見出し画像

「反実仮想」は人生を変える

「事実はAだが、もしもBだったら…」という思考法を「反実仮想」といいます。確か、高校時代の古典で習ったような気がします(笑)。これ、英語ではCounterfactual Thinkingといいます。

この思考法をネガティブに使うなら、「あの時、もし失敗しなかったら私はもっと幸せになっていた(後悔)」「私は本気を出したらすごいけど、出さなかっただけ(言い訳)」と後悔や言い訳に使えますね。事実ではないことは何とでも理由づけできますから。しかし、それでは人生は好転しません。

その一方で、ポジティブに使うなら、その思考法は私たちに新しい知見をもたらしてくれます。

「結果は負けだったが、あの時と違う方法を使えば今度は勝てるかもしれない」「あの時は努力しなかったけど、やってみたらこうなっていたかもしれない…今からでも遅くない、チャレンジしてみよう」

知らないこと、経験していないこと、失敗したことをポジティブに反実仮想して新しい行動を取り入れることで、人生を今よりもより良いものに変えることができそうです。

「新しい知見」「革新的アイデア」「幸福な未来」は事実に縛られないこの反実仮想から生まれそうですね。
                ーFrancesca Gino “Rebel Talent”に学ぶー

 “Rebel Talent”
Why it pays to break the rules at work and in life
Francesca Gino (2018)

『反抗する才能を持つ人』
「仕事や人生において、なぜルールを破る方が得なのか」
フランチェスカ・ジーノ
※タイトルをkadoc0608が訳してみました

追記:後で知ったのですが、この本は日本語の訳本も売っていました。
原著が全くイメージできないタイトルで見逃していました(笑)
「イヤなやつ」かぁ…さすがプロは上手く訳しますね。

『イヤなやつほど仕事ができる』日本経済新聞出版社


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?