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ガレット・デ・ロワというお菓子

 有名な、フランスのお菓子ですよね。雑誌でも見るし、いろんな方のブログ記事だったり、WEBメディアなどでも盛り上がっています。公現祭という主の公現を記念するお祝いのお菓子です(カトリックにおいては)。

 日本でも国民権(?)を持ったかのような盛り上がりなのに、私の町では見られません。特別「フランス菓子」の看板を掲げてはいない、普段使いのケーキ屋さんで売られているものをごくたまに見かけますが、なんとなく味に期待できないので、手を出す気にはなりません。

 これまで食べたのは一度きり。「層になった食べ物」が大好きな姉が、自分の誕生日用に自分で手配したもののおすそ分けです。それは姉が好きなフランス料理店がこの時期(1月)にのみ作るガレット・デ・ロワでした。

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 評判の料理店だけあって、おいしかったです。また食べたいと年末が近づくたびに情報収集をしますが、この料理店の他においしそうなガレット・デ・ロワを見つけられません。有名店のお取り寄せも考えますが、ひとりだと多すぎるし(なかなかのカロリー)、張り合いがないなどとぐずぐずした上に、諦めることになります。

 今年もそうやって諦めかけたとき、上述の料理店系列のお店のSNSの中でガレット・デ・ロワを見つけました。ワインバーらしいのですが、このような社会情勢のため営業形態と時間を少し変えているようです。SNSの投稿をみると、テイクアウトでお惣菜や焼き菓子、焼き立てのパンなどを販売しています。コメントには「ガレット・デ・ロワは1月限定です」とありました。

 姉の好きなお菓子で彼女の誕生日祝いをしようと考えました。

 お誕生日当日の午後にお誕生日会の約束を取りつけました。母の誕生日も近いので、ふたりのお祝いをするためケーキの手配は私が請け負います。母はガレット・デ・ロワのような焼き菓子よりも、果物ののった生クリームのものが好きです。母がまだ食べたことのないパティスリーで買うことにしました。

 ガレット・デ・ロワも無事に購入でき、いいお祝いができました。この記事上の写真が今年食べることができたガレット・デ・ロワです。

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 バターたっぷり香ばしいかおり、サクサクサクサクのパイ生地、贅沢なアーモンドクリーム。おいしい。姉も喜んでくれました。

 それからこのお菓子もわが町では見られません。「カヌレ」です。偶然にも両方のお店に出ていたので、それぞれ購入しました。大きい方(ワインバー)のものの方が、甘さが控えめでバニラの風味がよく好みでした。パティスリーの方もおいしい。

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 こちらは母のケーキ。イチゴののったケーキはやっぱりわくわくするものですね。おいしいと言って喜んでくれました。

 ガレット・デ・ロワが選びきれないほどある大きな街がうらやましい、とすぐに考えますが、そんなにあったら体重もお財布も大変です。田舎でよかった、ということにしておきます。



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