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夢は引っ越ししたい

オヤジは車椅子生活にならないか、不安になっているみたいだった。移植前に、若い先生から色んなお話しを聞いていたみたいだ。

その先生が言うには、
「身体がキツすぎて退院するときに車椅子で退院する人もいた」と言っていたそうだ。

そんなことがあったのでオヤジは
「家を引っ越ししたい」と母親に言っていたみたいだ。
階段が上がれなかったら怖いみたいだ。

裕福な家庭ではない。家はシンプルアパート5階建ての5。
あとは想像におまかせする。

母親は以前からアパート暮らしが気に食わないみたいで、家探しをよくしていたことがあった。結局のところ今いるところが便利がいいし納得いく家がなかったので、断念していた。なので母親的にはオヤジの発言は嬉しかったかもしれない。

しかし母親は引っ越しを実現するために、物を減らそう、断捨離をしようという気はないみたいだ。

相変わらず、物を買うのが好きだ。
物に囲まれていないといけない性格なのかもしれない。
また、物を買うことでストレスを発散しているのだろう。

変わろうとしている気はあるみたいだが、気があるだけで変わることはないと思う。

先日オヤジは無菌室のために外に出ることはない。
ところが先日どうしても部屋からでないといけないことがあったみたいで、部屋の外に出たみたい。

しかも歩いて。一人で。

母親が荷物も預けに言った際に、そのお話しを看護師さんから聞いたみたいで、母親は驚いていた。

食欲もなく点滴生活だったので、母親の想像では歩けないと思っていたみたいだ。しかし、歩けたみたい。
残念ながら母親の夢だった引っ越しは、もうすでになくなったかもしれない。

やけ食い。
だから最近はやたらとアイス食べてるのか。


母親のおそらく念願だった、オートロック付きのマンション。しかもコンシェルジュサービス付き。
一億円以上で売買されるマンション、億ション

それか一戸建て。大きな庭に犬と猫。インスタグラムを初めて、猫と犬を載せて幸せ満載の写真を載せようと思っていたかもしれない。これらはあくまでも想像だが。(笑)

その計画は中止になりそうです。
そもそも、そんなお金はない。

現場から以上です。

読んでいただいて誠にありがとうございました。




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