テレパシーが誘導したスイッチ

みなさんこんばんは。　だ・みらです。

外出自粛令が出てからのGW明け・・みなさん体調はいかがお過ごしでしょうか。

当たり前だった日常に規制がかかり、数々の未知なる不安が襲う中、沢山思うことがあったり、考えたり、改めて色々な気付きに触れたり・・様々な時間が流れているこの2020年の上半期を、私たちはいずれ振り返った時に、どのような思いを馳せるのでしょう。

今回のnoteは、この不思議な期間をどう過ごした（現在進行形）かを、いつか振り返った時に、今ここにある大切な【これ】を思い出す為に今のわたしが未来に置いていく日記となります。

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早々に休業期間が始まり、なにもする事が無くなったわたしは、最初の方はDIYで細かなクラフト作業をして、考え詰める時間を無心で集中するエネルギーに変換していました。

軽めの掃除を始めたら、出てきた無数のビーズのパーツ達や貝殻達。それを見て、写真立ての淵に飾りを付ける作業を開始しました。

なかなか細かくて色とりどりのパーツをグルーガンでくっつけていると、凄く無心になれてその色や形や成り行きからの無数の組み合わせの可愛さに癒されてゆきました。

（ちなみにフォトフレームはIKEAとダイソーのもの。ほとんどビーズ&グルーガンもダイソー、貝殻は別のお店のもの(^^) ダイソー万歳です！）

2個、3個・・と完成していくと、これはあの子にあげよう。これはあの子に・・と大切な友達の顔が浮かんで、だんだんとそれぞれをイメージしたプレゼントが出来上がっていきました。なんでだろう。いつもだったら時間の余裕も集中力も精神力もきっとなく絶対出来なかっただろうに。

(貝殻の淵をゴールドのマニキュアで塗ると、まあすてき！細かなパーツはネイル用グルーの使用がおすすめです。スプレーニスで仕上げしようか迷いましたが、貝殻のツヤがない素材そのままの方が可愛いと思えて、マニキュアのクリアトップコートでコーティング。）

その物を各自に送り、やり切った感で作業に満足すると、とにかく眠るしかない寝て過ごす日々。飛び交う情報を時間の縛りなく見る時間。その時間がしばらく続き、昼夜も逆転し、ある日の夜中にベランダに出て息を吸うと、風の甘い匂い。あれ？こんなにも風って良い匂いしたっけ・・・？と、細胞が問いかけてくるのを感じた。外の空気に触れていない間にこんなに鼻って鈍るものなの？と感じたある夜。

ある昼過ぎ、スーパーへ行く途中見たアゲハ蝶の波動が、すごく軽くて楽しそうで、そんな風に感じてしまうことにさえも驚いた。人間が外に出ない間に美しさや豊かさを取り戻している自然。世界中で起きているその現象についての記事は読んでいたけど、実際に蝶々の波動でそれを実感するとは思ってもみなかった。 

いてもたってもいられなくなって突然散歩に出た日には、咲いてる花の色とまた飛んでるアゲハ蝶の色の綺麗さに魅入った。空の高さも。外が前からこうだったのか、今だからこうなったのか。外がこんなに豊かなことに気づかなかっただけなのか、それとも本当に今回何かが決定的に変わってきているのか。それすらも答えがわからない。なんだか時空を超えたような気がした。

マインドをクリアにする為にウォーキングにハマって毎日5km位歩いていた去年、公園コースで前を歩いているおばちゃんが歩いては脇に咲く植物を見て立ち止まり、また歩いては立ち止まっていて。それを横目で追い越す度に、わたしもいつかこんな風に小さな植物を見て足を止めるようになるのかな、とクスッと和んだのを思い出した。

あれは一年前かぁ……

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不思議なことに、誰かのことを思い出したり考えていると、テレパシーが送られるのか、その人達から連絡が来ることがとても多い。

そしてそういう時はほとんど、今わたしに必要なメッセージがその人達から無意識に運ばれて来ることが多い。

そして、転機は突然訪れた。

Mというこの街一番セクシーで美人なんじゃないかと思う友達がいる。北政所の様に全てを牛耳っている様な雰囲気を醸し出しつつ、SUVを颯爽と運転する彼女にはベテランという言葉がぴったりすぎて、わたしは尊敬を込めてMを「ベテ」と呼んでいる。

彼女は十中八九でわたしのテレパシーのようなものを｢元気？顔が浮かんだ。引きを感じた｣と、受け取り返してくるひとりなのだが、彼女のことを考えてると必ず連絡が来るので、わたしは半分面白がっていつもナイショで連絡を待ってたりする。

そのMからのラインにある文が書いてあった。

「本気でこもってる。せっかくだから、家中の壁塗り替えて、ゴミ袋30個分も捨てた！」

髪を乾かしながら、①散歩するか　②気ままにまたクラフトするか　③なにもしないか・・

その日をどう過ごすかボンヤリとこの3択で考えていたわたしのやる気スイッチが。不意にONになった。ONにしようと思っていなかった時にこそONになる、無敵モードのスイッチが、押された数秒間。その時は突然訪れた。

4、5日ある。ちょっとずつでいいから全部捨てよう。この際、全部、全部捨てよう。

今まで逃げ続けて来た、闇に葬った黒歴史と遂に向き合う決心がついた瞬間がやって来た。

そして、約5日間に渡る、過去最大級の断捨離が始まったのでした。

つづく