見出し画像

エジプト旅行記(12)カイロの美しいキリスト教会に行った 【2024/1/12〜28】


1/24  ムアッラカ教会 コプト博物館

前回の記事は⬇️


今日はカイロのコプト教の教会に行く。
コプト教という独自の宗教があるわけではなく、エジプトにおけるキリスト教だ。キリスト教も宗派によって解釈の違いがあるという。エジプトはイスラム教がほとんどでキリスト教は10%位で少数派だが、お互いに寛容なのか、コプト教は独自の位置を保つことができている。

この旅行記⑧⬆️で書いたスルタン・ハッサンモスクとアル・リファインモスクを手がけたマックス・ヘルツは、今日訪れるムアッラカ教会とコプト博物館の修復も行なった。先日モスクの内装の美しさに感動した我々は、異なる宗教の教会の美しさも見たかった。

ムアッラカ教会とコプト博物館は隣り合わせにあり、地下鉄マル・ギルギス(Mar Girgis)駅の目の前にある。
辺りはカイロ歴史地区と呼ばれ、モスク、教会、シナゴークが混在している。

我々が向かったムアッラカ教会は、エジプトのローマ帝国に支配された時代に建設され今も遺跡が残るバビロン城の門の上に作られている。

地下鉄路線図
マル・ギルギス駅からローマタワーと
マル・ギルギス教会が見える
マル・ギルギス教会は
ギリシャ正教会だ
ローマタワーとマル・ギルギス教会の隣に
ムアッラカ教会がある
バビロン城の遺跡
赤レンガと白レンガがローマ式
左奥がコプト博物館
バビロン城の上にムアッラカ教会を建てた
ムアッラカ教会への入り口
教会だがイスラム風でもあるところが
エジプトでの両宗教の寛容さを感じる
両側にモザイク画が並ぶ
モザイク画はどれも魅力的
階段を上がって教会に続く
照明にコプトの十字模様
木製扉が美しい
主教の部屋?
モザイク模様
さあ、教会内に入ろう
フランス語を話す生徒たち
ノアの方舟をイメージした舟形天井
床下にローマ時代の城壁跡
窓からローマ時代の遺跡が見える


コプト博物館に移る。各地のコプト文化の遺産も興味深かったが、マックス・ヘルツによる博物館の内装が素晴らしかった。キリスト教の教会でイスラム教ではないのだが、緻密な表現に驚かされた。

正面が入り口
近づくと噴水がある前庭
噴水を形取るモザイク
入り口から入ると
中にも噴水
見上げた吹き抜け
窓を彩るステンドグラス

濃密な装飾空間から外に出ると、正直ほっとした。

キリスト教に根ざしているのだけれど、エジプトの風土やイスラムの影響を受けたマックス・ヘルツが手がけた内装は美しかった。

その夜はスーフィーダンスとベリーダンスが見られるというナイル川船上ディナーに行ったが、失敗だった。飯はまずいし、スーフィーダンスも完全に観光化されたもので、なんだこりゃ?というものだった。

アレキサンドリアからやって来た運転手
ディナーはバイキング
残念だけど美味しくなかったよ
スーフィーダンス 
イメージしてたのとだいぶ違った
ベリーダンス

明日はアズハルモスクに行く。
おやすみなさい。

この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

この街がすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?