指す将一回戦

一回戦おちりすさん戦、居飛車で行こうぐらいの気持ちで望みまして、右四間対雁木右四間になりました。

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不利進行と自覚しながらも5五銀が魅力というか興味があり、36手目△5五銀にしましたが時間をかけたわりには不発に終わりました。▲4五銀が痛くないなら攻めとしては悪くないかなと思い、指しましたが実戦は▲同銀△同角▲5六銀打△4六角▲4七金△1三角▲1五歩と端を破られてしまいました。個人的には先手の金の位置も悪いので、悲観してはいなかったですが、単純に36手目6五歩から攻めるのか王道でしたね。

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端を破られ形も悪形なのでいろんな所を注意して指しているうちに攻めが悠長になってしまい、そんなこんなで作戦負けをしてしまい、分が悪いと思いながら耐えていた、80手目、△6四飛車が▲7九角△同金で、角金交換で先手をとってどうにか誤魔化せそうと思ってましたが、▲3七角成が凄い手でした。以下△同歩▲6六歩打△5六歩打▲同歩と先手先手をとられてしまい、相手玉が固く、取っ掛かりがない上、こちらは心もとない陣形で自分は大差がついたと思っていました。

しかし、どうやらそうではなく、本譜5七角打のところを4五銀がまだまだこれからの将棋になるようで、自ら大差にしてしまいました。冷静に考えれば角と金桂の二枚換えなので悲観することはなかったです。金取られて飛車に当たって逃げるのはいつまでたっても自分の時代が来ないと思いましたがどうやら、そんなことはないようでした。

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85手目▲同歩から△5七角打▲6五歩△4五銀▲同金△6五飛車▲5五金▲同角と陣形的に攻めるしかないと思ったのですが手厚く受けられて不発に終わりました。▲6五歩のあと、飛車逃げても一局でしょうが、角打ったからには引くに引けない状況でした。あとここから一分将棋でそこは追えなかったです。

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まだまだいい勝負にできた手があったことが何手かあり、全て外してしまうのは力ない証拠で、そもそも一度も後手指しやすい局面にできなかったのは前回の反省を活かせていませんでした。

どうにかできたかもしれないってわかるのが一番悔しいですね。

5五銀の先を観たくて厳しい戦いにはなりましたが、その手自体ではなく、その後の対応が悪かったのと、やはり5七角打はセンスがなかったです。切るか成るかすれば打った意味がありますが盤上に残してしまい、無意味にしてしまいました。

おちりすさん、対局ありがとうございました。

次のデメテルさん戦、頑張ります。