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カヌレに惹きつけられる

 私がカヌレというお菓子を知ったのは、もう何年も前で、その頃はこの地方では見かけませんでした。どんな食感なんだろう、味はどんなふうだろうと気になったのです。異国への憧れ、未知のものへの興味。
 それで、やっと食べたのが昨年で、その時点で1、2のお菓子屋さんで見つけられるといった程度でした。

 それが、そのあたりから、ラインナップに加えるお店、以前からあったらしいけれど知らなかったお店、ニューオープンのお店などで、けっこう見かけるようになりました。カヌレ、ブームなんですか?

 職場の近くに小さなカフェがオープンしていました。SNSをチェックすると、数席のイートインとテイクアウトも対応しているというカフェでした。焼き菓子の中にあったカヌレを見逃しません。

 先日、姉と両親とランチをとる約束があって、ちょっとぶりだったし、姉はカヌレが好きです。お誕生日に一緒に食べたカヌレを喜んでくれたのが嬉しかった私は、姉への手みやげと自分の好奇心を満たすためにこの新しいカフェでカヌレとクッキーを買いました。

 ランチは、ちょっといいものを食べました。家族というのは色々とあるもので、仲良く過ごせたり、そうできなかったり、そういうものごとがいくつかあって、久しぶりに顔を合わせて一緒に過ごした時間でした。たのしかった。
 それぞれが帰るときに、母と姉(このふたりは一緒に住んでいます)にカヌレを手渡しました。姉からは、ポテトチップス。私もまだ食べたことのないお店のカヌレ、おいしいといいなあ。

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カヌレ/e.m.e(長崎市出島町)

 ここのお店のカヌレは、おいしかったです。少し表面を焼き直して、かりっとさせて食べました。バニラの風味が強く、ラム酒はほのかに香る程度、甘みがしっかりとしていました。母も姉もおいしかったと喜んでくれました。よかった。

 胃袋がどんどんへなちょこになっています。気もちはあるのに食べられないのは悲しい~。こんなふうに小さくて満足度の高いお菓子がうれしい今日このごろです。


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