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桃にまつわるお話

気づけば7月も半ば。
昨日あたりに梅雨が明けた気になっていましたが、あれは過去の残像が見せた白昼夢のような物だったのでしょう。

相方が言うには、太平洋高気圧が張り出してこないために、秋雨前線がナンタラカンタラということらしく、ナンタラカンタラじゃもうどうしようもないか、仕方がないと、え?秋!?今7月だよナニ言っちゃってんの!?秋って夏が終わってから来んの!とかって些細な気持ちを封じ込め、秋雨前線の存在を受け入れた今日この頃なのですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

夏といえば桃!ですね!
もう問答無用に桃ですよ!
それしか思い浮かびませんよ!
え?西瓜?え…あー、ねぇ、そう…ですよねぇ…。
そういうの…あった?…かもねぇ…。

…。

ということで、桃の話をするからには桃の写真でもと思ったんですが、桃の写真を持っていなかったので、前回の投稿から桃を描いていました。
体感3日はかかったのに、使用したペイント系アプリは2分もかかっていないと言い張るのでしばらく激論を交わして現在に至りました。

いや、そんなはずもなく。

拙いながらもなんとか桃に見えないこともない絵が描けたので、恥を晒しながら投稿させていただきます。

大好きな桃の季節になると、どうしても思い出してしまう人がいます。

この人は職場の先輩だったんですが、とにかく苦手な人でした。
苦手だった理由はまたいつかどこかで話すかもしれませんし、話さないかもしれません。

数年前になりますが、初夏のある日、先輩が職場の段ボールをまとめてるところに、たまたま私が商品の伝票を持って通りかかってしまったんです。

何故かこの先輩は私にセクハラ紛いのウザ絡み(同性ですけど💦)をしてくるので、いつも言動には気をつけて対処していました。

この日もやはり声をかけられたんですが、第一声が…。

「ねぇ!ばるこちゃんは何が好き?そうか。女の子は皆苺が好きだよね。でも○○(先輩の下の名前)はねー、西瓜が好きなの!最後の晩餐は西瓜がいいな!ばるこちゃんもやっぱり最後の晩餐は苺がいいよね!」

いや、もう一気に話すもんだから、こっちは一言も喋れず、会釈だけして立ち去りました。
第一声も何も先輩の大きな独り言みたいになっちゃってますね。

もぅもぅもぅ、牛ではないんですけど、好きな物が好きな食べ物にすぐに結びつかなかったこともそもそも返事が遅れたは理由の一つなんですが、苺は好きなんですが、1番は桃ですし、桃と答えようとした瞬間には西瓜の話が始まってたり、最後の晩餐ってそれが最後の食事って意味なら、そんな余裕がある死を迎えることができるかどうか誰にも分からないとか言うと失礼になるんだろうなぁ。なんて色々頭の中を巡って混乱を極めたんですが、そう、もうとにかくその瞬間に先輩に言いたかったことは…。

それがもし、イエス・キリストの最後の晩餐のことを言ってるんだとしたら





先輩、明日処刑されるんすか!?

いや、そんな出来事はありませんでしたけれどもね。

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