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飲食店は「好かれる努力」と同じくらい「嫌われない努力」が大事だと気づいた話

最近、「好かれる努力」と同じくらい、
「嫌われない努力」をすることが大事だなと思いました。
飲食店として。

わたし個人としては、
これまで、自分がやりたいようにする!
個人店はルールなんてないんだから、
好きなようにする方がいい!と思ってたんですが、
どうやら最近、
そのスタイルだとダメなことに気づいたんです。

アナウンサーだった時代は、
わたしのことを嫌いな人がいたとして、
クレームや嫌がらせを受けたとしても、
(めちゃくちゃヤバい内容でなければ)
特に「自分のビジネスとしての支障」は、
そんなにありませんでした。

わたしが言われたことあるクレームは
「ニュース読むときにネイルが光っててダメだ!
アナウンサーとしてどうなんだ!」とか、
中継の時に「"女性にとっては嬉しいですよね"
という言い回しは、男性については
言及してなくて差別的だ!」とか、
いろいろありましたが、
その一言二言を言われたことで
「高林はクビ!」なんてことにはなりませんでした。
ネイルはおとなしい色にしましょうね、
中継の時の言い回し気をつけましょうね、
くらいの注意で終わりました。

ところがどっこい。
飲食店をやっている今は違います。

誰かのお店へのクレームひとつで、
わたしたちは営業できなくなったり、
わたしたちの行動が制限されてしまったり、
そんなことが平気で起こってしまいます。

コロナが流行り出した時、
コロナが出てないのに「この店でコロナが出た!」
と噂され、風評被害を受けた居酒屋さんの話も、
記憶に新しいです。

そう、ということは、
飲食店って「嫌われちゃダメ」なんです。
そのことを、最近になって、
ようやく本当の意味で理解できました。

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