御鈴

指す将順位戦の自戦記を主に書いてます

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  • 第5期指す将順位戦

    5期順位戦の自戦記です

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True End ?

「あっ」 と思ったときには遅かった。ゴンッと鈍い音。 先程までの微睡みはなくなり、またやってしまったと落としたスマホを見て溜め息をついてしまう。 本体に大きな傷が入り、修理に出すと決めてから一層扱いが雑になっていた所、もう何度目かになってしまう行為に、ふて寝しそうなのを堪えて、手を伸ばす。 どれくらい寝ていたのだろうか、何気なしに時間を確認しようとしたが、画面が写らない。 微かに掌から熱さが伝わる一方、何をしても一向に変わる気配がなく、焦りが募る。落ち所が悪かったのだろう

    • 推しのこけしを語る

      皆さん、「こけし」と聞いて何を浮かべますでしょうか? かつて自分は、こけしといえば上記のイメージをしておりました。今では地域等によって、胴体の形、顔の絵が変わるんだなという気付きはありますが、どちらかというと、古いイメージをもっており、あまり興味がないものでした。 しかし、一つのこけしを見たことでその認識は大きく変わりました。 ・小袖 初めて見たときは可愛い木の置物だなとしか思わなかったものの、ふと調べて見ると創作こけしと呼ばれるものと判明し、こけしと言えば先程のイメ

      • 第5期順位戦 総括と感想

        まず、今回も企画運営に携わって頂いた皆さん、対局・感想戦をしていただいた皆さんに感謝します。ありがとうございました。 今期は □ 後後先先後先先先後後後 自 居居振振居振居居居居居 □ ●●○○○●●○●○○ 相 居居振振振居居振振居居 と、6勝5敗と勝ち越すことができました。 どのような将棋であったかは、暇な時に過去の自戦記をご覧ください。 今期は6勝しましたが、実質負けだなと思う内容がありましたので、●が多くあっても不思議ではありませんでした。 前期の総括でも

        • 指す将最終戦

          最終戦梅球さん戦、勝てば勝ち越し、負ければ負けこしと、勝ち越しをしたい手前なんとか勝ちたいと思っておりました。 しかし実際に観戦した二局ぐらいしか梅球さんの棋譜情報が取れず、後は他の人の感想ツイートで中飛車もやるのかーぐらいの印象でした。 観戦した二局は相居飛車の将棋だったので、それを焦点に作戦を考えた結果、袖飛車穴熊を採用しようと考えました。 とはいっても、三、四間が来ても相振りにできるような展開も残して駒組を進めました。 雁木の形が見えたので、いきなりは攻めてはこ

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        • 第5期指す将順位戦
          12本

        記事

          指す将十回戦

          おふろさん戦、居飛車党な印象を受けて、今期居飛車に対して勝ちをあげれていなかったので何を採用するか迷いました。 矢倉な動きだったので、右四間に方針を定めました。 角を大きく転換させて成れれば儲けものと思ったのですが大甘でした。棒銀を炸裂されてしまい、角銀交換から、崩されに入られました こういったところで3四に補修をかけず、違った手を指す所が我慢がない所で、そこから決め手級の手があったので反省しないといけない形でした。 入城していない&先の歩を打ってないせいで4三角成が

          指す将十回戦

          指す将九回戦

          相手はまついさんでして、棋譜からは振り飛車党の方だと思い、対抗系か相振飛車のどちらかにするか直前まで迷い、指し慣れた対抗系と決めました。 居飛車でも振飛車でも初手角道開けるのは充分ありますが対抗系(居飛車)と決めうちしてましたので、飛車先の歩をつきました。対する相手は三間飛車となり、対抗系の幕が切って落とされました。 自分は左美濃右四間を採用し、一方でまついさんは四間に転換し高美濃と、持久戦模様の勝負となりました。最初、午後10時開始でしたので、翌日に響かないよう早く終わ

          指す将九回戦

          指す将八回戦

          指す将八回戦、ぺるそなおさん戦は、対中飛車となりました。 Twitterのプロフィール欄に振り飛車、主に中飛車とありましたので、中飛車になったのは想定内でした。 対戦までに何を採用するかが自分の課題でして、今回採用したのが袖飛車もどきの戦型にしました。 45の地点を得ようと逆棒銀で狙いを決めましたが、44銀で飛車か桂がとらえられてしまうので、攻めとしては失敗する形になるのでよくありませんでした。(#) このまま中飛車の主張を通されると陣形的に不利と思い、歩でちょっかい

          指す将八回戦

          指す将七回戦

          七回戦、うしちゃん戦は相掛り系の将棋になりました。 歩を確保して攻める展開だろうと、取れそうな所からちょっかいをかけようとしまして、30手目角道が塞がれたので取りにいこうと動きました。 △8六歩▲同歩△同飛車▲8七歩△7六飛車と 飛車交換の催促をされて、交換しました。 そこまで玉形が固いとは言えないので、駒の打ち合い勝負だろうと、大駒は交換しました。43手目、読みとかそういうものはなく、感覚的に3四銀と進めましたがこれがよくない手でした。 2四飛車とされて、銀に紐を

          指す将七回戦

          ヨットにハマった話

          子供の時に将棋やオセロを遊んだことはありましたが自分が卓上ゲームに本格的にハマったきっかけはDSの世界のアソビ大全からでした。 特に花札(こいこい)は友人に薦めて、バックギャモンは年に一回はリアルでもやるようになりました。 Nintendo Switchでも、アソビ大全が出ることを知り、早一ヶ月 ヨットにハマりましたサイコロを5つ使ってポーカーみたく役を作っていくゲームでして、12セット使い、1セット3回まで振り直すことができ、出た目をキープしたりキープから外すことがで

          ヨットにハマった話

          指す将六回戦

          指す将六回戦、ゆーすさん戦は、こちらの変則振り飛車に右四間になりました。予定外の展開が続いた将棋になりました。 相手が右四間と察したので、自分にはあの形からは飛車を振るしかないかなと思いました。その前から右四間の兆候はありまして、雁木調に組むのも一局だったと思いますが、雁木は履修してなかったので、飛車を振りました。対局前は相居飛車の将棋にしたいかなと思いはありましたが、掌をかえして振りました。 飛車角銀桂馬の攻めは受けきれないと思いまして、角道を止めに、飛車を転回し、4四

          指す将六回戦

          指す将五回戦

          五回戦、よきさん戦は対中飛車となりました。過去の棋譜を確認しましたところ、よく中飛車を指されていましたので大方予想通りの展開となりました。 中飛車にされたのを確認してから中央を守るため厚みをつくる感覚で駒組を進めていきました。壁角を解消しつつ、焦点の5五の地点を破られないよう角を引きました ▲6六角と上がって来ましたので、 △8六歩▲同歩△同飛車▲8七歩△8五飛車 と相手の手薄な八筋を狙いを定め進めていきました。 角交換して、飛車叩けば銀金両取りができて、厳しいと思

          指す将五回戦

          指す将四回戦

          katsukiさん戦は、こちらの四間飛車に対し、三間飛車と局面は違うものの、2局続けての相振飛車になりました。 自分も振飛車に対し、相振飛車にすることはありますが、今回対抗形を検討してましたので当初の予想が外れた結果となりました。 お互いの狙いは共通して玉頭攻めで、相手の方が早く攻めに入られました。 手成りで進めてしまい、相手の攻めに対して悪い玉形にしてしまいました。更に、相手が理想の攻めの連携をされ序盤からリードを取られてしまいました。 ▲6六飛△2二角▲6七銀△2

          指す将四回戦

          指す将三回戦

          三回戦、naopさん戦、こちらの四間飛車に対し中飛車と相振り飛車になりました。相手の意気込みで振る的な言葉があったので、自分が振れば相振り飛車の可能性が高いと思ってました。そこまで練ったわけではないですが、とりあえず端突かないなら突くぞ的な気持ちで圧力をかけていきました。 駒組が進み、中央の歩の交換が入り、飛車を引かれまして、美濃に組まれていきましたが、中央の飛車の効きが遮断されて、攻めるならこの局面と思い、端攻めを仕掛けていきました。 ▲ 9四歩△ 同歩▲ 7四銀△7三

          指す将三回戦

          指す将二回戦

          二回戦、デメテルさん戦は角交換の将棋になりました。 可能性としては、角道開ければ6割位なるかなという思いではありましたが、実戦では数ヶ月ぶりに指すことになりました。 どっちに玉を移動させるか迷いつつ駒組が進みまして、相手が右四間で受からなさそうと思い駒組を変えていきましたが感触としてはよくなかったです。玉を動かそうにも銀交換で将来的に銀のかち割が嫌だと思い、先に飛車を移動しましたが角の狙いにされてしまいました。 馬を作られて玉付近で戦いが起こりそうで、しんどい局面が続き

          指す将二回戦

          指す将一回戦

          一回戦おちりすさん戦、居飛車で行こうぐらいの気持ちで望みまして、右四間対雁木右四間になりました。 不利進行と自覚しながらも5五銀が魅力というか興味があり、36手目△5五銀にしましたが時間をかけたわりには不発に終わりました。▲4五銀が痛くないなら攻めとしては悪くないかなと思い、指しましたが実戦は▲同銀△同角▲5六銀打△4六角▲4七金△1三角▲1五歩と端を破られてしまいました。個人的には先手の金の位置も悪いので、悲観してはいなかったですが、単純に36手目6五歩から攻めるのか王道

          指す将一回戦