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X JAPAN の『BLUE BLOOD』を聴いてみた編

こんばんは、内山結愛です。

今回は X JAPAN の『BLUE BLOOD』を聴いてみた編をお届けします。

手数、足数の多いリズムをダイナミックに刻み爆発するYOSHIKIさんのドラム、凄まじい高音を放つToshlさんの圧倒的歌唱力。

メタリックなサウンドに乗る、退廃と耽美の旋律美。

ぜひ、読んでみて聴いてみてください!

1.PROLOGUE(~WORLD ANTHEM)

始まった感が気持ち高まる…!開会式みたい。カナダで有名なプログレバンドのFrank Marino & Mahogany Rushのカバー曲。フルオーケストラ、雄大!2:14〜強烈なエフェクトがかかったHIDEさんの語りがとっても怪しい。未確認生物感ある。

2.BLUE BLOOD

いきなり…!!!!?爆発したかと思った。めちゃめちゃハードコア。手数、足数が多すぎるYOSHIKIさんのドラム、本当に爆発してない…?YOSHIKIさんいわく、突然ツーバス連打の速いパートが始まり、1曲目に演奏すると体力的に相当キツイという理由で「1番ライヴでやりたくない曲」らしい。それはそう。TOSHIさんのボーカル圧倒的なオーラをぶっ放している。ギターリフもザクザク。速すぎて速い。メロディが良すぎる。2:50〜間奏のギター凄すぎて口開いちゃう。メタリックなツインリード。3:49〜掛け声の声が太い。美しさと野生みを持ち合わせている。4:30〜TOSHIさんの高音ハンパではない。ここのメロディ好き。速すぎるから体感2分とかなんだけど、5分くらいあるの本当に…?2曲目で早速キラーチューンすぎるよ…

3.WEEK END

ギターとベースの絡みが良いイントロ。曲の世界に引き込む力がどの曲も強い。0:50〜この止め、ドキッとした。格好良い。「自殺」がテーマの歌詞。1:40〜「手首を流れる血を~」から急にめっちゃ切ないメロディになるのずるい。哀愁。YOSHIKIさんのメロディセンスヤバ。このアルバムを通して何回「涙」と「血」が出てくるのか数えたくなる。 2:27〜ギターが強烈ピロピロしていて、おかしくなりそうになる、ツインギターのハーモニーが気持ち良すぎる。素早い指さばきなのき、何故こんなにも息ぴったりなの?4:47〜コーラス美。歌声のハモリも綺麗。ずっとクライマックス。

4.EASY FIGHT RAMBLING

ドラムの存在感!リズムが楽しげに跳ねている。0:32〜ギターチュクチュクガリガリ弾いてるの好き。雄々しいコール&レスポンス。サビがめちゃくちゃポップでキャッチーで華やかでビックリした。TOSHIさん自身のコンプレックスを歌詞にしているらしい。2:15〜間奏の演奏全てが格好良い。4:20〜ぇえぇええ!?!何が起こってるの!?ドラムもギターもベースも、全員が爆発している。

5.X

YOSHIKIさんのドラムがまたとんでもないことになっている。これは首逝く。HIDEさん、PATAさんのギターもTAIJIさんのベースもとんでもないことになってる。この曲のサビで発動する“Xジャンプ” で、過去に震度3を記録したという情報を知り、ヤバすぎて笑ってしまった。2:15〜何度でも言ってしまうけど、TOSHIさんの高音が凄まじすぎる。この歌声は確かに震度3のジャンプをお客さんから引き出せる力がある。大迫力。3:25〜ヤバすぎて目をかっぴらいてしまう。シャウトもしながらこの高音…神がかっている。メタリックなサウンドに乗る哀愁美メロという構図が効く。「X!!!!」って一緒に叫び、ジャンプしたい…!この曲もずっとクライマックスだ…

6.ENDLESS RAIN

散々大爆発した演奏の後に、繊細なピアノの音聞こえてくるの本当にさ…泣。ピアノ&フルオーケストラは強い。YOSHIKIさん、こんな素敵なピアノも弾けるなんて本当に多才。Bメロからバンドインするのも良いな…。「眠りは麻薬」という歌詞良い。メロディ、この世の終わりみたい、泣けるほど美しい。YOSHIKIさんの音楽の軸にクラシックがある影響なのかな。ピアノに寄り添うTAIJIさんの繊細なベースに耳を澄ますと危なすぎる。3:00〜壮大な展開。4:40〜ピアノとハスキーな歌声、ただそれだけが聴こえる空間。天界の出来事みたいな神聖さがある。いつ最後の曲が来ても良いくらいクライマックスを味わっています。

7.紅

イントロ、ストリングス入ってるんだ…!荘厳。ストリングスのメロディがそっと消えて、入ってきたアコギの静けさと哀愁、悲しさが沁みる。TOSHIさんのボーカルも切なくて、ずっと苦しい…。漂う余韻をシンバルの音が吸引して、ギターがギラギラ!!!ザクザク!!ドラム爆発!!!!!YOSHIKIさん華奢なのにこんな力強いドラミング…信じられない。 2:55〜キ、、気持ち良い!!!3:50〜待って、展開が凄すぎる。予想を裏切られ続ける。テクニカル!4:30〜超有名すぎるサビの歌詞のフレーズで、この世の「紅」を全てX JAPANのものにしてしまった。4:50〜え、ちょ、待…YOSHIKIさん……。忘れてるけど、最初ストリングスでしっとり始まっていたんだよな。絡み合うザクザクギターとベースライン、ハァ…。 女性でも高い、あのサビのメロディを歌いあげるTOSHIさんバケモンだよ…どうなってるのよ…

8.XCLAMATION

突然エキゾチックな香り。インド…。「紅」の後にこんな音が聴けるなんて普通思わない。民族楽器みたいな音を出すギター。1:35〜こういうベースの音大ッッ好き!TAIJIさん…。ベースとギターの殴り合いみたいな時間楽しい。カオス。

9.オルガスム

なんか…セクシーな吐息が聞こえる。このドラムは本作最速!?曲の長さも本作最短。ギターのメロディアスさがいつも素敵。TOSHIさんの歌声ヤバい。このスピードに置いていかれないことも、声の高さも改めてヤバい。高速ベースソロ。YOSHIKIさんも狂ったようにドラムを叩き続けていて心配になる。何が起きてるのか基本的にわからない。爆発。サビのツーバス、何だアレは…。とか思ってたら最後本当に爆発してニコニコになった。

10. CELEBRATION

HIDEさん作曲。ギターのギラギラ感、眩しい。歌声の跳ね感、楽しげな感じが愉快。歌詞がファンタジー。稀にポップさもチラつかせてくれるの有難い。「CELEBRATION」のメロディが可愛い。2:44〜あらゆる間奏が隙なく格好良い。3:15〜自分にしか聞こえてない妖精の声かと思った。最初と最後の音が不思議。

11.ROSE OF PAIN

廃墟、屋敷、ゴシック、黒い薔薇。伝説の殺人鬼エリザベス・バートリをテーマにしている曲。退廃的でお耽美だ…。0:55〜このメロディは…!!と思ったら、バッハの「フーガ ト短調」を随所に取り入れているらしい。2:20〜圧倒的歌唱力。ドラムが作り出す、重大そうな空気感が緊張する。オーケストラをバックにスラッシュメタルしてるの良い。展開の抑揚、緩急の付け方が圧巻。5:00〜構成力がヤバい。ピアノのパート、なんてドラマチックなの。これ最後の曲じゃないのどうかしてる。6:25〜全員格好良いパート。7:30〜歌声がもう……褒めることすら野暮に思えてくる。聞いて欲しい。8:00〜邪悪な悪魔の声。ドラムがずっと物凄いスピード叩かれていることのヤバさに向き合ってはならない。人間離れしている。11分を超える大作。

12.UNFINISHED

アカペラ。国歌斉唱みたい。胸に手当てそうになる。ピアノの美しく悲しい音色。弦楽四重奏を取り入れている曲。ずっと気高く上品だな…。2:33〜美しくてハ〜ン…ってなる。3:00〜絶品ピアノ。ずっと絶品ピアノ。こんな美しく悲しい終わり方なんて…敵わないよ…


アルバムジャケットには、Xのキャッチフレーズである「PSYCHEDELIC VIOLENCE CRIME OF VISUAL SHOCK」と書かれてある。

X JAPAN は1982年に結成した日本のロックバンド。
メンバーは仮の名前として「X」と一時的に名付けられたが、YOSHIKIが「X」という文字の意味を調べたところ、Xには「数多くの可能性」という意味があることがわかり、「無限の可能性」=「ジャンルにとらわれない」という意味だとした。
その後、 アメリカに同じ名前のバンドが存在することがわかり、1992年のHEATH加入発表と同じタイミングでX JAPANへと改名した。通称はX。 オリジナルメンバーはYOSHIKI(Dr・ピアノ)、Toshl(Vo)、PATA(G)、HEATH(B)、HIDE(G)、TAIJI(B)、2009年にサポートメンバーだったSUGIZO(G、ヴァイオリン)が正式加入した。

本作は、1989年4月21日にリリースされた X(後のX JAPAN)2作目のメジャーデビューアルバム。本作リリース当時はまだバンド名は「X」。リリースされた初年度で60万枚の売り上げを記録している。

●YOSHIKI(1965年11月20日- )は、日本のミュージシャン、ドラマー、ピアニスト、ソングライター、音楽プロデューサー。


YOSHIKIさんの凄さ(全然片鱗なのかも知れないけど)を思い知ったアルバムでした。

ほとんどの曲をYOSHIKIさんが作っているのが、まずトンデモすぎるし、あの華奢な体で爆速&力強いドラミング…神…そしてピアノまで…

首のコルセットをしていたイメージが強いけど、デビュー当時はあの演奏+激しいヘッドバンギングをしていたのだから、それは確かに色んな症状(頚椎椎間板ヘルニアや神経循環無力症)を発症してしまう。

身体の故障で何度もライブの中止や延期があったり、「次に痛みが出たら車椅子生活になる」と医者から宣告されているみたいなので、本当にお身体をお大事にしてほしいです!日本の宝!!!

他にも、カレーが辛かったり、シャワーが熱かったりで激怒して、リハーサルや撮影をブッチしてしまうYOSHIKIさんのエピソードがあったり…可愛らしさとストイックさとのバランスが面白い。人間性も興味深い。

あと「紅」カラオケで歌ってみたい!!!TOSHIさんのあの高音がいかにヤバいか体感したいです。

Xジャンプで震度3を起こした事件、本当に衝撃的すぎるのでいつかXジャンプもしたいです。みんなでやったら楽しそう…!

ドラムヒーロー編まだ続きます!

次回は Lightning Bolt の『Wonderful Rainbow』を聴いてみた編をお届けする予定です。お楽しみに…!

最後まで読んでくださり、有難うございました。

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