生日を迎えたのでこの1年の目標

          この度、25歳になりました。 まだまだ歳を重ねることにネガティブな気持ちは湧いてこない。 けれども年々”誕生日”に対しての情熱が薄れつつある。 誕生日でも気にせず仕事を入れたり、去年なんて誕生日だと気づかず友達と会う約束をして、サプライズをされて本気で驚いてしまった。 実際、わたしの精神年齢は23歳くらいから進んでいない。 まだまだエネルギーに満ち溢れている。 東京マジックというものは凄まじく、今のわたしは”なんでもやってみたい症候群”だ。少しでも気になること、やったこ

          誕生日を迎えたのでこの1年の目標

          興味を全部満たそうと思うと100年じゃ足りないな

          新しい環境に移り、そろそろ落ち着いてきた今。何か新しい事を始めたくなった。 こんな都会のど真ん中だ。やれることはいくらだってある。 英会話?ヨガもいいな。代々木公園の朝でやるのなんてどうだろう。 いや、ここはやっぱり!! 油絵だ。 ずーーっと気になっていた。 もともと絵を描くことが昔から好きな子供だった。学校帰り、ご飯前、お風呂に入る前などコピー用紙1束を1ヶ月で使い切るほど描いていた。今でもたまにiPadで絵を描いている。クレヨンと画用紙を買ってもくもくと色を重ねたり

          興味を全部満たそうと思うと100年じゃ足りないな

          人間観察日記〜新宿〜

          わたしの趣味のひとつに人間観察というものがある。文字通り目の前にいる人間の行動やこれから起こることをじっくり見届けるものだ。 もともとの癖で対峙した人の頭からつま先までグイッとチェックしてしまう節がある。 その行動には「わぁ!おしゃれ!」だったり「んー、なんかダサいな。」という感情は伴わない。 あくまで" 無意識に "ただ見ているだけ だ。 まあ、あまりにもオシャレすぎたりちょっとはずれていると感情が生まれることもあるが。 そんなわたしにとってこの東京という街を散歩する

          人間観察日記〜新宿〜

          料理を好きになる方法ってなんだろう。

          2週間連続つくりおき作りに失敗した。それも全メニューだ。 食にこだわりがないわたしは週に3〜4品作って1週間で食べ切るスタイルを2年ほどやっている。1週間毎日同じメニューでも食べられればなんでもいいのだ。 約2年間も週1とはいえ毎週料理してきたのだからある程度の腕と知識は身についているだろうと思ったそこのあなた。侮ってはいけませんよ。 2年前から度々作っているメニューでさえ調味料を3つ以上入れるものは今だにレシピを見ないとわからない。 ちなみに「大さじ○杯」などの分量は

          料理を好きになる方法ってなんだろう。

          わたしは一生ミニマリストになれない

          "ミニマリスト"という言葉をよく聞く。 家の中の物を極限まで減らして必要最低限の生活用品で生活する人たちのことだ。 もうすごい人なんて10着しか洋服を持っていない人もいれば普段着がワンピース1枚のみ、なんて人もいる。わたしには到底無理だ。 家の中も「え?今引越し中ですか?」ってくらいに生活感がなくて物が無い。クローゼットなんているのか?レベルに何も入っていない。 私もどちらかと言えば物は少ない。 引越しの際、2tトラックがスカスカだったし、新居に荷物を入れるときは3人で3

          わたしは一生ミニマリストになれない

          まあるいオレンジの光たちに癒される日々

          このたびかわいいスタンドライトをお嫁に迎えた。 レトロなまあるい電球でキャンドルの火みたいに暖かいオレンジ色。もう理想そのままだった。 わたしは部屋のメインライトの色と明るさがあまり好きではない(普通の白い光を放つ電灯だ)。 だが生活する上では光は白い方が何かと不便がない。 メイクの色味や洋服の色味はオレンジ電球だと印象が全然違う。 メイクなんて色味がわからないから大抵濃くなりがちだ。 じゃあなぜ大して明るくもないオレンジのライトをわざわざ別で買ったのか。理由はシンプル

          まあるいオレンジの光たちに癒される日々

          「好き」な服を「似合う」組み合わせで着るためのポイント

          令和のファッション事情ここ数年流行っている「パーソナルカラー」「骨格診断」など。 自分自身の”似合う”ものを論理的に導き出そうという動き。 うん。確かにこれはすごく効率的。 自分に似合う物が科学的に証明されるってすごい時代になりましたよね。 不景気社会を生きる現代人にとって一石二鳥どころか三鳥にも四鳥にもなるありがたい話だ。 ”似合う”を大事にすることのメリット・自分への自信につながる 似合う服を着れているという”自信”はその人を内側から輝かせる。 どれだけ似合う服を着て

          「好き」な服を「似合う」組み合わせで着るためのポイント

          ファストファッションについて語る

          SHEINやGU、H&Mなど若い世代を中心に必要不可欠になっているのが"ファストブランド"と呼ばれる安価な洋服を取り扱うブランド達。 この値段で提供して利益あるのんか!?ってくらいの値段設定のものもたくさんありますよね。この極端に低い値段の意味についてちょっと書いていこう。 主に原材料、発注数、原産国によって大きく差が出てくるかなと思う。 コスパを重視して安価に大量生産された生地を使用したり、ヨーロッパやアメリカ圏、日本国産ではなく物価が低いアジアの工場で生産し、人件費を

          ファストファッションについて語る

          地図をも狂わす街、それが東京

          東京に引越しはや2週間。 まだまだ経験してないことばかりです。 たとえば夜の新宿で同伴出勤するキャストの皆さんを見たり、目黒川の桜並木を見たり、新大久保でコリアンな女の子達に囲まれながら貪る韓国料理ツアーもやっていない。 まだまだお上り感ダダ漏れの乳臭いベイビー同然です。 してぃーがーるのしの字もありません。 そんなわたしが東京に来て一番困ったこと、それはナビがポンコツになることです。 恐らく人間があまりにもたくさんいるため、色々な電波が飛び交い迷子になっているのかもし

          地図をも狂わす街、それが東京

          古着についてちょっくら語ってみようかな②

          初めての第2弾! なぜ古着を選んだかと言うと、わたし本当に古着偏愛者なんですよ。モード界の洋服も好きなのだけどまたときめきが違うんだよなァ。 今回は古着に残る、前の持ち主の痕跡について語ってみようかな。 これはね〜本当に好き嫌いが別れるところではあると思う。 普通に気持ち悪いと思う人もいるだろうし、その気持ちもわかる。 古着が苦手な人のほとんどは全然知らない「誰か」がすでに着古した物。というところに引っ掛かりを覚えるのだろう。なのにその知らない前者の痕跡がありありと残って

          古着についてちょっくら語ってみようかな②

          大人になってからの縁結びって難しい。

          「炎上する君」がどこかにいってしまった。 これはわたしが一番好きな西加奈子さんの小説だ。 物を失くすことがほとんどない、というより失くすほど物が無いうちの家。 でも引越ししてから一度も見ていない。まさか名古屋に置いてきてしまったのだろうか。 物も人も縁や巡り合わせはあると信じている。 その時その場で自分にとって必要な人と出会い、必要なくなれば自然と離れていく。縁とはそういうものだと思っている。 なので人や物が自分から離れていく、あんなに仲が良かったのになぜか疎遠になって

          大人になってからの縁結びって難しい。

          GTOリバイバル感想文〜鬼塚から学ぶ生き方〜

          テレビを失いはや2週間。 失ったと、いうよりは手放した、が正しいんですけれども。 ほぼ時計としてしか機能していなかったうちのテレビ。 今更手放しても後悔しないだろうと思った矢先、GTOがリバイバルされて放送されるときた。いや、聞いてないって! 反町大好きなわたしからすると大画面で拝みたかったが、致し方ない。 iPadで見てみることにした。 初代GTOが放送されたのが1998年。わたしが産まれる1年前だ。 あの時とは随分と社会のあり方や常識が変わった。 大きく変わったのが、

          GTOリバイバル感想文〜鬼塚から学ぶ生き方〜