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【回答しました】カウンセラーどうやって決めるんだ問題

このnoteへのご感想やご質問を受け付けてみようと思い、昨日匿名で送れる質問箱を設置しましたところ、早速たくさんのメッセージをいただきまして驚いています。
みんな…私の陰鬱で長文なnote、読んでくれてたんだね…


今日はこちらのご質問にお答えしてみようと思います。

なめらかさん初めまして。
なめらかさんにどうメッセージを送ろうか悩んでいたところ、なんでもボックスが設置されましたので早速こちらから失礼致します。

私は最近カウンセリングを受けようとしている者で、受けるかどうかを悩んでいた時にこのnoteに出会って、背中を押されて、先日はじめてカウンセリングルームに行ってこれました。

長年この一歩が踏み出せませんでしたので、このnoteも、なめらかさんも、なめらかさんの文章にも大変感謝しています。ほんとうにありがとうございます。

質問は、「いま通っていらっしゃるカウンセリングルームとはどう出会いましたか?
また、(比較的)初期から先生とはラポール形成ができましたか?」
です。

私事で申し訳ないのですが、私はまだカウンセリング初期段階で、というか本格的にはまだ始まっていない状態なのですがカウンセリングルームも、担当心理士もこれでいいのかいまいち悩んでいます。
また、一度、完全に「このひとは無理」という心理士に出会い、お金と時間を大変無駄にした経験があるので、ぜひ聞いてみたかったのです。(担当チェンジしてもらいました)

最初はメールカウンセリングをうけていらっしゃった話もあったので今のカウンセリングルームはまた新たに見つけられたのかな?と推測し、質問したのですが、想像ですので全然違っていたら無視してください。すみません。

長々とお話してしまい申し訳ありません。
これからもなめらかさんが身軽になれますよう、応援しています。

わかる〜わかります!

カウンセリングって特に始めたての頃「この先生でほんとにいいのかな…」って不安が湧きやすい気がします。
カウンセリングを受ける側の心理あるあるとして、こうした「不信感」と「先生万能!先生大好き!」みたいな転移を行ったり来たりすることもあるらしいです。(陰性転移・陽性転移)

やっぱり心を丸ごと預けるような気持ちになりますから、どうしても慎重になりますよね。

いま通っているカウンセリングルームとどう出会ったか

質問者さんが書いてくださっているとおり、初めは私はメールカウンセリングを受けていたんです(昨年6月末から4か月間)。
その時は、コトリーの「書くカウンセリング」というサービスを利用していました。

これはカウンセリング室に通う時間を捻出しなくていいし、空いた時間にカウンセラーにメールを書くやり方なので、文章を書くことで頭の中が整理される私には向いていたように思います。

一番初めに自分の悩みごとのジャンルが得意な在籍カウンセラーとマッチングしてくれるので、そのあたりも違和感なかったですし、私は担当替えはしませんでしたが、途中で変更も可能なようです。

ここで4か月かけて問題を整理したり勉強したりしているうちに「今の自分の生きづらさにちゃんとメスを入れるには、過去のトラウマケアが必要なのかも」「トラウマ治療ができる心理士を探そう」と思い至りました。

それでEMDRというトラウマ治療ができる治療者が一覧となっている、下記リストから探すことにしました。

でも、これだけ見てもどの方がいいかなんて全然わからないんですよねー。選択肢が少なければ迷うこともないのでしょうが、私は都内に住んでいるので選び放題で恵まれています。

自宅から一番近い人でいいのかな…でもそれなりの金額をお支払いするし失敗したくないな…口コミもいまいち出てこないな…と悩みつつ、いくつかのカウンセリングルームのサイトを覗いてみました。

今通っている心理士さんは
「サイトでブログを綴っていた」
「その文章が分かりやすく、心理士さんの人となりやこだわり、得意分野がよく伝わってきた+その得意分野が自分の困りごととマッチしていた」

そのあたりが決め手となりました。

基本的に、長い文章に滲んでくる性格は嘘がつけないと思っていて、ブログなどでまとまった量の文章を読ませてもらえると、ある程度の相性はわかるような気がしています。
あと、臨床心理士と公認心理師の資格を両方お持ちだったのも安心材料でした。
家から片道1時間とあまり近くなかったのですが、そこに決めて行ってみることにしました。

余談ですが、
サイトに「駅からのアクセス」が書かれていたんですけど、それも写真が豊富でわかりやすく丁寧だったので、きっとホスピタリティにあふれた心理士さんなんだろうな〜と思ったのでここにしました♪と初回の面談終了時に心理士さんにお伝えしたところ、

「いやっ、、あの、、すでにお察しかもしれませんが、私ちょっと強迫性っぽいところがありまして、、」(←なのでクライアントが絶対に辿り着けるように念入りに道順を表示していた、という意味だと思います)と仰っていて、あーやっぱりこういう心理士さんってある意味「お仲間」なんだよなーと親近感を抱きました。

心理士さんといつラポール形成(信頼関係の構築)ができたか

私、普段は一見オープンマインドでまあまあ社交的に見えるようなんですが、実際はすごーくビビりな上になかなか人を信用できません。石橋叩きまくるタイプです。

心理士さんは私よりおそらく4〜5歳ほど若い男性なのですが、優しい雰囲気の方だったので(経験値とか大丈夫なのかな?)(ちゃんとお値段に見合ったカウンセリングできるのかな?)と失礼ながら不安でいっぱいで、最初の3回くらいはなんとなく警戒していました。

でも3回ともカウンセリング室を出る時にスッキリした気持ちに毎回なれていたので、この先生を信じてついていこうと思っていました。

確か4回目のカウンセリングで、急にラポール形成された感覚があったんですよね。
私と先生で「なめらかさんのこの『思考の癖』って何に起因してるんだろう…」とウンウン考えて話し合ってる最中に、ミステリーが解けて「あー!これだー!」「これですね!!」と二人で顔を輝かせた瞬間があって、私の問題をこんなふうに一緒に真剣に考えて担ってくれている人がおるんや…という安心感に一気に包まれたことを覚えています。やはりそこからトラウマ治療もすごくスムーズに進んできていると感じます。

心理士さんに「自分の何十年にも渡る基本背景としての歴史」を説明していくのってすごく労力がいりますよね。だから途中で担当変更するにしてもちょっと億劫だろうし、治療中はそんな元気もなかったりするし。。

私のように途中から急にいきなりラポール形成されたりすることもありますし、見極めどきを悩んでしまう質問者さんのお気持ちわかります。

私は「カウンセラーに治してもらうわけではなく、治していく自分に伴走してもらうだけ」と思ってます。なので、信頼できる友人を見つけるようなイメージで「この人と会ってて心地いいか」「話をする時に萎縮しないか」「話が通じる感覚があるか」のあたりさえクリアされていれば、あとはまあ何とかなるんじゃないかな〜と今では気楽に考えています。

少しでも質問者さんの参考になれば嬉しいです。
一緒に健やかな日々へと漕ぎ出していけますように!

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