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のれんが彩る古き街並み



日本に帰省してから月日が経ち、海外で過ごした夢のような感覚が

少しずつなくなってきたある時、僕の中でより一層

日本の歴史ある風景を見てみたい気持ちが強くなっていた。

Googleマップで探していると、地元ではあまりみない街並みを見つけた。

しかも、住んでいるところから程よく近い。



休日の早朝そそくさに支度を済ませ、目的地に車を走らせた。

場所は岡山県の真庭市にある、勝山町並み保存地区。

1.勝山町並み保存地区


早朝だったからかまだ人通りは少なく、
鳥のさえずりが響き渡るくらい静かだった。

すっきりした朝日を浴びながらの散歩は、気持ちがいい。

地元の住人たちを見ていると

ゆっくりと動く時間の流れが伝わってくる。


玉雲宮


しばらく歩いていると、神社を見つけた。 
昔から、観光先で神社やお寺を見つけると散策したくなる。

何かを知りたいとか、そういった意味はないけど

その場所にいるときはいつも心が落ち着く。だから好きなんだと思う。



神社をあとにし、歩いていると路地を見つけた。

路地に引き込まれるようにして、先へ進むんでいくと、この街の住人に出会った。

するとお相手の方から「おはようございます。今日は気持ちのいいお天気ですね。」と挨拶をしてくれた。僕は「お散歩日和で気落ちがいいです。」と返事をし
その場から離れたが、この他愛もない会話でも心がポカポカした。




2.町並みの中心部

隣接した建物でも、不思議と風情を感じる。

この街には初めてきたのに、どこか故郷のような懐かしさが蘇ってくる。

街の中心部に人集りができてた。

提示版があったので、見てみると


今日はイベントをやっているではないか。

おそらく、色々なモノづくりの職人たちが集まっている。
一箇所に集まってやられているのではなく、この町全体で開催しているらしい

その中でも気になる体験があった。




ベンガラ染め体験というものだ。

ベンガラ染めは土から取れて土に還る染料です。 水だけで簡単に染められる省エネルギーな染色です。 人と環境に優しく手軽に楽しんで頂けます。 繊維を紫外線による劣化・変色から守ってくれる役割もあります




僕が尋ねた時には終わっていたのだけど、

店員と染めの種類や歴史など、色々とお話ができた。

毎年やられているイベントらしいので、その時までしばらくお預け。



かなり歩き回ったので、お腹がぺこぺこ。

ふらふらと探していると、なんともいい雰囲気漂うカフェを見つけた。


3.カフェ ろまん亭

ろまん亭


中に入っていくと、ダンディな男性の方が出迎えてくれた。

店内のインテリアたちも、空気にマッチングしている。


おすすめのランチを頼み
時間を忘れさせてくれる空間に浸りながら、食事をした。


食後のコーヒーを飲みながら、ゆったりしていた。

ふと時計を見ると、1時間近く経っていた。

僕の中では有意義な時間を過ごせてすごく満足。



それぞれに異なる歴史があり文化があり、
それらを生かしつつ、現代と融合させている。


4.最後に

「いい町だな。」と直感的に思えるのは、
取り組んでいる住人たちの努力が身を結んでいるのだと、僕は思う。


それらを、僕自身の感性で伝えていけたらいいな。






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