「息を吐く」vs「息を吐かない」

支えが足りないなぁと感じる今日この頃です。

どの先生のレッスンを受けても、支えが足りない!とアドバイスを受けます。肋骨の中側から反発するような力が足りない気がします。この粘り気みたいなのを手に入れたいです。

支えに関してはどのレッスンでも感覚は一致しているのですが、息の操作に関しては先生によって仰る事はバラバラです。

「息を吐きなさい!」だったり「息を吐きすぎないで!喋る時以上の呼気は必要ない」だったり。

これは何ぞや…と悩んでいた時に友人の有田あきちゃんのつぶやきを目にしました。

ほうほう!なるほど!

先生のおっしゃる「息を吐く」は、多分「支え」が足りないという意味なのでしょう。全力で息を吐こうとしたら、肋骨がしぼんで横隔膜がふにゃっと上がってくるのを阻止すべく、逆向きの力がかかります。息を吐いているはずなのに肋骨が開いて横隔膜が下がる感覚です。

でも何も考えずに全力で息を吐きながら歌うと、声帯が強く閉鎖して硬くなるか、逆にスカスカの声になってしまい、クラシックが求める音質とは異なってしまう。

「喋る時以上に声を出さない」「息を吐きすぎない」というのは、声帯の状態を薄く保つという意味なのです。


まとめ

「息を吐く」…呼気圧が不足している状態

「息を吐かない」…声帯が固い状態(私の場合)


「息を吐き」つつ、「息を吐かない」。身体の支えに関する練習と発声に関する練習がごっちゃにならないように、それぞれ分割して取り組もうと思います。


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