言葉の重みと思い込み。
髪を切った。20センチ以上切ったかな。
最近、もやもやしつづけていたこともあり、気分変えたいな〜と思ってネットでヘアカタログなぞを見ていたけれども、パーマをかけるか?切るか?いろいろ悩んで2週間が過ぎ、決めきれないまま美容院予約。
さいきん気に入っているのはヘッドスパ。頭を日常的に使っているので頭がめちゃくちゃ凝っている。
思いっきりやってくれ!と言って頭をぐいぐいもみほぐされながら、「気分変えたいな〜と思って色々見てたけど、もはやしたい髪型もない。これが年ってことかな。」と20代(おそらく)スタイリストにぼやく。
担当してくれているスタイリストと髪型について話していたときに、ショートにするかと聞かれて「まぁ、似合えばね…」と曖昧に答えていたら「似合うか似合わないかの話なんですけどね」と切り出された話はこうだ。
20年前からつきあいのあるお客さんがいて、もともと同期が担当していたんだけど、途中から自分が引き継いだ。
ずっと赤系のヘアカラーをしていて、アッシュ系似合うと思うよと言っても、頑なに拒んでいた理由が、前にアッシュ系のカラーにしたときに、もともと担当していたスタイリストが「似合わないね」と言った一言が原因だったらしい。
その一言が20年以上、彼女の意思決定に関わっているのだ。
「言葉の重みについて考えちゃいましたよね〜」
と。
美容師やってる友だちたちは、だいたい自分でカットした髪見ながら「うんうん。いいね!似合うね!いいね!」ってカメラマンばりにアゲコメントを言う人が多いけど、似合わないねって言っちゃうのってなかなかすごい。
わたしがカラーコーディネーターの資格持ってるって話をすると、パーソナルカラー診断をやってくれと言われることが時々あって、診断はやってないから「似合う色はこういう感じだよ」という話をすることがある。
ラッキカラーを聞かれて、九星気学でそれを導き出すことはできるのだけど、パーソナルカラーでもラッキーカラーでも、それを話すことでその人のファッションの可能性を制限してしまうのではないかと思ったりすることがある。
だから、着たい色があったら着ていいんだよと伝える。取り入れ方のアドバイス込みで。
日常的な会話だったとしても、何かを言葉にすることの重みをわかっておかねばならないよね。
「似合うか似合わないかなんですけどね、例え色味が肌色に合わなかったとしても、洋服のカラーで変化つけたりできるじゃないですか。だから、その一言で似合わないって思い込んじゃうのってすごくもったいないって思うんですよ。だからね。ショート、いいじゃないですか。いいなって思う髪型見つかったら切っちゃえば。」
おっしゃるとおり。
わたしは思い込みがないという思い込みがあったかもしれぬ。
と思った。あとね、いろいろと年のせいにしはじめていることに気づいた。
若いスタイリストの子が「俺は常にやりたい髪型があるんすよ!次はどうしてやろうかって思ってて」と言うのを聞きながら「昔はわたしもそうだったかも〜」なんて言って。
「ここ、リセットボタンって言うんすよ。あと、ここは色んなもんが良くなるツボです」
ヘッドスパのときに、リセットボタンと色んなもんが良くなるツボを押してもらったので、わたしはリセットされたのだ!
こんな日常の気づきもこれから書いていこうと思っているよ。
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じゃ、まったねん。
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