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声楽の話

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記事一覧

2023年3月26日(日)和歌山でコンサートを開催します

チケットのご購入はこちら
https://t.livepocket.jp/e/trio0326

この度和歌山でトリオコンサートを開催いたします。「フランス音楽の世界」をテーマに、神戸フォーレ協会所属の3人が甘美で魅力的な音楽を数多くお届けします。ご来場お待ちしております!

Je veux vivre 声楽とピアノのトリオコンサート 私は夢に生きたい

声楽とピアノでお届けする フランス音楽の世

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≪カルメン≫「ハバネラ」を和歌山弁で対訳してみる

この前twitterで「安珍・清姫伝説」がバズってたのを見ました。
和歌山の女は一回好きになった相手に対して情熱的で、相手がどうなろうと追いかけまわす県民性らしいです。こわいですねぇ

私は今カルメンのアリアを勉強しています。
オペラを勉強する時、一度母国語で演じる練習をしなさい、という事を色々な先生が仰ります。とくに自分の方言、お国言葉で喋ってみるのが一番良いとのこと。
カルメンは清姫のように一

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フォーレ「月の光」メモ

フォーレ Clair de lune「月の光」の譜読みをしています。
フォーレやドビュッシー、フランス人作曲家がこぞって曲を書くポール・ヴェルレーヌの詩。ヴェルレーヌの神秘的な詩に魅せられて調べてみたら本人の生涯は過激エピソードだらけでした。文学人ってどうして…

ヴェルレーヌは1844年生まれですが、彼が出版した詩集「艶なる宴」は、ロココ時代の画家アントワーヌ・ヴァトー(1684-1721)の絵

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10/29(土)演奏会のお知らせ(うたとリュートの昼下がり)

10月29日(土)15:00〜、新大阪ちかくの「大願寺」(JR東淀川駅徒歩約5分、大阪メトロ東三国駅徒歩約8分)にて、有田亜希子さんとリュートの小出智子さんと演奏会をいたします。

ソプラノの有田あきちゃんは10年来のパートナー!特に古楽とボイストレーニング(あと合気道とか仏教とか色々)に造詣が深く、一緒にコンサート行ったりボイトレを教えてもらったりしております。お互い合唱人でもあるのでデュエット

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手を動かしながら歌う事は補助輪を付けながら自転車に乗ることに似ているので、ストライダー的な練習方法を模索している

GWはずっと次男(年中)の自転車練習に付き合っていました。修行の成果あって広い場所ではなんとか乗れるようになってきました。もうちょっとで公道デビューできそうです。

周りも、年中さんで自転車を乗り回している子、結構多いです。私が子供の時は1年生までに乗れるようになりたい!というのがひとつの目安だった気がします。

最近は、自転車に乗れるようになる年齢が低年齢化しているらしいです。ストライダーの普及

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声帯を薄く使いながら支えを使う

最近になってやっとやっと「アッポッジョって、これのこと?」を考えるようになりました。最近歌っていて感じるのは、横隔膜の側面を文鎮でおさえてるみたいな感覚、もしくは横隔膜の後ろ側に500mlのペットボトルがぶら下がっている感覚です。肺を広げること、横隔膜を下げること自体にはそこまで力がいらないイメージです。

じゃあ何に体力を使うかというと、呼気と共に身体がへちょらないようにすると、空気は抜けてるの

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え?歌う時ってささやき声でいいんじゃない?

ここ最近
①身体の使い方
②声帯の使い方
③響き
に要素を分割して練習していますが、②について新たな発見がありました。

表題の通り、え?声帯って、ちょっとしか使わなくていいんですか!?という気づきです。

今日は声帯を薄く使う事を意識して練習していました。そしたら声が飛んでいく!(ただし①が不十分だと全然飛んでいかない)。

これは日常生活に置き換えると、ささやき声程度です。普段の「早よ起きなぁ

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「息を吐く」vs「息を吐かない」

支えが足りないなぁと感じる今日この頃です。

どの先生のレッスンを受けても、支えが足りない!とアドバイスを受けます。肋骨の中側から反発するような力が足りない気がします。この粘り気みたいなのを手に入れたいです。

支えに関してはどのレッスンでも感覚は一致しているのですが、息の操作に関しては先生によって仰る事はバラバラです。

「息を吐きなさい!」だったり「息を吐きすぎないで!喋る時以上の呼気は必要な

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今日の練習。ペンギン(裏声)

2020.9.28
今日は天気が良くていい気分。土日は実家でリフレッシュできたし、冷蔵庫に食料が入ってるから買い物に行かなくて良い。
銀行に記帳がてら三男を自転車に乗せてお散歩に行って、適当なお昼ご飯を食べさせた後、13時頃から練習を始めることができた。

最近の課題は
①息を吸った時のポジションを保ったまま歌えるようになること
②喋り声から発声の位置を外さないこと。とにかく①が難しい。

②の喋

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しゃべる練習とe母音難しい話

最近はしゃべる練習と体の使い方を分けて練習しています。いっぺんにしようとするも、声門の力を抜くと丹田がふにゃふにゃに、身体のエネルギーを大きくしようとすると喉に力が入った声になってしまい、あっちを立てればこっちが立たずみたいになってしまうので、別々に練習しようと思います。最終的に統合して歌えるようになりたい。

歌おうと思った時のe母音が最近鬼門で、どうやっても上手く歌えません。声が拡散してしまう

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練習日誌をnoteで公開してみる

育児に追われて全然練習できない。練習する時間はあるはずなのに、上手く集中できない。そんな毎日で自己肯定感がどん底なので、練習日誌を公開してみる事にしました。そもそもほぼワンオペで保育園にも入れていないので声楽活動を続けるのは無理ゲーなのかもしれませんが、色々足掻いてみようと思います。

将来の夢は、留学する事と、旅芸人になる事と、人から歌の仕事を依頼してもらえるくらい魅力的な歌手になることです。が

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留学するのが手段ではなく目的になっている話

ここ数年、自分が何をしたいのかわからなくて悶々としていました。ルネサンスが好き?その割にはCDを買い漁ったりしてる訳でもない。バロックが好き?その割にはDVDを(略)。唯一、生のオペラや演奏会を聴きに行くのは大好きだったけれど、子供を産んでからそれも叶わず、コロナ禍で更に叶わず、興味関心のアンテナが錆びついてしまった感じがします。

でもしがない主婦をしながら心の底でくすぶってるのは「いつか留学し

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自由な声を手に入れるための練習

「ご職業は?」

と聞かれた時に、ついつい「ええっと…主婦しながら歌の勉強したり、ボイトレ教室したりしてます…ごにょごにょ」と濁してしまいます。

「歌手です!」と自信を持って答えられるようになりたいです。

ではこの自信のなさはどこから来てるのかというと、「自分の声があまり好きではない」この一言に尽きます。発声に問題を抱えているのです。

なんというか、自分の声を「生っぽい声」と表現する事が多い

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