ローカル感溢れるパリ・ムフタール通りは穴場が多く、食べ歩きも楽しめる。

パリ・ムフタール通り（Rue Mouffetard）には個人経営のカフェやレストラン、マルシェなどがあり、ローカル感に溢れています。わたしはとくに小さなクレープ屋さんが大好きで、よく通っていました。ムフタール通りはこじんまりしているので歩き回りやすく、観光で地元感を味わいたいときにもおすすめ。今回は、食べ歩きにもぴったりなスイーツ系のお店を厳選して紹介します。

Gelati d'Alberto

Gelati d'Albertoは、好きなフレーバーを花びらのように盛りつけてくれるイタリアンジェラート屋さん。バニラやストロベリー、カシス、モカといった定番のフレーバーだけでなく、モヒートやスミレなど日本では珍しいフレーバーもあります。

Photography by 𝐡𝐢𝐫𝐨𝐤𝐨

わたしはスミレとラムレーズンがお気に入りです（写真左）。次に紹介するAmorinoというイタリアンジェラート屋さんより値段が少し安く、人が並んでいないので穴場として重宝していました。珍しいフレーバーに挑戦してみたいとき、長蛇の列に並ばずにジェラートを食べたいときにもおすすめ。

[Information]
住所：45 rue Mouffetard, 75005 Paris
営業時間：毎日0時〜23時59分
お店の情報（Tripadviser）：https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187147-d1845511-Reviews-Gelati_d_Alberto-Paris_Ile_de_France.html

Amorino

Amorinoは、フランスを中心に展開するイタリアンジェラートの人気チェーン店で、ムフタール通りにもあります。人工香料や着色料を使用せず、放し飼いにした鶏卵を使うなど原材料にこだわっている点が魅力です。どこの店舗でも、基本的に行列ができています。

このお店でもGelati d'Albertoと同様、豊富なフレーバーから自分の好きなフレーバーを組み合わせて、花びらのように盛りつけてもらうことができます。どんな組み合わせにするか考える時間すら楽しい。

Photography by 𝐡𝐢𝐫𝐨𝐤𝐨

写真はスペキュロス、ピスタチオ、チェリーのフレーバーです。スペキュロスとは、シナモンやナツメグなどのスパイスが入ったビスケットのこと。原料にこだわっているだけあり、味が濃厚でミルク感が強く、食べ応えがあります。

[Information]
住所：18 rue Mouffetard, 75005 Paris
営業時間：日曜〜木曜の12時〜24時、金曜〜土曜の12時〜翌1時
公式サイト：https://www.amorino.com/us/shop/paris-mouffetard.9.html

Oroyona

Oroyonaには何度通ったことか分からないほど、お気に入りすぎて、日本から友達が遊びに来る度に連れて行ったクレープ屋さんです。メニュー数は多くなくシンプルで、学生にも良心的な値段に設定されているのが魅力。カジュアルな雰囲気で、２階の壁には古いポスターなどが一面にぎっしり貼られていました。そして、店内がとても狭くて、お客さん同士で会話が生まれやすいのも、このお店ならでは。

ベーシックなメニューは「ガレット（そば粉のクレープ。トッピングはハム、たまご、チーズなどから２つ選択）＋デザートクレープ（トッピングはシュガーバター、もしくはシナモンシュガーバターから選択）＋ドリンク１杯（シードル、ファンタ、コーラなどから選択）」で当時5,85ユーロくらいでした。観光地にあるクレープ屋さんと比べて半分ほどの値段です。でも味は絶品。

Photography by 𝐡𝐢𝐫𝐨𝐤𝐨

写真は、デザートのクレープです。わたしはシナモンが大好きなので、デザートにはいつもシナモンシュガーバターのクレープを選んでいました。じゅわっと広がるバターの感じが堪りません。

お店はテイクアウトも対応しており、学校帰りの子どもたちがテイクアウトでヌテラのクレープを頬張っているのをよく目にしました。おやつに出来立てアツアツのクレープを食べながら帰宅するなんてうらやましい。

[Information]
住所：36 rue Mouffetard, 75005 Paris
営業時間：毎日の11時〜翌2時
お店の情報（Tripadviser）：https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187147-d2715208-Reviews-Creperie_Oroyona-Paris_Ile_de_France.html

この記事は、𝐡𝐢𝐫𝐨𝐤𝐨が訪れた2017年当時の情報をベースに、思い出を振り返りながら書いています。お店を訪れる前には、ご自身で最新の情報をチェックしておくことをおすすめします。あなたがパリで素敵な時間を過ごすお役に立てば幸いです。