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おもかるツンデレ ❶午前の部 おもかる

もうお分かりでしょうが、
ここはタイトルは最後まで見ないと理解できない
そういうものです。

どうしても気乗りしない職場に行きたくなくて行きたくなくて
ふっ、て駅で乗る電車を変える。

このカーブの都度「トミカトミカプラレール」と歌う

ジェットコースターみたいな感じで
たどり着く。

ここ、どこ?

CIAかFBIみたいな雰囲気(知らんけど)


って位初というか・・・なんにもあるというか無いというか。


どんどん歩いて途中で焼き物のご案内があって。
これ予備知識がここで入るっていいよね。

鉄釉
絵瀬戸か!

という事で本日やってきたのはここ。

つい陶磁器っていうアホ


行ってみたいな
って思われた方に初めにお伝えしますが
大量です!!

企画展含めたら割とラフに観ても一日過ごすことになりそう( 一一)
自分も常設展だけで一日居ました・・・。
10時位から最終16時まで(・ω・)ええ堪能です。

庭を抜けると建物が!
実は本館は山の向こう

っていうくらい歩くと

桜が咲いていた!

建物好きならお分かりだろう。

この空間いいよね。狛犬あれこれ
自分も数回しか出掛けた事が無い

そう、ホテルオークラの
名物「オークラランタン」が掛かるここ。
オークラを設計した谷口吉郎さん。

どっしりとしつつスッキリなデザインは
すごく好き。

奥へと誘う設計は秀逸

さて、作品は撮影できるものは撮影してみました。

奥の青い物も陶器
建物に妙にピッタリと思って

奥には

谷口建築に対するオマージュ

謎の生き物祭りも

自分みたい
眼力強め

ここから常設展に向かいます!

金沢の図書館は丸でしたがここは六角

古臭いと言われてしまうと身も蓋も無いけど
安心できる建物ですよね。

オークラの雰囲気
銅板なのかな?

愛知陶磁美術館は、
国内外の焼物、
土器陶器磁器を収集展示しています。
またここ愛知は陶器磁器の産地でもありますから
愛知県の土器陶器磁器を多く展示していますよ!

土器〜
透かし入れるツウな職人

さて、土器陶器磁器ってどんな違い?
そんな素人な話をするなと言われそうですが
超簡単でしかも博学になれます。メモの準備を!
日本におけるこの3つの違い。(ごく単純な違い)

土器 掘り出した粘土をまんま焼いただけ。
陶器 掘り出した粘土から要らんものを取り除く
   釉薬をかけたもの
磁器 石を砕いて粘土と混ぜて焼いたもの
   釉薬をかけたもの
ここでお分かりだろうが磁器って岩を粉にする訳でこの時点で高度な技術が必要になるので日本における磁器の歴史はとても短いものでもあります。


一目惚れしたこれ

色味も形もいい
シンプル渦巻き


これも素朴で良いですよね。

菊の文様が素敵。
そう、これ模様部分のみ釉薬がかかってます。

お隣岐阜県の代表的な志野という技法の陶器

季節が冬だけど春先にも見える
老松の隣は若松

モダンなお茶碗も

ろくろでしょうか手捻りでしょうか?


ここではゲームとクイズ?形式の茶道具(お茶碗)の鑑賞方法が
レクチャーできます。
しかも国宝!のレプリカなんですけどね( ゚Д゚)
写真の右側にあるお茶碗を選んで手前の机に置くと、どの茶碗を
選んだのか教えてくれます。そして鑑賞ポイントをおしえつつ。

おすすめという基本を選んだんですが、途中で見知らぬ旅人が
他のお茶碗を手に取るから機械が反応してフリーズ・・・・
館員さんが色々手を尽くしてくれましたが・・
一からやり直すと20分近くかかるので諦め。

結構難しいので中学生以上かな?


因みにレプリカのお茶碗はこちら。

本物は触る事は出来ませんから。


さて、お昼をとっくに過ぎていたので食事・・・は
残念ながら閉鎖中。
お茶を頂くことにしますよ。


茶室って好きなんだよね。

入り口をみて、襟を正すというか。
ちょっと緊張!

お庭が少し荒れていて残念だったなぁ。


黒瀬戸のお茶碗で頂きます。

頂いたお菓子は桜。
お懐紙が開けた瞬間浜千鳥でぎょっとしたけど、
ちゃんと季節問わずもありました。
焦る。

美味しくいただいております。


さて、鑑賞タイムです。先ほどレクチャーも受けましたし。
そうそう、拭ききれなかったけど、お茶碗を鑑賞したいと思う人は
是非お懐紙を持っていると便利です。
どうしても飲み残し(泡とかね)があるし、お茶碗の中を鑑賞するのに
お懐紙で拭く事で・・・って拭き切れてないじゃん(笑)

古帛紗で持つと滑りそうなのでちょっと外しております。

手に取った瞬間、お茶の緑が本当に美しく映えるので
どっきりしてしまった。
そして重厚な見た目と裏腹な軽さに驚いて、古帛紗で支える自信が無いので
申し訳ないけど素手で触らせていただきました。

この文様を見てどう捉えるのか。

高台内も作家さんの個性がでるところです。鑑賞しましょう。

そう、よくお茶席で茶碗をひっくり返したりしているのは形式でやっちゃう人も多いけど(内緒)意外に裏面って面白いんですよ?同じものが無いです。

最後にもう一度外側を見ます。凸凹が山の様にも波の様にも
自分の想像でご自由に愛でてください。

実際は真っ黒に見えるんですが、下地が薄く透けていい。


さて、内側飲んでいる間に見続ける風景ですが・・・

すこし深い溝が書の様


美味しくいただき、春の日差しを満喫しておりました。


実はこの器
人間国宝の加藤孝造先生のものなんです(汗)

お値段・・・考えない。


冷や汗もので古帛紗を外した理由がわかりました?
片手スマホだから・・・あわわわわ


午後の部に続きます。


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