𝙎𝘼𝙉𝘼

10代から海外在住のトリリンガル🇯🇵🇺🇸🇲🇽 エッセイ書いています。たまに脚本。毎日デザイン…

𝙎𝘼𝙉𝘼

10代から海外在住のトリリンガル🇯🇵🇺🇸🇲🇽 エッセイ書いています。たまに脚本。毎日デザイン。時々企画。人生楽しんだ者勝ち。 ✍︎ Nice to online meet ya‼️🤝🏻✨

マガジン

  • 🇯🇵日本

    幼少期、学生時代の懐かしエピソードや、 日本へ帰国した歳のポンコツ体験談等。

  • 🍝グルメ

    グルメなものからストリートフードまで。国問わず、レストランや食べ物紹介

  • 🇺🇸アメリカ

    真面目から不真面目までアメリカ在住ならではのストーリー。たまに留学情報。

  • 🤫ヒトリゴト

    アメリカ、日本での話以外の事。 カチンときた話や、つまらない話。時にはタブーなトピックも。私の独り言だと思って聞き流して欲しい記事。

最近の記事

  • 固定された記事

痛いの痛いの飛んでけよ、早く

あの、プラシーボ効果の代表と致しまして、「痛いの痛いの飛んでいけ!」という、とんでもなくパワーを秘めた魔法の言葉ってのが日本にはありまして。 膝から血を流して泣き叫ぶ子供を見ると親御さん達はすかさず魔法使いになり、いざとなったらコレ!的な最後の砦を吐きながら、膝から誰かしらターゲットに痛みを「移す」訳ですが、、、 移された方はイテテテテ!!! とオーバーリアクションで子供を笑いへと持っていく小芝居を打たなければならないという、少々面倒臭くもあり、これぞ愛情と言いたくもなる

    • 10冊のキングダムを前にして128ページ目あたりで行ったり来たりしている話

      まず、10冊のキングダムを前にして1巻目の128ページ目あたりで行ったり来たりしている事は幼馴染のタカノには内緒だ。 なぜならばキングダムをすすめてきた張本人がソイツだからだ。 前々からゴリ押しされているのは気が付いていて、なんとなく知らないフリをかましていた。 で、本日もキングダム熱をゴーゴー言わせながら語り散らかしているタカノの横で、キングダム熱風に2時間弱さらされ続けた私は、その間も結構頑張って心頭滅却していた訳ですが、今回ばかりは滅却に及ばず、遂に先程、熱にのまれて

      • ギャル、なぜアメリカへ

        男の子みたいな髪型をした7歳の私をシャッターの光が大きく飲み込むと、間も無くしてそれが世界へ渡れる旅券に載り手元へやってきた。 初めてのパスポートは青かった。 韓国行きの飛行機の中で前列のシートの隙間から男の子が顔を覗かせ、私はその子と友達になろうとちょっかいを出したが、日本人ではない事に気がついたのはそう遅くはなかった。男の子の母親が同じ隙間から私を覗き、会釈する姿はまるで日本人そのものなのに、話している言語は全くの別物。 数時間飛行機に乗ればそこには日本とは違う「世

        • 一座布団入魂

          人生初のお葬式だった。 夜中の電話で飛び起きて、受話器を置いた後も母は母親を見事にやり遂げた。 「どうする?一緒にくる?」 小3の甘ったれに、こんな馬鹿デカい祖父母宅で留守番する勇気などあるはずも無い。 「いく」 眠たい目を擦りながらも事の重大さに気がついていた私は、モタモタしていると置いて行かれると悟っていたので力の限りサッサとした。 夜中の病院はまるで戦慄迷宮。 今でこそホテルの様な病室で、幽霊とはまるで無縁の病院が多いが、当時は昭和の悪い部分のみを色濃く残し

        • 固定された記事

        痛いの痛いの飛んでけよ、早く

        マガジン

        • 🇯🇵日本
          7本
        • 🍝グルメ
          4本
        • 🇺🇸アメリカ
          9本
        • 🤫ヒトリゴト
          2本

        記事

          アホー巻き。

          どうも。 亀を助けるどころか見殺しにした事のある浦島タロ子こと、サナです。 助けたところで、竜宮城より牛宮城かなー今は。 だって、助けた亀に連れられて〜♪って、いや、ポップに言うけどさ、海で足つかないとこギリギリで海水浴楽しむような奴が急に亀の背中に乗って深海へと連れ去られるって大分怖いよ。 お礼とかいいです、ってなるよ。 あと、あれね、水中で恐る恐る鼻から息する勇気。 息出来なかったら終わるからね。 マジで魔法かなんかしっかり掛けといてもらわないと。 しかも、ほら、私

          アホー巻き。

          カルビ、 宙を舞う。

          父の親友が経営する焼肉屋は、ローカルでは名の知れた貴重なブランド牛が出てくる店で、ユッケのユの字も知らなかった小学生の私のベロに革命を起こした場所でもあった。 「騙されたと思って食ってみろ」 この言葉には微小だが私の好奇心に魔法をかける力があり、疑わしい物も一口だけは口に入れてみようという勇気をくれる。 扇の様な林檎のスライスを半分下敷きに、黄金に輝く黄身を担いだ赤い生肉。ユッケという名前が可愛いくもあり、少し怖くもある。 小学生にして恐る恐る口に入れたユッケ。 これ

          カルビ、 宙を舞う。

          ラブ イズ オーバー

          この間、仲良くしてる韓国人のオッサンがね、車でね、 「この歌ピューティポォーだよ」 つって、流れてきた曲が中島美嘉の雪の華だったからね、 おーーーー!! いーじゃん、いーじゃん!!!つって、 曲に入ったら口ずさもうと思って、イントロから雰囲気作りながらそろそろ終わるかなーくらいに思いっきり息吸って、 「のびたカゲを〜〜」つったら まさかの韓国語だった。 えっ? 新喜劇の師匠たちがステーンとズッコケて、茶の間と客席はドッカンドッカン弾けてるはずなんだけど、私的にはハ

          ラブ イズ オーバー

          野良犬と私

          小学校への道のりは地獄だった。 私の家は田舎町の中でも、比較的都会と呼ばれる方に位置していたにも関わらず、縦長の学校区内にギリギリ、インしていた為、毎朝学校まで過酷な上り坂と戦う羽目になった。「インッ」って、旗持ったジャッジを恨みたいくらい。まぁ、誰が自宅をインしたのか知らないけども。 片道35分、体感2時間。小学生の私は頑張った。身長が縮む程重いランドセルを背負って山越え、谷越え小学校へ向かう姿はまるで孫悟空。 小三頃になれば小さめのカメハメ波くらい出てもおかしくないくら

          野良犬と私

          上履きのシンデレラ

          いやぁ、いいね、実に良い。 今日は街で制服デートしてる高校生をみかけて、 くぅぅ〜、青春だねぇぇ っつってもう少しでおばちゃんお小遣い渡しちゃうとこだったよ。 これでポン・デ・リング食べといでって。 古いか。 今は、あれか、スタバか。 それも古いか。 いやぁしかし 制服っていいよね。 制服なんてもぅ何十年も着てないなぁ。 職場も私服だし。 まず、楽でいーよね。 楽なのにシュッとするし。 どんなダメ人間でも化けるよね。 一応私にもかつて結構有名なデザイナーズセーラ

          上履きのシンデレラ

          3時の唐揚げ

          みんなさ、寝れない時ってどうしてる? 友達に同じ質問したら 「音楽聞いてる、小川の音とか」 つったから、 へーーーー!!! と思って流してみたの。 小川の音を。 Youtubeのアプリを開いて、CM始まって。 ゆーっくり目を閉じて待ってた。 どんなもんかと。 チュンチュンと小鳥がさえずり、まるで大自然の中で寝そべって居るようだ。 チョロチョロチョロチョロチョロチョロチョロチョロチョロチョロチョロチョロチョロチョロ と小川も流れる。 まるで野ションの音を聞

          3時の唐揚げ

          食ってみ飛ぶぞ!これが噂の西海岸ハンバーガー IN-N-OUTだっ!!

          IN-N-OUTなんて読む?これよく聞かれるんです。 その度に ”インネンナウトゥ” って言うんですけど、言い切る前に笑いながら、 因縁? とか言われちゃうんですよ。 違うって知ってるくせに、まったく。 とにかく -N- 部分が謎なんでしょ? これは、単なるANDを省略したもの。 ネイティブは「アンド」なんて言わないので 「エンドゥ」「エン」...「N」ってわけ。 IN-N-OUTの意味は?出たり入ったり。 創業者である新婚のハリー&エスター・スナイダ

          食ってみ飛ぶぞ!これが噂の西海岸ハンバーガー IN-N-OUTだっ!!

          目には目を、イルカにはイヌを!

          忘れもしない。 日本人、イルカ食べるんでしょ? の一言に、 そーなの!?!? と聞き返した大学の授業中。 またまたぁー 知らないフリとかしちゃってぇ みたいな疑いの顔して、 リアリー? とか言ってきた。 や、超リアリーだよ。 イルカでしょ? そもそも食えんの? ってレベルだよ? そーいや、レトルトのご当地カレーにありそうだけど、まぁあんなもんカレーに浸かればカレー味だしなぁ... 考え込んでた私に彼女は言った。 「日本人て残酷だね」 原爆落としといてよくゆーよ。

          目には目を、イルカにはイヌを!

          母がついた嘘

          小学校三年生にもなると、お手伝いを覚え ''小さいお母さん '' を演じるのが楽しかった時期があった。 「こぼさないように!」 「へいへい、すぃませんねぇ、お母さん」 いつも自分が言われている事をいっちょ前に父に注意し、父もそれを面白がった。 当時のマイブームといえば、家中の水回りを掃除する事。隅々まで綺麗にしてから最後にお風呂場の壁を一気に流すと淡い色の付いた水がサーッとタイルを伝って排水溝まで競争する。 私の心の汚れも一緒に流れていくような気がして流す瞬間が快感だ

          母がついた嘘

          カップ派の冒険

          この歳になって気がついた事がある。 私の嫌いな事。 嫌いな事は沢山有るけれど、 この間友達と人気のジェラート屋に行った時、その場で上位に繰り上がった '' 嫌な事リスト''が1つある。 私がアイスを頼む時はコーンでは無くカップと決めている。 カップの方がメリットがあるという事よりも、コーンのデメリットの方が大きく上回るからだ。 そもそも安いコーンは金魚すくいのポイっぽくて貧乏臭い。折角の美味しいアイスが貧乏臭いのだ。 上のアイスを食べ終わり、そのままのミルキーな味で

          カップ派の冒険

          思いたったが仏滅

          良く母に 「計画してからやりなさい」 って言われてきたんですけど、その度に、 「思い立ったが吉日」 って言葉があんじゃねぇかっ!!って自分を信じて来たのね。まぁ、たまーにマグレで吉日で終わる日もあるんだけど、大体母の言うとおりになりますわな、 「計画すりゃ良かったかも」 と。 でね、もーね、一旦信じたらそう簡単には曲げられないのが私ってもんで、繰り返しちゃうわけ。 学ばないわけ。学ぶ気すらないわけ。 むしろ、あたしが、吉日にしてやらぁ!!つってハチマキねじっちゃう位の

          思いたったが仏滅

          語学学校初日に面食らった話

          何とも言えない顔してるでしょ、この画像。 今日は語学学校初日に私がこんな感じの顔になった話をします。 いやはや、私のホストマザーはとんでもない人でして。留学当日からメンタル崩壊していた訳なんですけど、、、 気になる方はこちらをはじめにどうぞ 学校に行くバスの乗り方も、いくらかかるかさえも教えてもらえず、留学前はホストファミリーが全てケアしてくれるから!なんて調子のいい事を留学エージェントから言われて、すっかり、安心だわぁ〜!なんて思ってたら完全なる嘘っぱちだったんです

          語学学校初日に面食らった話