また今回も、短い時間を設定して、そのタイムリミットの間に文章を作り終えるという遊びを友人たちとやった。その記録を残す。
文章題
答えは最後。
掌編戯曲
【解説】
「二人の間に微妙な緊張感が流れる戯曲」というのがテーマ。
戯曲なので心情表現を入れず、さらにできるだけ簡素な表現で、緊張感をどうやって伝えるかに挑戦した。
が、あんまり一度読んだだけでは分かりにくく、上手くいっていないかもしれない。もう少し会話を増やしたほうが良かったかもしれない。
三島由紀夫は『文章読本』の中で、小説と戯曲の違いについて述べ、後者においては、会話が話の細かな設定を説明する役割を持っていると強調する。そして劇を進めるために、その会話は現在と過去の二つの意味を同時に持つと指摘している。
これを書きつつ思ったが、舞台設定の「飲み会終盤」や「みんなが帰って二人だけ残っている」といった部分も、会話で表現すべきであった。劇で設定できるのは、「ある家のリビングで、ちゃぶ台に食べ終わった食器がいくつも並び、缶やびんがあちこちに置かれている」といった視覚的な部分のみだ。
架空校歌
最後は校歌の作詞である。次の実在する小学校について、架空の校歌をでっち上げた。
「鹿田」→「仕方ない」の連想から、「諦め肝心」という言葉が出てきた。
最初は「諦め肝心 仕方ない 鹿田っ子」というふうに書いていたが、「しかた」は繰り返さなくても良いと考えて削った。
それに繋がるフレーズとして、「前進め」をふと思いつき、当てはめてみるとうまく行った。
ここまでで「諦め肝心 鹿田っ子 前進め」のラインが完成した。
そのあとは、Wikipediaで鹿田のあたりの著名な山や川などを調べて入れていった。しかし鹿田町の項目はあまり書いてなかったので、岡山市北区のページで探した。
すると、清水白桃や半田山、吉備穴海、白鳥湖などが出てきた。
それらの名前を、七五調で入れていって、ところどころ韻を踏んだり対句?っぽくしながら作っていった。
【補足】
本記事のカバー画像はStable Diffusionで出力したもの。
執筆することと、タイムリミットの焦燥感をうまく表せたものが生まれた。映画のワンシーンみたいで気に入っている。
設定は以下の通り。
promptはこちらを参考にさせていただいた。
最初の文章題の答え
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「腹切り」
これは分かりやすかったと思う。